定期刊行物
Yano E plus
エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約100~130ページ
- 商品形態:冊子
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円
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最新号
Yano E plus 2015年11月号(No.092)
トピックス
《次世代市場トレンド》
●マイクロロボット市場
~アクチュエータがキーパーツ、単なる改良では満たすことが出来ない要求が増し、
新原理方式による研究開発が活発
マイクロロボットについて、「マイクロ」という言葉を文字通りマイクロメートルサイズと理解するか、単に、通常より小さいことを表現しているに過ぎないと理解するかで多少そのとらえ方が異なってくる。前者のようにとらえるなら、大きさが 1mm 以下の、マイクロメートル単位の超小型ロボットということになり、大きさが限定されることになる。後者のようにとらえるなら、特に、大きさの厳密な限定はせず、通常より小型のロボットを総称してマイクロロボットと呼ぶことになる。ここでは、後者の見解を採用することにする。
また、マイクロマシンとマイクロロボットとの違いを考えると、マイクロロボットの特徴がより鮮明になる。マイクロセンサ、マイクロアクチュエータなどを備えて稼動するものがマイクロマシンである。そして、このマイクロマシンに、自律的な行動を指示するためのマイクロプロセッサを搭載し、駆動源を備えて、自律的な行動を可能にしたものがマイクロロボットである。
まとめると、マイクロロボットとは、超小型のマイクロプロセッサを搭載した超小型の自律型ロボットのことである。マイクロロボットの用途としては、バイオテクノロジーを用いた細胞や微生物のハンドリング、半導体チップや微小な機械部品の加工組立、人が入り込めない装置内部に入り込んでの診断・検査をするロボットなどが想定されている。
内容目次
《EMC・ノイズ対策関連シリーズ》
●LCフィルタ関連市場の注目動向 (3~32ページ)
~オンボード用は新タイプが登場、箱型は高圧・大電流品の需要が増大中~
1.はじめに
1-1.ノイズ対策とローパスフィルタ
【図1.ローパスフィルタの周波数特性のイメージ】
1-2.LC形L型・T型・π型フィルタの特徴
【図2.L型・T型・π型フィルタの構成パターン】
1-3.オンボード型とインレット型・箱型タイプ
【図3.単相用(左)と三相用(中)の箱型フィルタと基板実装型(右)の事例】
2.LCノイズフィルタの市場動向
2-1.市場規模の推移と今後の見通し
【図・表1.LCノイズフィルタのWW総市場規模推移・予測(金額:2014-2020年予測)】
【図・表2.LCノイズフィルタのタイプ別市場構成比(2015年見込)】
2-2.オンボード型製品の市場動向
【図・表3.オンボード型LCノイズフィルタのWW市場規模推移・予測
(金額:2014-2020年予測)】
【図・表4.オンボード型LCフィルタのWW市場利用分野(2015年)】
2-3.インレット型・箱型製品の市場動向
(1)市場構造と今後の見通し
【図・表5.インレット型・箱型ノイズフィルタのWW市場規模推移・予測
(金額:2014-2020年予測)】
【図・表6.インレット型・箱型ノイズフィルタのWW市場種類別構成比(2015年)】
【図・表7.インレット型・箱型ノイズフィルタの日本市場の比率(2015年)】
(2)インバータ市場とノイズフィルタ
【図・表8.インバータのWW市場規模推移・予測(数量:2014-2020年予測)】
【図・表9.インバータWW市場のタイプ別構成比(2015年)】
(3)高調波対策とアースラインのノイズ対策
【表1.高調波と電磁ノイズの違い】
3.LCノイズフィルタ関連企業の取り組み
3-1.オンボード型製品の注目企業
(1)TDK株式会社
【図4.三端子フィルタ:MEM1608P(左)とACH3218(右)の回路図】
(2)エルメック株式会社
【表2.コモンモードノイズアブソーバ「CDLD」シリーズの概要】
3-2.箱型・インレット型製品の注目企業
(1)株式会社エスエムアイ
【図5.High&Low社のインレット型ノイズフィルタ】
【図6.High&Low製インレット型ノイズフィルタの回路図(SS3シリーズS型)】
(2)サンワテクノス株式会社
【表3.アースライン用ノイズフィルタの特長】
(3)シャフナーグループ/シャフナーEMC株式会社
【図7.業界標準のインバータ用FN258シリーズとその回路図】
(4)岡谷電機産業株式会社
【表4.岡谷電機産業/3相用大電流・低背型新製品(2014~2015年)】
(5)双信電機株式会社
【表5.双信電機のEMC出張テストの主要試験項目】
《次世代市場トレンド》
●空間認識市場の実態と将来展望(5) (33~43ページ)
~位置情報が付加価値となりサービス市場を活性化~
1.はじめに
2.ヘルスケア分野
2-1.ヘルスケア製品
【表1.ヘルスケア関連製品例】
2-2.位置情報の取得
2-3.ビジネスの主体
(1)ヘルスケアでの位置情報の付加
①一般的なヘルスケア
②医療用ウエアラブル機器
2-4.市場規模
【図・表1.ヘルスケア(位置情報)関連製品国内市場規模予測(金額:2015-2020年予測)】
3.自動車保険分野
【表2.保険会社のサービス内容】
3-1.テレマテックスの利用
3-2.国内でのテレマティクス自動車保険の推進状況
3-3.普及のための課題
3-4.市場規模
【図・表2.テレマテックス自動車保険国内市場規模予測(金額:2015-2020年予測)】
●バルクナノメタル市場 (44~53ページ)
~次次世代素材として有力視2020年以降に需要探索用展開が始まる見通し~
