定期刊行物
Yano E plus
エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約100~130ページ
- 商品形態:冊子
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円
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最新号
Yano E plus 2012年1月号(No.046)
●●● トピックス ●●●
《航空・宇宙特集》
●航空宇宙用材料市場 ~アルミ合金から炭素繊維複合材料へのシフトが進む一方根強いアルミ合金需要も
これまでの航空宇宙用材料の主体は金属材料で、それもアルミニウム合金で占められている。機体構造のうちジェット排気が当たる部分や、アフターバーナーの周辺にはチタニウム合金やステンレス鋼なども使われている。音速以上の高速になると空力加熱によって、従来のアルミニウム合金では強度が低下してしまうため、音速以上の高速機になるとチタニウム合金やステンレス鋼を構造材として使用する必要がある。
また、異質な材料を組み合わせることによって単一材料では得られない大きな比強度特性を持った材料が得られることが知られており、炭素繊維強化プラスチック(CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastics)は、炭素繊維をポリエステルやエポキシ樹脂で固めた代表的複合材料である。比弾性率や比強度の大きいCFRP は、米国の航空機メーカーとNASA の協同開発により、大型輸送機の垂直安定板など一次構造への適用も進んでいる。
また、ガラス繊維を樹脂で固めたガラス繊維強化プラスチック(GFRP:Glass Fiber Reinforced Plastics)は、主翼フィレット、フェアリング、舵面、レドーム、翼端、客室床面などに広く用いられている。
航空宇宙用材料の種類別の国内市場規模は、主要材料である炭素繊維材料、アルミニウム材料とも、中期的には伸びが継続すると想定されているが、相対的に炭素繊維材料の伸びはアルミニウム材料に比べて大きく、アルミニウム材料が徐々に炭素繊維材料に代替してゆく姿が想定されている。ただし、アルミニウム材料から炭素繊維材料に代替できにくい部分もあり、さらに、アルミニウム材料の改良も進んでいるため、アルミニウム材料も根強く存続してゆくことが想定されている。また、単価の高い炭素繊維材料の使用量が相対的に増加するため、金額の伸びが今後大きくなることが予想されている。
●●● 内容目次 ●●●
《航空・宇宙特集》
●航空宇宙用材料市場 (3~17ページ)
~アルミ合金から炭素繊維複合材料へのシフトが進む一方、根強いアルミ合金需要も~
1.航空宇宙産業の動向
2.航空宇宙用材料の全般的動向
【図】航空機と航空機材料の変遷
3.航空宇宙用金属材料の動向
3-1.アルミニウム合金
3-2.マグネシウム合金
3-3.チタニウム合金
3-4.高張力鋼
3-5.耐熱合金
4.航空宇宙用複合材料の動向
【図】次世代航空機に用いられるCFRPの典型事例
【図】CFRPの具体的な用途事例
5.航空宇宙用材料の市場規模推移と予測
【表・グラフ】航空宇宙用材料の国内市場規模推移(金額:2008年-2013年予測)
【表・グラフ】航空宇宙用材料のWW市場規模推移(金額:2008年-2013年予測)
【表・グラフ】航空宇宙用材料の種類別国内市場規模推移(金額:2008年-2013年予測)
6.航空宇宙用材料のメーカーシェア
【表・グラフ】航空宇宙用材料の種類別国内メーカーシェア(金額:2010年)
7.航空宇宙用材料の主要取組企業の動向
7-1.株式会社神戸製鋼所
7-2.東邦テナックス株式会社
7-3.東レ株式会社
7-4.古河スカイ株式会社
7-5.三菱レイヨン株式会社
8.航空宇宙用材料の今後の見通し
●人工衛星関連機器市場 (18~31ページ)
~宇宙基本法の成立がきっかけとなるか?~
1.人工衛星ビジネスの動向
【図】温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」の概観図
2.人工衛星と打上機器の動向
3.宇宙環境試験装置の動向
