定期刊行物
ヤノ・レポート
昭和37年の創刊以来、住宅・建材・不動産ビジネス、紙パルプ・化学分野を中心に幅広い視点と深い分析で、各分野の最新状況をレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約80ページ
- 商品形態:冊子・オンライン
- 発刊頻度:月2回発刊(年22回)
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販売価格(1ヵ年):
冊子 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
冊子+オンライン 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
オンライン 88,000円(税込) 本体価格 80,000円 - 定期刊行物 ヤノ・レポート オンライン購読 サンプル資料はこちら
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最新号
ヤノ・レポート 2017年11月25日号
トピックス
住宅・建材
住宅リノベーション市場の展望と戦略
リノベーション業界の新しい動き
リノベーションとリフォームは混同されやすい言葉である。どちらも住宅に手を加える点では同じであるが、厳密にはその目的の部分で次のような違いがある。
「リフォーム」は老朽化した建物を建築当初の性能に戻すことを指し、元に戻すための修復の意味合いが強い。古くなったキッチンを新しいものに変えることや、汚れた壁紙を張り替えるなどの小規模な工事は、一般的にはリフォームに分類される。
一方、「リノベーション」は修復だけでなく、用途や機能を変更して性能を向上させたり価値を高めたりする行為も含むため、より良く作り替えるという目的が含まれている。工事の規模も、間取りの変更を伴うような大規模なものを指すことが多い。
さらに、「リノリース」というのは空室の賃貸物件をリノベーションし、家主の家賃収入を保証すると謳っているビジネスモデルである。空室物件の背景を調査・考慮したうえで、どのような部屋を提供するかを見極めて再生(リノベーション)を行う。空室物件は再生を行った不動産(仲介)業者が管理し、保障期間後に入居者を確保できなかったとしても家主に一定金額を支払うシステムとなっており、家主は収入を確実に確保できる。リノベーションにかかった費用は修繕費として計上されるため、節税対策になる。再生後はきめ細かな営業活動により、入居者の確保と賃貸収入を確実に行うとしている。
リノベーション住宅は戸建住宅のリノベーションと、マンションなど集合住宅のリノベーションに大きく分けられる。さらに、自分で中古住宅を購入してからリノベーションを行う場合と、あらかじめリノベーション工事が済んだ物件を購入する場合とがある。
通常自分でリノベーションをする際には、リフォーム会社や設計事務所、不動産会社、金融機関など複数の会社に依頼する必要があり負担が大きい。ただ近年では、ワンストップでリノベーションのサービスを提供する業者も増えている。
このワンストップサービスにおいては、リフォーム会社や不動産会社、金融機関などの窓口をひとつに統一することができ、負担を軽減することができる。さらに、独自ローンの適応などが行える場合もある。
内容目次
住宅・建材
【注目市場動向】
●家庭用蓄電システム市場の動向 (2~12ページ)
~2015年度に補助金制度終了し、FITの2019年問題への対応が進む~
主要メーカーの動向(京セラ株式会社、エリーパワー株式会社、パナソニック株式会社、ニチコン株式会社、オムロン株式会社、シャープ株式会社)
図表.家庭用蓄電システムの市場規模推移
図.大手ハウスメーカー各社における蓄電システム販売状況(新築戸建住宅のみ)
●洗面化粧台市場の動向 (13~17ページ)
~2016年度は前年度比1.6%増の183万台~
表.洗面化粧台出荷台数
表.洗面化粧台リフォーム割合
表.間口寸法別出荷台数
図.洗面化粧台メーカーシェア
表.洗面化粧台出荷動向
【業界リサーチ】
●住宅リノベーション市場の展望と戦略 (18~38ページ)
1.リノベーション業界の市場構造
(1)リノベーション業界の新しい動き
・細分化するリノベーション市場
・リノベーション業者の特徴
(2)様々なリノベーションビジネス
(3)戸建て・マンションの再生販売
(4)中古住宅買取再販の市場構造
・再販型と請負型リノベーションの比較
・買い取り業者の特徴
・リノベーションマンションの選択方法
(5)付加価値仲介の動向
(6)ゲストハウスへのリノベーション
2.参入企業の動向と事業戦略
(1)中古住宅市場のビジネスモデル
(2)主要参入企業の事業概要
(3)新規参入企業の動向
表.自分で中古住宅と購入してリノベーションを行う場合のメリットとデメリット
表.リノベーション市場の細分化
表.大手企業と地場工務店の特徴
表.買い取り業者が敬遠する物件
表.リノベーションマンションの選択方法
表.各社の付加価値仲介
表.中古住宅再生販売事業の参入企業概要
紙・パルプ
【特別連載】
●紙パルプメーカーの研究開発部門④
中越パルプ工業・研究開発部門 (39~43ページ)
~2017年6月CNF量産化設備が稼働、事業化に向けて体制を強化~
図.中越パルプ工業 研究開発体制
表.中越パルプ工業 本社開発本部開発部の業務内容
【業界リサーチ】
●段ボール市場の地区別動向②
中部地区 (44~61ページ)
~需要構造背景に独立系段メーカーが存在感示す~
・円安環境が定着するなか2016年、2017年 共に全国平均並みの伸び率をキープ
・大手段ボールメーカーに対抗し独立系段ボールメーカーが活躍
・ダイナパック ~海外で成長戦略を展開、国内は新規事業と差別化戦略推進~
2016年度は増収増益を達成 2017年度は大幅な増収を見込む
段ボールシートはグループで国内7工場体制、生産性向上に注力
パルプモールドは海外中心に堅調に推移
ベトナム・ハイフォンでシート生産スタート 東南アジア中心に海外事業の拡大図る
・東海紙器 ~レンゴーグループの有力企業、独自性発揮し高収益体質を維持~
付加価値拡大、生産性向上に断続的取組み レンゴーグループでトップクラスの高収益を確保
生産体制は2事業部、6工場、7分工場生産効率向上策を経常的に実施
積極的な新規採用を継続 従業員の若返りを推進
・中津川包装工業 ~段ボールメーカーとは一線を隔した取組みで高付加価値戦略を推進~
「木箱から段ボールへ」をテーマに物流のトータルメリットを提案
ナビパレット出荷好調を背景に各工場で増産体制を強化
「R&Rナビパレット」「HBナビパレット」等、新しい商材の拡大にも挑戦
新規顧客拡大で営業エリア拡大 関東での拠点立ち上げも視野に
表.ダイナパック 連結業績推移
図.ダイナパック 子会社再編と段ボール生産拠点
表.ダイナパック 2016年度事業所別シーツ月産量
表.東海紙器 生産体制概要
表.東海紙器 工場別段ボール月産量
表.中津川包装工業2017年3月期業績