定期刊行物

ヤノ・レポート

ヤノ・レポート

昭和37年の創刊以来、住宅・建材・不動産ビジネス、紙パルプ・化学分野を中心に幅広い視点と深い分析で、各分野の最新状況をレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約80ページ
  • 商品形態:冊子・オンライン
  • 発刊頻度:月2回発刊(年22回)
  • 販売価格(1ヵ年):
    冊子 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
    冊子+オンライン 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
    オンライン 88,000円(税込) 本体価格 80,000円
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最新号

ヤノ・レポート 2016年5月25日号

 トピックス 

住宅・建材
照明市場の動向

近年の一般照明用途の国内照明総市場規模推移をみると、2008年あたりまでは僅かな増減を繰り返しながらも、市場は安定的な推移を示していた。当時の照明市場においては、ランプのリプレース需要が一定規模を占めており、新設建築動向が低調であっても、新設需要の縮小をリプレース需要の拡大が補完するため、市場は比較的安定していた。

しかしながら2009年は、“リーマン・ショック”による急激な経済の落ち込みにより新設需要が大きく縮小し、総市場としても前年から5.1%の減少と、照明市場にとっては比較的大きな変動がみられた。ただ、その翌年2010年には、省エネ法の改正に伴う事業所および商業施設における高効率照明への切り替え、景気対策に伴う公共事業の増加における高効率照明への切り替えにより、LED照明をはじめとする高効率照明の需要が拡大し、回復に転じた。

そして2011年以降、市場はこれまでに見られなかった大きな伸びを示すこととなる。2011年3月に発生した東日本大震災によって原子力発電所の安全性への懸念が高まり、全国の原子力発電所が稼動停止されることとなった。そのため、電力需給の逼迫に対する懸念が高まり、オフィスや商業施設・店舗の事業所はもとより、一般家庭についても省エネ・節電の需要が急速に高まった。建築物におけるエネルギー消費の大きな用途には空調と照明があげられるが、空調に比して、比較的手軽に省エネを図れるということもあり、照明の高効率化が積極的に取り組まれ、高効率型照明、特にLED照明への需要が飛躍的に拡大した。

LED照明の需要拡大に牽引され照明総市場は大きく拡大し、特に2011年および2012年においては、前年から2ケタ増という大きな伸びを示した。長寿命化によるリプレース需要の縮小、LED照明器具へのシフト等によってランプ需要は、2013年以降減少に転じているが、LED照明器具の需要拡大がそれを補完し、照明総市場としては、依然として増加基調で推移した。しかしながら、2011年および2012年の需要の伸びがあまりに大きかったため、その後の増加率は鈍化しており、2014年および2015年は微増ペースでの推移にとどまっている状況にある。

 内容目次 

住宅・建材

【注目企業分析】
●「住友林業 住宅事業本部」の動向 (2~21ページ)
  ~中期経営計画策定。環境変化先取り、グローバル収益拡大、木の資産価値
    向上により、2018年度売上高1兆1,700億円、経常利益550億円目指す~

表.住友林業の業績推移(連結)
表.住友林業の住宅事業における業績推移(個別)
図.住友林業の部門別(個別)売上構成
表.住友林業の新商品投入状況(2015年度)
表.住友林業(連結)人員構成
表.平均一棟あたり単価・坪数の推移(受注・完工)
表.建替比率・工期・営業関連(人員・拠点・展示場数)の推移
表.注文住宅地域別受注比率(棟数ベース)
表.住友林業 住宅事業本部の資材調達状況
図.住友林業の事業系統図
図.住友林業組織図(2016年4月1日現在)
図.住友林業 支店図(2016年4月1日現在)

【注目市場動向】
●照明市場の動向 (22~28ページ)
  ~②総市場およびLEDメーカーシェア・光源別シェア~


・国内照明総市場の市場規模推移
・国内照明総市場におけるメーカー別シェア
・国内照明総市場における光源別シェア
・国内照明器具市場における建物用途別市場シェア

図表.照明総市場の市場規模におけるメーカー別シェア(金額ベース)
図表.LED照明市場(照明器具+ランプ)の市場規模におけるメーカー別シェア(金額ベース)
図表.照明総市場の市場規模における光源別シェア
図表.照明器具市場の建物用途別市場シェア

紙・パルプ、印刷、化学

【注目市場動向】
●<注目カテゴリ別のデジタル印刷市場の分析③>
  オフィスコンビニの市場動向 (29~41ページ)
  ~市場は大競争時代の真っただ中、サービス多角化へ向けた動きも~

図.オフィスコンビニ総市場の概況図
図表.オフィスコンビニ(BCVS)に関する市場規模推移
表.オフィスコンビニ事業者の【狭義】BCVS・印刷売上高と店舗状況一覧
図.オフィスコンビニを取り巻く市場環境
表.オフィスコンビニ(BCVS)有力企業での営業構成
表.各社の1店舗当たりのデジタル印刷売上高
図.印刷・同関連業の事業所数(2013年)
図.民営事業所数(2012年)
図.オフィスコンビニ事業者の地域別店舗数(2015年秋時点)
表.主要オフィスコンビニ事業者 店舗数および特徴
表.主要オフィスコンビニ事業者 地区別出店状況 2015年秋現在

●紙パルプ注目品種シリーズ③
  インクジェット用紙 (42~56ページ)
  ~国内市場が伸び悩む中、トップ三菱製紙は海外戦略を強化~

図.インクジェット用紙 国内市場規模推移(各年度上期平均)
表.印画紙ベース 世界市場主要メーカー別出荷量・シェア
表.インクジェット用紙 主要メーカーの月間出荷量内訳(上期平均)

【特別連載】
●バイオプラスチック市場の動向③
  ネイチャーワークス (57~67ページ)
  ~原油相場急落で成長に陰りも、2018年に第2プラント建設へ~

図.ネイチャーワークス ポリ乳酸設備の増設計画
図.ポリ乳酸(米国品)年別輸入量推移
図.ポリ乳酸(米国品)国内輸入価格 月別推移(CIF価格)
図.ポリ乳酸(米国品)月別輸入量推移(2012年1月~2016年3月)
図.国内原油価格 月別推移(CIF価格)