第1章 ソリューション市場
ソリューション市場
2024年、RFIDソリューションのWW市場は1兆6,431億円
毎年10%以上の成長が今後も継続すると予測
(図・表)RFIDソリューションのWW市場規模推移(金額:2023年実績-2027年予測)
(図・表)RFIDソリューションの国内市場規模推移(金額:2023年実績-2027年予測)
(図)RFIDソリューションのWW市場規模の構成比(2024年)
(図)RFIDソリューションの国内市場規模の構成比(2024年)
国内では人手不足がますます深刻になりRFIDは幅広い業界で不可欠な存在へ
一方投資余力が厳しい事業者もあり、費用対効果+αでの提案が重要に
中長期的にはAIの発展に伴うRFIDの活用拡大にも期待
第2章 ICタグ市場
1.国内ICタグの出荷量推移
2024年におけるICタグは数量ベースで約27.5億個、金額ベースでは約331億円規模へ
(図・表)ICタグの国内市場規模推移(金額:2023年実績-2027年予測)
(図・表)ICタグの国内市場規模推移(数量:2023年実績-2027年予測)
2024年は金額ベースでUHF帯タグが全体の85.6%、HF帯タグが14.4%を占める
(図)ICタグの国内市場の周波数別の構成比(金額:2024年)
(図)ICタグの国内市場の周波数別の構成比(数量:2024年)
(表)ICタグの種類別 国内市場規模推移(金額:2023年実績-2027年予測)
(表)ICタグの種類別 国内市場規模推移(数量:2023年実績-2027年予測)
2.ICタグの価格動向
2024年における国内のUHF帯汎用ICタグの価格は約12円
技術の進歩の限界や輸入物価の上昇を背景に、今後の下落は見込めず
中国メーカーのICタグの最終消費地が海外になると1桁後半、中国内に限定されると4円台
(図)2022年から2024年にかけてのICタグの国内価格の変動要因
3.国内ICタグのマーケットシェア
2024年のトップシェアはテンタックで20.7%
次いでナクシスが17.2%、Avery Dennison Smartracが12.2%
(図)ICタグの国内市場のベンダーシェア(金額:2024年)
4.タグの利用動向
2024年グローバル市場は、アパレルを主体とする流通・小売分野が
最大規模の5,088億円で全体の59.3%、次いで運輸・物流が1,000億円で11.7%
(表)ICタグのWW分野別市場規模推移(金額:2023年実績-2027年予測)
(表)ICタグの国内分野別市場規模推移(金額:2023年実績-2027年予測)
これまで導入の動きが鈍かった医療関連や製造業などでもRFIDの導入が本格化
(表)ICタグのWW分野別市場規模推移(数量:2023年実績-2027年予測)
(表)ICタグの国内分野別市場規模推移(数量:2023年実績-2027年予測)
(1)流通・小売関連市場
人手不足が深刻化する中、アパレルにおけるRFID普及は店舗従業員が原動力の1つに
非アパレル系は良品計画やWalmartが先頭に立ってRFID導入を進める
(図)流通・小売分野向けICタグのWW市場規模(金額:2023年実績-2027年予測)
(図)流通・小売分野向けICタグの国内市場規模(金額:2023年実績-2027年予測)
(2)医療関連市場
医療従事者の「医療行為以外の労働」の可能な限りの削減がグローバルでのトレンド
その手段としてRFIDの活用も拡大し、2027年のWW市場は金額ベースで約1,745億円規模へ
(図)RFIDを活用して共同院外倉庫、共同配送を実現したSPD業務のイメージ
(図)医療分野向けICタグのWW市場規模(金額:2023年実績-2027年予測)
(図)医療分野向けICタグの国内市場規模(金額:2023年実績-2027年予測)
(3)製造業関連市場
「インダストリー4.0」や「デジタルトランスフォーメーション化」を追い風に導入拡大
用途としては工程管理の割合が年々増加
(図)製造分野向けICタグのWW市場規模(金額:2023年実績-2027年予測)
(図)製造分野向けICタグの国内市場規模(金額:2023年実績-2027年予測)
(4)運輸・物流関連市場
国内とグローバルで見込める費用対効果に大きな差が存在