【表】JAXA(独立行政法人 宇宙航空研究開発機構)が保有している試験・研究設備一覧
【図】スペースチャンバーの外観
4.人工衛星関連機器の市場規模推移と予測
【表・グラフ】人工衛星関連機器の国内市場規模推移(金額:2008年-2013年予測)
【表・グラフ】人工衛星関連機器のWW市場規模推移(金額:2008年-2013年予測)
5.人工衛星関連機器のメーカーシェア
【表・グラフ】人工衛星関連機器の国内メーカーシェア(金額:2010年)
6.人工衛星関連機器の主要取組団体および企業の動向
6-1.JAXA(独立行政法人 宇宙航空研究開発機構)
6-2.NEC東芝スペースシステム株式会社
6-3.大陽日酸株式会社
6-4.三菱電機株式会社
7.人工衛星関連機器市場の今後の見通し
《車載用電子デバイスシリーズ(4)》
●車載電子部品市場(PLD/FPGA) (32~45ページ)
~車載半導体として期待される~
1.PLD/FPGA
1-1.自動車で用いられるPLD/FPGA
1-2.PLD/FPGAとは
【表】FPGAとASICの比較
1-3.PLD/FPGAの種類
【表】PLD / FPGAのアーキテクチャ
1-4.PLD/FPGAの用途
1-5.PLD/FPGAの進化
1-6.自動車で用いられるPLD/FPGAの規格
(1)AEC-Q100
(2)TS-16949
2.参入メーカーと製品
2-1.ザイリンクス社(Xilinx Inc)
(1)主要な製品群
(2)自動車分野
(3)最先端分野・デバイス
2-2.アルテラ社(Altera Corporation)
(1)主要な製品群
【表】オートモーティブ・ソリューションの主要な製品群
(2)自動車分野
(3)最先端分野・デバイス
3.自動車の車載電子システムの新たな動き
3-1.ASIC/ASSPからPLDへ
3-2.車載ネットワークの新たな動き
(1)OPENアライアンスSIG (OPEN Alliance SIG)
(2)トヨタ自動車株式会社らの進める車載イーサネット
4.市場動向
【表・グラフ】PLD/FPGA自動車向け国内市場(金額:2011年見込-2018年予測)
《電子デバイスシリーズ》
●電流検出型DNAチップと応用開発の動向 (46~50ページ)
~遺伝子検査の市場が大きく拡大、産業化へと離陸~
1.2008年より拡大基調。2011年に900億円、2012年には1,800億円へと伸長
2.東芝グループが牽引、各社が応用機器を開発
3.オーダーメード医療が近い将来実現する
4.世界的に標準化の動きが活発化
5.半導体、計測、ケミカルメーカーなどの異業種による参入で産業化が加速
6.2020年には一兆円産業に
●光蓄電池の開発とアプリケーション市場 (51~54ページ)
~1つのデバイスで太陽光発電と蓄電の機能を併せ持つ未来の太陽電池が実用化に近づく~
1.進む光発電池の開発
2.実用化に取り組む「エネルギー貯蔵型色素増感太陽電池」
3.2013年以降小型機器から搭載され、2015年以降応用アプリケーションが拡大
4.光蓄電池の応用・アプリケーション市場の可能性
●アルミ電解コンデンサ市場 (55~72ページ)
~大型品が牽引役となり、持続的な成長が見込まれる~
1.最近の市場動向
1-1.アルミ電解コンデンサの特長
【図】アルミ電解コンデンサの大型品
1-2.市場規模推移・予測
【表・グラフ】アルミ電解コンデンサのWW市場規模推移(金額:2008年-2012年予測)
1-3.固体電解コンデンサの動向
【表】アルミ固体電解コンデンサの市場構成比推移(金額:2008年-2012年予測)
1-4.日系メーカーのシェア
【表・グラフ】アルミ電解コンデンサWW市場に占める日系メーカーシェア(金額:2010年)
1-5.タイプ別構成比
【表・グラフ】アルカリ電解コンデンサのタイプ別構成(金額:2010年)
1-6.アプリケーション構成比
1-7.マーケットシェア
【表・グラフ】アルミ電解コンデンサ/非固体タイプのマーケットシェア(金額:2010年)
【表・グラフ】アルミ固体電解質コンデンサのマーケットシェア(金額:2010年)
1-8.電解コンデンサ用材料市場の概要
2.注目企業の動向
2-1.コンデンサメーカー
(1)日本ケミコン株式会社
(2)ニチコン株式会社
