定期刊行物

ヤノ・レポート

ヤノ・レポート

昭和37年の創刊以来、住宅・建材・不動産ビジネス、紙パルプ・化学分野を中心に幅広い視点と深い分析で、各分野の最新状況をレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約80ページ
  • 商品形態:冊子・オンライン
  • 発刊頻度:月2回発刊(年22回)
  • 販売価格(1ヵ年):
    冊子 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
    冊子+オンライン 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
    オンライン 88,000円(税込) 本体価格 80,000円
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最新号

ヤノ・レポート 2011年8月10・25日合併号

 トピックス 

住宅・建材

●総合住宅展示場
 ~総合住宅展示場数347ヶ所(4ヶ所減)、出展棟数4,236棟(49棟増)。

   総合住宅展示場数は微減、出展棟数は若干増加傾向へ

1977年から弊社が毎年実施している「総合住宅展示場実態調査」は、今回2011年の調査で第35回目を迎えた。
2011年の調査結果によると、 2011年5(~8 ※一部)月時点の、全国の総合住宅展示場は347ヶ所(前年比4ヶ所減)、出展棟数の合計は4,236棟(同49棟増)であり、総合住宅展示場数は微減となり、一方で出展棟数は若干増加した。総合住宅展示場数はピーク時(2000年調査)と比べると58ヶ所程度の減少となっている。

企画運営側から見ると、今期は厳しい状況の中でも利益は確保している状況にあるようだ。
中長期的に新設住宅着工数が減少する傾向にある中で、住宅メーカーは経費削減のため出展を控えてくる傾向は避けられない状況にある。そのため、大手以外の中堅ビルダーを誘致するなど、各展示場ごとの差別化によってそれぞれの特徴を打ち出すことが求められる。

一方で家族の核家族化がすすみ、地域とのつながりが薄れるなどの要因から紹介営業は減少傾向にある。したがって、展示場はコストがかかる面があるが、当面は主要な営業ツールとして位置付けられるであろう。

2011年以降も多くの住宅メーカーで展示場のスクラップ&ビルドによる見直しを強化させていく構えを見せている。今後の傾向として、さらに効率の悪い展示場からの撤退を加速させる一方で新規の出展も模索していくものと見られる。

紙・パルプ

●製紙メーカーの原材料調達
 ~中越パルプ工業 原材料部門 サプライヤー集約とパルプ自製化などでコストダウンを推進

2011年3月期のチップ消費量は前期から増加した。 背景には、需要回復に加えて、川内工場のパルプ設備増強を受けて市販パルプを増量させたことがある。輸入パルプに比べて国産パルプの価格競争力が高まっていることから、当面は国内紙需要の低迷を補う形での市販パルプの拡大、ひいてはチップ消費量の堅調が見込まれる。
将来予想されるチップ調達競争の激化を前に、できるだけ国内で安定ソースを確保しておくのが基本方針である。調達先国を集約、サプライヤーの数も順次減らしており、スリム化が進んでいる。

パルプは川内工場パルプ設備増強を機に、外販増加。国内は近隣の中小製紙メーカー向けが多く、輸入パルプよりも安価とあって需要は活発である。
一方で外部購入は大幅減。パルプ自製化の方針の下、ここ数年減少が続いており、川内工場のパルプ設備改造にともない、さらに減少した。

古紙は、新聞古紙を中心に調達、北陸・中部地区で半数以上を集荷。古紙の安定調達のためには、輸出に流れがちな古紙の取り込みが必要であり、取引先との関係強化を図っていく姿勢である。

 内容目次 

2011年特別企画

●2011年総合住宅展示場実態調査 (2~90ページ)
~総合住宅展示場数347ヶ所(4ヶ所減)、出展棟数4,236棟(49棟増)。
  総合住宅展示場数は微減、出展棟数は若干増加傾向へ~

<表-1>2011年地域ブロック別展示場数、出展棟数、一展示場当たり出展棟数、出展率
<表-2>全国総合住宅展示場数、出展棟数推移
<表-3>2011年都道府県別展示場数、出展棟数、一展示場当たり出展棟数、出展率
<表-4>2011年都道府県出展率ランキング(展示場区画枠数が100以上の都道府県)
<表-5>2011年首都圏、近畿圏の出展棟数上位10社
<表-6>2011年出展棟数上位10社の地域ブロック別動向
<表-7>総合住宅展示場会場規模別ランキング
<表-8>2011年住宅メーカーの都道府県別出展棟数
<図-1>2011年住宅メーカーの地区別出展棟数

・企画運営会社へのアンケート調査
総合住宅展示場の企画運営会社から見た展示場来場者の状況、住宅メーカーの展示場への出展意欲はどう変化しただろうか。2001年~2010年調査に引き続き、今回2011年の実態調査でも、実際に展示場を運営している企画運営会社に、展示場来場者の状況、今後の商品企画、住宅メーカーの展示場出展意欲、集客の良かったイベントなどについてのアンケート調査を実施した。
  昨年『2010年展示場来場者数の状況について』/今年『2011年展示場来場者の見込み』について/
  2010年平均的な年間来場者数/来場者の中で最も多い年齢層/企画面で重視していきたい住宅/
  住宅メーカーの展示場への出展意欲について/展示場で行なっているイベント/
  展示場で行ない集客状況の良かったイベント/展示場を活用した「リフォーム」に関するイベント/
  東日本大震災後の展示場の状況/他
・都道府県別展示場一覧

紙・パルプ

【特別連載】
●製紙メーカーの原材料調達⑤
中越パルプ工業 原材料部門~サプライヤー集約とパルプ自製化などでコストダウンを推進~ 
(91~99ページ)

化学

【注目市場動向】
●生分解性バラ状緩衝材の動向
~09年は減少に転じるも10年は再び増加の見込み、市場では生崩壊性が優勢~
 (100~104ページ)
  (表・グラフ)バラ状緩衝材出荷量推移

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