定期刊行物

ヤノ・レポート

ヤノ・レポート

昭和37年の創刊以来、住宅・建材・不動産ビジネス、紙パルプ・化学分野を中心に幅広い視点と深い分析で、各分野の最新状況をレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約80ページ
  • 商品形態:冊子・オンライン
  • 発刊頻度:月2回発刊(年22回)
  • 販売価格(1ヵ年):
    冊子 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
    冊子+オンライン 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
    オンライン 88,000円(税込) 本体価格 80,000円
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最新号

ヤノ・レポート 2018年3月10日号

 トピックス 

住宅・建材
マンション管理事業者の動向

<市場見通し>
新築分譲マンションの大量供給時代の再来はなく、人口減少、少子高齢化といった構造的な問題により新規供給戸数の先細りが見込まれるものの、新築分譲マンションが供給され続ける限り、マンション管理市場は拡大する。また、工事業務についても、年によって修繕周期による工事件数の増減はあるものの、大規模修繕工事適齢期を迎えるマンションストック数の増加により工事市場も拡大する。そのため、管理と工事を合わせたマンション管理市場全体は中長期的にも成長していくであろう。

一方、大手事業者によるM&Aが行われる中、大手事業者による市場集中度が高まっている。管理組合財産や個人情報の取扱いなどコンプライアンスの問題、多様化する管理組合のニーズや管理会社に求められるサービスレベルの高まりに応えることができないような管理会社≒中小管理会社の淘汰が起こることが予想される。特に、独立系中小管理会社の経営層は高齢化しており、事業承継の問題も含めて淘汰・再編が継続し、大手事業者の集中度は中長期的に高まっていくことが考えられる。

市場全体の見通しは上述したとおりであるが、一方で管理員や清掃員、(技術系)社員等の人件費などが上昇する一方、管理組合からの管理委託費低減圧力は継続している。また、大規模修繕工事については安定的なマーケットであるが故に厳しい受注環境が継続するなど、事業を取り巻く環境は厳しい。

そのような厳しい事業環境において、新築/リプレイス受託、既存管理物件の流出防止、工事受注/その他成長戦略オプションにより、如何に成長を果たしていくか、が課題となる。

 内容目次  

紙・パルプ

【特別連載】
●紙パルプメーカーの研究開発部門まとめ
 蓄積技術の発展こそ紙パ業界の前途を照らす (2~11ページ)

 ~大型事業の創出には、シーズ型開発による新たな価値創造が求められる~

1)新規事業の創出
 〝バイオマス資源の活用〟がキーワード、CNFを大型事業に育てられるか
  1.CNF事業
  2.バイオリファイナリー事業
2)新規機能性材料の開発
  日本「ミネルパ」、三菱「CNT」など、特徴ある新材料で幅広い用途へ展開
3)異業種への新規参入
  既存技術を発展させ、水処理分野や医療機器分野に進出
  ①水処理分野②医療機器分野
4)新規技術・新規付加価値製品の実用化
  王子は甘草の短期栽培技術を確立、日本は差し替え式紙パックを開発
  開発リスクと企業体力のバランスが、各社のテーマ選択に影響

表.王子グループ イノベーション推進本部概要
表.日本製紙 研究開発本部概要
表.三菱製紙 研究開発体制 概要
表.北越紀州製紙 技術開発本部概要
表.中越パルプ工業 開発本部概要
表.大王製紙 紙パルプ分野 研究開発体制 概要

<製紙メーカーの物流戦略③>
●三菱製紙 (12~20ページ)
 ~代理店と一体となった効率化の一方、他メーカーとの協業に踏み込めるか~


輸出比率上昇や在庫量の減少に伴い、2017年度製品物流費は2.7%減少へ
首都圏倉庫は5ヵ所に集約、定額制から従量制へのシフトも進む
直納比率は八戸約45%、高砂約37%、営業と連携して一段と高水準目指す
王子HDとの資本業務提携が実現すれば、製紙メーカー同士の協業につながる期待
八戸工場:臨海立地を活かし、海上輸送の効率的な活用に努める
高砂工場:元地在庫が拡大傾向、構内の保管能力を増強して対処

表.三菱製紙 製品物流費推移
表.三菱製紙 首都圏倉庫概要
表.三菱製紙 工場別対製品売上高物流費比率(製品物流費/売上高)
表.三菱製紙 工場別仕向け地別比率(2017年度上期実績)
表.三菱製紙 全国向け 工場別輸送手段(2017年度上期実績)
表.三菱製紙 首都圏向け 工場別輸送手段(2017年度上期実績)
図.三菱製紙 首都圏向け、工場別輸送経路(代表例)
表.三菱製紙 工場別協力会社

【注目市場動向】
●紙パルプ注目品種シリーズ③
 ファンシーペーパー (21~42ページ)
 ~市場はピークの2/3水準、近年は底バイの微減傾向が続く~


8年連続の4万t割れ 高級印刷用紙も息切れ
出版分野は苦戦が続く 紙器向け比率がアップ
高級印刷用紙も一巡化の方向 エコ対応は森林認証へシフト
竹尾・平和紙業が市場をリード 市場のプロモートが課題
メーカー動向(特種東海製紙、ダイオーペーパープロダクツ、王子エフテックス、北越紀州製紙、リンテック、)

図.ファンシーペーパー 出荷量推移
表.ファンシーペーパー 主要メーカー別出荷数量(月間)
表.ファンシーペーパー主要 メーカー別構成概要(月間)
表.2017年の新製品投入状況
表.ファンシーペーパーのメーカー別主要銘柄概況(2017年度)

住宅・建材

【注目市場動向】
●「複合フローリング」市場の動向 (43~70ページ)
 ~新設着工床面積が増加し出荷は好調
  中長期的にはシニア市場や非住宅市場への普及・浸透が課題~


2016年度出荷量は前年比4.3%増の6,000万㎡
メーカー動向(大建工業、永大産業、朝日ウッドテック、パナソニック エコソリューションズ社、ノダ、ウッドワン、住友林業クレスト)

表.新設住宅着工戸数と複合フローリング出荷量推移
表.主要複合フローリングのメーカー別売上高・販売量
図.複合フローリングの主要メーカーシェア

【業界リサーチ】
●マンション管理事業者の動向 (71~77ページ)
~共用部修繕工事市場の動向/今後の市場見通し~


共用部修繕工事市場規模
今後の課題及び成長戦略、市場見通し

図.工事別位別 共用部修繕工事市場規模
図.2016年 管理費市場規模 VS 共用部修繕工事市場規模
図.管理費市場規模と共用部修繕工事市場規模推移
表.今後の市場見通し及び現状の課題

●賃貸仲介店舗数調査 (78~80ページ)
~主要9事業者2018年2月1日時点~


賃貸住宅仲介業 店舗数に関する調査
主要9事業者 賃貸仲介店舗数調査
FC店舗 増加傾向で推移

表.主要9事業者の賃貸仲介店舗数(2018年2月1日時点)