グローバルでは高成長を継続するも、国内においては目先では緩やかな成長に留まる
(図)物流分野向けICタグのWW市場規模(金額:2023年実績-2027年予測)
(図)物流分野向けICタグの国内市場規模(金額:2023年実績-2027年予測)
(5)図書館関連市場
今後も毎年安定的に右肩上がりの成長が継続
一方、大型の新設図書館があれば予測を大きく上回る年が発生する可能性も
(図)図書館分野向けICタグのWW市場規模(金額:2023年実績-2027年予測)
(図)図書館分野向けICタグの国内市場規模(金額:2023年実績-2027年予測)
(6)その他市場
レンタル、航空分野で近年大きな動向の変化があり、今後の拡大にも注目
第3章 ハードウェア市場
1.リーダー・ライターの市場概要
2.リーダー・ライターの市場規模
2024年は金額ベースで約102億6,700万円
アパレルの他に製造業や医療分野などでの採用も増え、今後も拡大傾向
(図・表)RFIDタグ用リーダー・ライターの国内市場規模推移
(金額:2023年実績-2027年予測)
(図・表)RFIDタグ用リーダー・ライターの国内市場規模推移
(数量:2023年実績-2027年予測)
UHF帯タグ用リーダー・ライターの構成比が大きく伸長
2027年には同製品の構成比が35.2%に増加する見通し
(図)RFID用リーダー・ライターの国内市場の周波数別構成比(金額:2024年)
(図)RFID用リーダー・ライターの国内市場の周波数別構成比(金額:2027年)
3.HF帯タグ用リーダー・ライター市場の動向
2024年のHF帯リーダー・ライターの市場は前年比102.3%、約68億3,700億円
(図・表)HF帯タグ用リーダー・ライターのタイプ別国内市場規模推移
(金額:2023年実績-2027年予測)
(図・表) HF帯タグ用リーダー・ライターのタイプ別国内市場規模推移
(数量:2023年実績-2027年予測)
(図)HF帯タグ用リーダー・ライター国内市場のタイプ別構成比(金額:2024年)
4.UHF帯タグ用リーダー・ライター市場の動向
新規導入分はUHF帯リーダー・ライターが主体となり、2027年は39億規模へ
(図・表)UHF帯タグ用リーダー・ライターのタイプ別国内市場規模推移
(金額:2023年実績-2027年予測)
(図・表)UHF帯タグ用リーダー・ライターのタイプ別国内市場規模推移
(数量:2023年実績-2027年予測)
(図)UHF帯タグ用リーダー・ライター国内市場のタイプ別構成比(金額:2024年)
5.リーダー・ライターマーケットにおけるメーカーシェア(UHF帯のみ)
UHF帯ハンディタイプはデンソーウェーブが25.0%を占める
(図)UHF帯用ハンディタイプのマーケットシェア
6.RFIDプリンターの市場概要
7.RFIDプリンターの市場の動向
国内市場はデスクトップ型とモバイル型が堅調に増加
上記2種の市場は2024年の5億8,000円規模から2027年には8億2,200万円規模へ
(図・表)デスクトップ型・モバイル型RFIDプリンターの国内市場規模推移
(金額:2023年実績-2027年予測)
(図・表)デスクトップ型・モバイル型RFIDプリンターの国内市場規模推移
(数量:2023年実績-2027年予測)
第4章 RFIDメーカーの動向と戦略
(注)「(表)[社名]のRFID事業状況において「他社」と記載があるものについては、商社機能として販売している製品のみならず、パートナー企業としての紹介に留まる製品も含みます。
Avery Dennison Smartrac
業界内における独自の試みを次々と実施
買収や異業種との提携で同業他社にないソリューションを提供
(表)Avery Dennison SmartracのRFID事業状況
(図)Avery DennisonのRFIDソリューションが活用されている
Amazonの「Just Walk Out」のイメージ
テンタック株式会社
幅広い分野への参入および海外事業拡大を見据え、経営基盤の強化を図る
アパレル以外の流通小売業界や医療関係などにも注力し始める
(表)テンタックのRFID事業状況
「メガネ用RFIDタグ」を開発し特許も取得、既に1社への納入が決定
(図)テンタックが開発した「メガネ用RFIDタグ」の概要
