定期刊行物
ヤノ・レポート
昭和37年の創刊以来、住宅・建材・不動産ビジネス、紙パルプ・化学分野を中心に幅広い視点と深い分析で、各分野の最新状況をレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約80ページ
- 商品形態:冊子・オンライン
- 発刊頻度:月2回発刊(年22回)
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販売価格(1ヵ年):
冊子 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
冊子+オンライン 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
オンライン 88,000円(税込) 本体価格 80,000円 - 定期刊行物 ヤノ・レポート オンライン購読 サンプル資料はこちら
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最新号
ヤノ・レポート 2012年5月10日号
●●● トピックス ●●●
紙・パルプ
●印刷用紙の海外市場開拓の行方 輸入紙の攻勢をバネにグローバル企業への脱皮急ぐ
~震災と円高の影響で2011年の輸出は大幅減、巻き返しなるか~
インターネット広告の拡大や各種情報メディアのWeb化、ユーザーのコスト削減、人口減などの構造的な要因を背景に、印刷用紙の国内需要は2008年9月のリーマン・ショックを機に大きく縮小したままの状況が続いている。
2011年は東日本大震災の影響もあり、チラシなどの広告出稿量が年前半に苦戦したが、その後は持ち直しを見せ、なかでも塗工印刷用紙は前年を僅かながら上回る結果となった。しかし、出版不況の影響を受けやすい非塗工印刷用紙は依然としてマイナスを続けており、国内需要は下げ止まったとは言えない状況にある。
国内需要の低迷と反比例して、輸入紙は為替が1ドル100円を大きく割り込むようになった2009年以降拡大基調にある。特に震災の影響で国内製紙メーカーの供給体制に不安の生じた2011年は、歴史的な円高や国内紙の価格修正も加わり、大きく拡大した。なかでも塗工印刷用紙の輸入量は過去最高を更新した。
以上のように、国内需要の低迷と、円高を背景とする輸入紙の拡大に伴い、国内製紙メーカーの出荷量は厳しさを増している。
国内製紙メーカーがとるべき選択肢は主に2つある。ひとつは、高付加価値化とコストダウンによる収益力の強化および輸入紙対策等、国内市場への対応である。もうひとつは、内需依存から脱し、新たな成長エンジンを海外市場に求める道である。国内市場にとどまっていては規模の縮小が避けられない以上、後者の重みが日増しに増している。2007年後半以降、国内で稼働した4台の大型塗工紙生産設備(合計生産能力約134万t)は、品質およびコスト競争力の向上はもちろん、海外に打って出ることで飽和状態に陥った国内市場の閉塞感を打破する役割を期待されたものである。
ただ、震災の影響で2011年の輸出は大きく落ち込んでおり、これまで築いてきた輸出拡大の流れに今後どう影響を与えるかが注目される。
住宅・建材
●大規模修繕工事市場の動向
~魅力的なマーケットであるがゆえに競争も激化~
建築基準法改正、金融市場における信用収縮等を背景に、多くのデベロッパーが倒産。新築マーケットのプレイヤー数の減少とともに新築分譲マンション供給戸数が減少し、建設業者・設計事務所にとって今後安定的に伸びる分野は集合住宅の大規模修繕工事市場くらいである。集合住宅の中でも分譲マンションの大規模修繕工事市場は賃貸マンションと違い資金がプールされているためリスクの少ない魅力的なマーケットである。また、消費税増税による駆け込み需要という追い風も吹く。消費税増税時期については、まだ決定したわけではないが2014年からが有力とみられる。また、その数年後に再増税も検討されている。
そのため、2012年、2013年及び再増税前には駆け込み需要が期待できる。建設業界は現在、東日本大震災の影響を受けた被災地の復旧・復興需要で慢性的な人手不足となっているが、それが一段落した後には、駆け込み需要を狙ってくることが予想されるため、短・中期的に市場は拡大することが予想される。ただ、長期的にみると、参入事業者数の増加および価格競争の激化から事業者の淘汰が進むと考えられる。
●●● 内容目次 ●●●
紙・パルプ
【特別連載】
●印刷用紙の海外市場開拓の行方①
輸入紙の攻勢をバネにグローバル企業への脱皮急ぐ
~震災と円高の影響で2011年の輸出は大幅減、巻き返しなるか~ (2~8ページ)
2011年輸出は中質コート紙中心に大幅減、拡大基調を維持できるか
現地ニーズを見極めて世界市場を開拓
【注目市場動向】
●構造的減少要因が強まる新聞用紙・新聞業界の動向
~㊦製紙メーカー、新聞社動向~ (9~25ページ)
【製紙メーカー動向】日本製紙、王子製紙、大王製紙
【新聞社動向】読売新聞社、朝日新聞社、日本経済新聞社
住宅・建材
【注目企業分析】
●戸建事業での都市圏強化、地域特性商品企画、環境配慮型商品展開により
国内シェア拡大を進める「大和ハウス工業」の動向 (26~45ページ)
【注目市場動向】
●2012年の住宅リフォーム市場見通し本格的な成長軌道への勝負の1年 (46~51ページ)
図.住宅リフォーム市場の市場規模の推移
図.市場の四半期ベースの推移(市場規模)
図.市場の四半期ベースの推移(前年同期比)
図.住宅リフォーム市場の短期予測
提言1:中古住宅+リフォームの可能性 ~「仲介×リフォーム×ファイナンス」+「相談窓口の一本化」が市場拡大に不可欠~
提言2:次世代に向けた住宅リフォーム投資の活性化が市場成長のカギとなる
●大規模修繕工事市場の動向
~魅力的なマーケットであるがゆえに競争も激化~ (52~58ページ)
大規模修繕工事市場の概況
大規模修繕工事参入事業者
施工会社決定経緯
今後の動向
図.工事部位別 共用部修繕工事市場規模
図.共用部修繕工事市場規模 工事部位別内訳
表.管理会社の大規模修繕工事に対する取組
表.管理会社の共用部修繕工事売上高等の状況
表.改修工事専門施工会社売上高等の状況
その他
【業界リサーチ】
●サービスロボット市場の将来性 ~Part1:総論、生活分野編~ (59~82ページ)
需要分野毎参入メーカー動向(生活分野、業務用清掃ロボット、家庭用掃除ロボット、コミュニケーションロボット、多目的ロボット、教育・研究開発用ロボット、移動支援ロボット(モビリティロボット))
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