1.バルクナノメタルとは
【図1.バルクナノメタル研究領域】
【図2.多結晶体金属と、その粒界(結晶粒間の境界)部分の原子構造】
【図3.従来金属とバルクナノメタルにおける粒界の割合】
2.想定される需要分野
【表1.バルクナノメタル素材別需要分野】
【表2.バルクナノメタル特性別需要分野】
3.主要研究機関動向
3-1.京都大学大学院工学研究科材料
3-2.独立行政法人物質・材料研究機構
3-3.九州大学 大学院 総合理工学研究院
3-4.千葉工業大学 工学部 機械サイエンス学科
3-5.独立行政法人 産業技術総合研究所関西センターユビキタスエネルギー研究部門
【表3.研究活動の目標】
【図4.ナノ界面の特異機能発現メカニズム】
【図5.材料系のナノ空間の静的・動的秩序の形成とその制御】
3-6.九州大学・工学研究院
3-7.東京工業大学・総合理工学研究
4.今後の市場動向
【図・表1.バルクナノメタル国内市場規模予測(数量・金額:2020年-2030年予測)】
【図・表2.バルクナノメタル国内需要分野別予測(2030年)】
●マイクロロボット市場 (54~71ページ)
~アクチュエータがキーパーツ、単なる改良では満たすことが出来ない
要求が増し、新原理方式による研究開発が活発~
1.マイクロロボットとは
2.マイクロロボットの駆動方法
2-1.磁気
2-2.圧電素子
2-3.光
2-4.熱
2-5.超音波
2-6.バッテリ
2-7.その他
3.マイクロロボットの需要分野
3-1.バイオメディカル分野
3-2.エレクトロニクス分野
3-3.インフラ・プラント分野
4.マイクロロボットの市場規模予測
【図・表1.マイクロロボットの国内およびWW市場規模予測(金額:2016-2026年予測)】
【図・表2.マイクロロボットの駆動方式別国内市場規模予測(金額:2016-2026年予測)】
【図・表3.マイクロロボットの需要分野別国内市場規模予測(金額:2016-2026年予測)】
5.マイクロロボット関連の企業および団体等の取組動向
5-1.学校法人愛知工業大学
5-2.株式会社アプライド・マイクロシステム
5-3.国立大学法人香川大学
5-4.国立大学法人九州工業大学
5-5.学校法人工学院大学
5-6.国立研究開発法人産業技術総合研究所
5-7.国立大学法人信州大学
5-8.国立大学法人東京医科歯科大学
5-9.国立大学法人東京工業大学
5-10.国立大学法人東京大学
5-11.国立大学法人東北大学
5-12.国立大学法人名古屋大学
5-13.並木精密宝石株式会社
【図1.世界最小サーボモータ】
5-14.学校法人日本大学
【図2.昆虫型ロボットの模式図】
【図3.人工筋肉ワイヤを用いた回転アクチュエータの展開図】
5-15.国立大学法人横浜国立大学
【図4.自走式精密移動機構の構成と外観写真】
6.マイクロロボットを支えるアクチュエータ技術の進展
《注目市場フォーカス》
●高周波基板市場 (72~89ページ)
~通信の高速化に伴う高帯域の周波数使用を背景に特性への要求もハイレベルに~
1.高周波基板とは
2.高周波基板の材質
2-1.ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
2-2.ポリイミド
2-3.FR-4
2-4.セラミックス
3.高周波基板の需要分野
【表1.高周波基板の代表的な需要分野と周波数帯域】
3-1.放送分野
3-2.通信分野
3-3.計測分野
4.高周波基板の市場規模推移と予測
【図・表1.高周波基板の国内およびWW市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
【図・表2.高周波基板の材質別国内市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
【図・表3.高周波基板の需要分野別国内市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
5.高周波基板の企業シェア
【図・表4.高周波基板の国内における企業シェア(2014年)】
6.高周波基板関連の企業および団体等の取組動向
6-1.学校法人青山学院大学
6-2.株式会社アレイ
【図1.BGA変換基板】
6-3.イビデン株式会社
6-4.エルナー株式会社
6-5.OKIプリンテッドサーキット株式会社
6-6.京セラサーキットソリューションズ株式会社
6-7.株式会社キョウデン
6-8.国立大学法人電気通信大学
6-9.国立大学法人東京工業大学
【図2.開発したチップを用いた無線通信モジュール】
6-10.国立大学法人名古屋工業大学
6-11.株式会社日本サーキット
6-12.日本メクトロン株式会社
6-13.リンクサーキット株式会社
7.高周波基板技術の進展見通し
●韓国・非ITO系透明導電性フィルム市場の最新動向~市場動向編~ (90~103ページ)
~独自用途の積み重ねこそが韓国・非ITOフィルムメーカーの活路となる~
はじめに
1.韓国のITOフィルム市場動向
【図1.韓国企業におけるサンドイッチ現象】
2.韓国の非ITOフィルム市場動向
2-1.メタルメッシュフィルム
2-2.銀ナノワイヤーフィルム(AgNWフィルム)
2-3.カーボンナノチューブフィルム(CNTフィルム)
2-4.PEDOT:PSSフィルム
2-5.グラフェン
3.非ITOフィルムのポジショニング(世界)
【図2.ITO及び非ITOフィルム(メタルメッシュ・AgNW)における主要マーケットの変動】
【表1.韓国・非ITOフィルムメーカー生産体制】
《あとがき》
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- D57100811 Yano E plus 2015年11月号(No.092)