2025年には海外営業に特化したチームを新設
貼る、剥がすの繰り返しが可能なタグなどの新技術の開発にも注力
ナクシス株式会社
パートナー企業との協業をより一層推進し、
様々な用途に最適化したRFIDタグ・インレイの開発に注力
2024年における供給先は100社を突破
主力製品は「NA-0775」「NA-1075」
(表)ナクシスのRFID事業状況
(表)ナクシスのRFIDタグ・シールの生産拠点ごとの生産能力(2025年1月時点)
近年ではアパレル業界以外への販売が拡大
さらに拡大すべく、今後は高性能なタグのコスト削減に注力
コバオリ株式会社
アパレル以外の業界向けソリューションに強みを持つアパレル副資材メーカー
アパレル副資材の少量多品種での提供を積み重ねたノウハウを活用して、
RFID事業でも顧客の要望に柔軟に対応できる体制を構築
(表)コバオリのRFID事業状況
利便性に優れた、独自性の高い様々なICタグを開発
(図)コバオリがラインアップする「オールラウンドタグ」の概要
(図)コバオリがラインアップする「タグガード」
今後はRFIDに限らない「IoTソリューション事業」への進化を目指す
株式会社サトー
自社開発、パートナーとの共創により、
顧客の要望に応える新技術の開発と既存事業のアップデートを追求
「タギング」を強みかつコア技術とし、
RFIDのみならずバーコード、画像認識技術も含めた総合的な自動認識ソリューションを展開
(図)サトーが自社の強みとする「タギング」の概要
(表)サトーのRFID事業状況
(図)サトーの「PJM技術」の血液管理における活用例
製品の目玉はラベルプリンター
ラベルプリンターの存在感の高さを武器に、海外で新規顧客の開拓を拡大
(図)サトーのRFID事業における国内・海外別売上高
今後は北米、欧州、東南アジア、インドにおける事業拡大に重点的に取り組む
ダイオーエンジニアリング株式会社
大王製紙グループの製紙関連ノウハウを活用して柔軟にタグを設計可能
加えて、インレイからタグまで同一ラインでの一貫生産体制を構築
業界内では珍しくインレイも国内生産し、為替円安下でコスト競争力を発揮
独自のハード系製品も多品種をラインアップ
(表)ダイオーエンジニアリングのRFID事業状況
海外や国境を跨ぐ分野への進出を図るため、ARC認証の獲得を目指す
RFIDについては2019年に参入した新興企業として、
事業基盤の強化やパートナー企業を活用する販売体制の構築に注力
TOPPANエッジ株式会社、TOPPANデジタル株式会社
新体制で多様な分野への展開と技術革新を推進
2社の強みを活かした連携強化でRFID事業をより一層の加速へ
(表)TOPPANグループのRFID事業状況
品質、信頼性の高さを武器に要求が厳しい製造業や医療系を中心に展開
(図)TOPPANエッジが提供する
医療材料の入出荷管理、および病院における在庫管理ソリューションのイメージ
ASEANを中心とする海外での導入が増加
M&A等を通じて海外展開をより強化し売上拡大を図る
温度管理ソリューションの幅広い業界への拡充にも注力
今後は、ベアリングを含む産業機械設備向けの保全管理システムを展開していく
大日本印刷株式会社
柔軟性と導入支援の手厚さを武器に
業界内で手の届きにくい部分に対応するソリューションを提供
人手不足を背景に小売業や製造業向けの需要が増加
図書館向け事業では、グループ会社に図書館流通センターを持つ
(図)DNPグループにおける図書館向け事業の概要
(表)DNPのRFID事業状況
製造業、小売業向けで導入が拡大
小売業向けではSPAでない事業者への導入にも注力
今後はサプライチェーン全体の最適化やDXを中心に、業界を問わず事業拡大に注力
株式会社エスケーエレクトロニクス
世界最小※1のRFIDタグメーカーとして高付加価値の特殊タグに注力
アンテナの設計から製品化まで自社で行うことで高品質化を追求
顧客の声を取り入れ新製品の開発や既存製品の改良も次々と実現
(図)エスケーエレクトロニクスが開発した、電子ペーパータグにおける「ダブルタグ」の概要
(図)エスケーエレクトロニクスが提供する
「ピッキングタグ」を活用したソリューションの概要
(図)エスケーエレクトロニクスが新たに開発した「マルチピッキングカート」の概要