(3)ルビコン株式会社
(4)日立エーアイシー株式会社
(5)エルナー株式会社
(6)東信工業株式会社
2-2.コンデンサ材料メーカー
(1)昭和電工株式会社
(2)住友軽金属工業株式会社 / 住軽アルミ箔株式会社
(3)日本蓄電器工業株式会社
【図】JCC/アルミ電解コンデンサ用中高圧陽極箔の断面
(4)三洋化成工業株式会社
(5)ニッポン高度紙工業株式会社
《システムシリーズ》
●BEMS・BAS市場 (73~85ページ)
~IT技術を取り入れたエネルギーマネジメントで新しいビジネス展開~
1.BEMS・BAS市場の定義
【図】BASとBEMS定義
2.BEMS補助事業の概況
3.市場規模推移:この10年の市場トレンド(2001~2010年度)
【表・グラフ】BASのシステム・エンジニアリング国内市場の推移(数量・金額:2003年度-2010年度)
4.メーカー動向
4-1.メーカーシェア(2010年度、数量・金額)
【表】国内システム市場メーカーシェア(数量:2010年度、2007年度)
4-2.メーカー動向
5.BEMS・BAS市場の将来展望
5-1.外部要因
(1)エネルギー政策
(2)建築物の新築着工傾向
(3)国内景気動向
(4)市場環境
(5)1棟あたりの延床面積傾向
(6)空調動向
5-2.技術動向
(1)付加価値アップで新たな需要を創造
(2)BEMSのAI化
(3)IT技術を取り入れたエネルギーマネジメント
5-3.市場拡大のため方向性
5-4.BAS・BEMS技術の応用・展開
(1)スマートシティ/コミュニティ、スマート/マイクログリッド
(2)クラウド対応
(3)見える化、EMS
5-5.市場の将来予測
【表・グラフ】BASシステム国内市場の将来予測(数量・金額:2004年度-2015年度予測)
●太陽光発電システム市場 (86~106ページ)
~軟調な欧州市場を尻目に拡大続く日本市場に海外パネルメーカーが続々参入、2012年度は全量買取
制度スタートでメガソーラー市場が急拡大か?~
1.国内太陽光発電システム市場規模推移
【表・グラフ】国内太陽光発電システム市場の市場規模推移(容量・金額:2004年度-2010年度)
2.国内太陽光発電システム市場メーカーシェア(2010年度)
【表・グラフ】国内太陽光発電システムの太陽電池メーカーシェア(容量:2010年度)
3.国内太陽光発電システム市場太陽電池タイプ別シェア(2010年度)
【表・グラフ】国内太陽光発電システム市場における太陽電池タイプ別シェア(容量:2010年度)
4.市場の注目ポイント
4-1.住宅用太陽光発電システム市場の注目ポイント
(1)導入状況と導入助成制度
①住宅用太陽光発電システムの導入状況と導入助成制度
②2011年度の導入助成制度
③余剰電力の固定価格買取制度
(2)住宅メーカーにおける採用動向
①新築住宅における太陽光発電システム導入量の推移
②大手住宅メーカーの採用動向
③賃貸集合住宅における採用動向
④施工に関する新たな動き
⑤価格動向
4-2.公共・産業用太陽光発電システム市場の注目ポイント
(1)導入助成制度
①NEDOフィールドテスト事業
②2009、2010年度の導入助成制度
③2011年度の導入助成制度
(2)公共・産業用太陽光発電システムに関する新たな動き
①メガソーラー
②新たな施工方法
4-3.海外太陽電池メーカーの国内市場進出状況
5.太陽光発電システム市場の将来展望
5-1. 住宅用太陽光発電システム市場の将来市場規模予測
(1)システム価格
(2)搭載容量
5-2.公共・産業用太陽光発電システム市場の将来市場規模予測
(1)太陽光発電システムの導入目標
(2)システム価格
5-3.太陽光発電システム市場の将来市場規模予測
【表・グラフ】太陽光発電システム国内市場の将来市場推移予測
(容量・金額:2011年度予測-2020年度予測)
《コラム》
●クール・ジャパン (107~109ページ)
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- D54100801 Yano E plus 2012年1月号(No.046)
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