(表)エスケーエレクトロニクスの「エクストリームタグ」の主な仕様
(表)エスケーエレクトロニクスのRFID事業状況
国内外を問わない認知度の拡大を検討
株式会社村田製作所
海外を中心にニッチな分野へ、独自の小型タグを武器にRFID事業を展開
コア技術である電子部品のノウハウを活用して、小型タグを開発
(表)村田製作所のRFID事業状況
最大の強みであるタイヤ向けICタグを軸に今後も事業の拡大を図る
(図)村田製作所とMichelinが共同開発したタイヤ内蔵RFIDタグの製品概要
(図)村田製作所が実施するタイヤ向けICタグの導入支援の流れ
今後は有力なタイヤメーカーが存在する海外地域への技術支援も検討
東洋製罐グループホールディングス株式会社
耐久性が高く長期に渡って使用可能なICタグに強み
2025年1月時点では電力メーター向け汎用タグの出荷がメイン
金属対応タグは課題の解決と研究開発に注力
(表)東洋製罐グループホールディングスのRFID事業状況
株式会社ビー・アンド・プラス
FA向けRFIDシステムに特化した高性能なRFID製品を提供
主力であるワイヤレス給電事業を拡大させる中で、必要に応じてRFIDを提案
(図)ビー・アンド・プラスがラインアップするIDコントローラ「Zシリーズ」の概要
(図)ビー・アンド・プラスがラインアップする
「5・8・10ビットシステム」に使用される製品のイメージ(円形状の製品はICタグ)
(図)ビー・アンド・プラスがラインアップする
「5・8・10ビットシステム」に使用されるリーダー機能のみの製品の概要
(図)ビー・アンド・プラスがラインアップするリーダー・ライターの概要
(図)ビー・アンド・プラスがラインアップするICタグの概要
(表)ビー・アンド・プラスのRFID事業状況
東京吉岡株式会社
RFIDにおいてはタグの専業会社として、
少量多品種の要求に対応できる柔軟さを強みとして事業を展開
他のRFIDベンダーとは異なる独自路線で、中規模以下の顧客を中心にタグを提供
(表)東京吉岡のRFID事業状況
セールスワン株式会社
金属タグを中心に、製造現場のマネジメントを担う
顧客の信頼を獲得でき、同一顧客の複数拠点からのリピート注文増加
(表)セールスワンのRFID事業状況
完成度の高いソフトウェアを提供し、顧客の資産管理を確実にサポートする
(図)セールスワンが提供する「工具ONE」の概要
「工具ONE」のノウハウを美術館や博物館での展示品にも応用
株式会社RYODEN(旧:菱電商事株式会社)
高度で柔軟な製造業向けのノウハウで、業界内で不可欠な存在に
「スマート工場」向け製品・ソリューションの一環としてRFID事業を展開
(表)RYODENのRFID事業状況
グローバルにおいて利便性の優れたソリューションを提供
(図)RYODENが展開するクラウドサービス「ATLAS-Things」の概要
同一ソリューションでサプライチェーン全体の仕組みづくりを進める
今後はパートナー企業とともに、タグの付加価値向上を目指す
オカベマーキングシステム株式会社
RFIDオンリーではなく、画像認識を組合せたハイブリッド型を展開
Zebraのハード系製品の販売のほか、マーキングサービスを提供
(表)オカベマーキングシステムのRFID事業状況
(表)オカベマーキングシステムが提供するマーキングサービスの流れ
今後もメインターゲットは製造業
幅広い協力会社の活用と、エンジニアリング能力でソリューションを高度化する
株式会社デンソーウェーブ
QRコードと同等の事業規模を目指しRFID事業の拡大を推進
読み取り速度・精度の向上と使いやすさを追求したリーダー・ライター「SP2」を今春リリース予定
(図)デンソーウェーブが2025年春にリリース予定の「SP2」の機能概要
(表)デンソーウェーブのRFID事業状況
今後はQRコード・バーコードの顧客基盤と高信頼性を武器に医療関連向けに注力
中長期的には海外展開の拡大も
東芝テック株式会社
「RFID × POSシステム」のシナジーを高め、クラウドサービスも活用した
サプライチェーン全体の効率化を実現する
2025年1月時点では、リーダーは「UF-3000」が主力
RFIDなどの自動認識用途のソフトウェアを組み込んだラベルプリンタの開発も
(表)東芝テックのRFID技術・製品の状況
リーダライタ単体での販売ではなく、多くはソフトウェアとセットが中心
近年は従来以上にソフトウェアの開発に注力
(図)東芝テックの「ロジレコ」の概要図
保守網は全国に展開、顧客に近い立場の存在があることも強みの1つ
今後は全国の顧客基盤を活用し、顧客層を店舗中心から上流への拡大を目指す
ジーエルソリューションズ株式会社
鉄道や電子決済関連市場の事業を強化
主力製品はHF帯リーダー・ライター向けモジュール
UHF帯とコラボレーションした技術開発にも注力
(表)ジーエルソリューションズのRFID事業状況
近年は順調に売上増を実現
さらなる成長のため、グループ全体やEMS先を巻き込んだ戦略構築を図る
JR東日本によるSuica経済圏の拡大を一大ターゲット
高千穂交易グループ(高千穂交易株式会社、マイティキューブ株式会社)
商社として提供する製品の利便性を向上させる自社製システムに強み
UHF帯からHF帯、ハンディタイプから据置タイプまで
ソフトウェアも含め、あらゆる方式に対応した製品をラインアップ
(図)マイティキューブがラインアップする「Mighty Utility Plus」の概要
自社製リーダー・ライターも2024年に開発、
顧客の反応も良好で、滑り出しは順調な模様
(図)マイティキューブが開発したUHF帯対応の据置型リーダー・ライター「RW-X01」の主な仕様
(表)高千穂交易グループのRFID事業状況
今後は、ICタグの新規開拓および関連製品を拡充へ
エム・アールエフ株式会社
高周波関連製品のデパートとして、
RFID分野でも世界メーカーのニッチな製品を日本へ供給
主力製品はPHYCHIPSのRFIDリーダー・ライター向けモジュール
リーダー・ライター機能を内部に搭載する機械・装置への導入が中心
(表)エム・アールエフのRFID事業状況
2024年からはAxzonの温度ロガーなどのICタグの取り扱いも開始
(図)Axzonの温度ロガータグにおいて、LEDが点灯している状態
株式会社内田洋行
独自開発のソフトウェアとリーダー・ライター用アンテナを
コア技術とする図書館向けRFIDベンダー
図書館利用者と図書館運営者両方にとって利便性に優れた
図書館向けRFIDシステム、およびRFIDを活用した製品を提供
(図)内田洋行が自社開発したリーダー・ライター用アンテナのイメージ
(表)内田洋行のRFID事業状況
(図)内田洋行が開発した「ICタグ対応ブックトラック」のイメージ
(図)内田洋行が開発した「予約本貸出ロッカー」の設置例
(図)内田洋行がラインアップする「トンネル型リーダー・ライター」のイメージ
株式会社エヌ・エー・ピー ラボ
長年のノウハウを武器に、RFIDの費用対効果を
最大限に発揮する活用方法を提案する技術コンサル事業を展開
1名の企業ならではの自由度の高さを強みとし、
独自の技術を開発して国内外の顧客に提案
近年ではRFIDの活用を支える電気分野での技術開発にも注力
「経営判断のための情報収集の中核技術」としてのRFID Tagの活用を推進
セーレン株式会社
電磁波シールド技術を転用してRFタグの誤読を防止するカバーを開発
2025年2月、同社初のRFID関連製品として自動認識総合展へ出展
来訪者の評価も高く、本格的な販売拡大へ
(図)セーレンの繊維生産における事業領域の変遷
(図)セーレンの「電磁波シールドファブリック 『PLAT@』」の概要
(図)セーレンの「電磁波シールドファブリック 『PLATⓇ』」を活用した
「RFID誤読防止カバー」の特長
一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
「RFID推進小委員会」を協会内に設置し、業界における利用拡大を推進
アパレル業界全体を巻き込んでRFIDの普及における課題解決に尽力
現在のアパレル業界における最大の課題は人手不足
RFIDの普及のためには、まずは人手不足の解消が必要と認識
自ら現場に出向いて課題を把握し、
実例を踏まえてRFID導入のメリットや成功事例を周知するセミナーなどを積極的開催
既に導入している事業者には、大手事業者を中心に活用の拡大を提案
(図)JAFICが提案するRFIDを活用した先進的な試着室のイメージ