2004年版 自由診療市場の展望と戦略
発刊日
2004/05/31
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体裁
A4 / 265頁
資料コード
C46100700
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調査資料詳細データ
リサーチ内容
はじめに
わが国における自由診療の歴史は長い。20世紀の初頭まで、わが国の医療サービスは自由診療によって供給され、サービスの質と消費者の支払能力によって需要のあり方が影響を受ける奢侈財であった。1920年代後半になって、他の先進諸国が辿った道筋をなぞるように健康保険が徐々に普及し始め、被保険者にとって医療はそれまでとは違った性格を持つようになる。さらに1961年の皆保険制度の成立を境に、医療は水や電気と同様に公共財となった。40年以上にも渡って現行の医療システムが存在したため、多くの人々の意識の中で、あたかも医療は不変の社会的性質をもつかのごとく誤解されてきた点は否めない。
当社は、昭和32年の設立以来、公的医療制度の枠組みのなかから、医療産業に対する数多くの提言をおこなってきた。しかし、この数年来、医療サービスを取り巻く社会構造や疾病構造、技術革新、消費者ニーズなどの変化があまりにも激しいために、医療産業の行方を占うことがしばしば困難になってきている。さらに、オーダーメイド医療や全人的医療という言葉に代表されるような「患者を中心とした医療」が医療の方向性であると仮定した場合、保険診療の枠を超えた医療の流れ(=自由診療)を把握する必要が生じてきた。
こうした背景から、当社では医療機関における自由診療市場について、多角的な調査・分析を実施し、市場の現状と課題・問題点、今後の方向性を浮彫りにしました。当調査報告書が、貴社の事業戦略立案の一助となれば幸いです。
最後にこの場をお借りして、調査及び取材にご協力いただいた関係各位に対し、厚く御礼申し上げます。
(株)矢野経済研究所 生命科学産業調査本部 ヘルスケア部
第1章 自由診療市場の展望と戦略
市場環境分析―なぜ、自由診療が伸びていくのか
第2章 癌の高度医療と自由診療
癌治療の進化と自由診療領域の拡大
第3章 技術革新で拡大続ける予防医療市場
変化する予防医療の事業環境
第4章 多様なニーズに応える生活改善医療
不妊治療
第5章 関連資料
わが国における自由診療の歴史は長い。20世紀の初頭まで、わが国の医療サービスは自由診療によって供給され、サービスの質と消費者の支払能力によって需要のあり方が影響を受ける奢侈財であった。1920年代後半になって、他の先進諸国が辿った道筋をなぞるように健康保険が徐々に普及し始め、被保険者にとって医療はそれまでとは違った性格を持つようになる。さらに1961年の皆保険制度の成立を境に、医療は水や電気と同様に公共財となった。40年以上にも渡って現行の医療システムが存在したため、多くの人々の意識の中で、あたかも医療は不変の社会的性質をもつかのごとく誤解されてきた点は否めない。
当社は、昭和32年の設立以来、公的医療制度の枠組みのなかから、医療産業に対する数多くの提言をおこなってきた。しかし、この数年来、医療サービスを取り巻く社会構造や疾病構造、技術革新、消費者ニーズなどの変化があまりにも激しいために、医療産業の行方を占うことがしばしば困難になってきている。さらに、オーダーメイド医療や全人的医療という言葉に代表されるような「患者を中心とした医療」が医療の方向性であると仮定した場合、保険診療の枠を超えた医療の流れ(=自由診療)を把握する必要が生じてきた。
こうした背景から、当社では医療機関における自由診療市場について、多角的な調査・分析を実施し、市場の現状と課題・問題点、今後の方向性を浮彫りにしました。当調査報告書が、貴社の事業戦略立案の一助となれば幸いです。
最後にこの場をお借りして、調査及び取材にご協力いただいた関係各位に対し、厚く御礼申し上げます。
(株)矢野経済研究所 生命科学産業調査本部 ヘルスケア部
第1章 自由診療市場の展望と戦略
市場環境分析―なぜ、自由診療が伸びていくのか
1.5兆円の自由診療市場、医療サービスにおける位置付けと役割セカンドオピニオンの普及と医師紹介ビジネスの台頭
図表1-1 自由診療と保険診療の相関図
多種多彩なプレイヤーが参入、異能を受け入れて活性化を始める市場
図表1-2 自由診療の分類とポジショニングマップ
図表1-3 自由診療市場の分類と財源
自由診療に関連する医療提供体制の環境変化
診療報酬改定と窓口3割負担の影響
構造改革特区と株式会社の自由診療参入に関する経緯
図表1-4 特区における株式会社の医療への参入に係わる取扱いについて
株式会社の医療参入に関する基本論点
医療に関する広告規制の緩和
図表1-5 医療法改正による広告規制緩和内容
医療機関の経営状況
厳しさ増す医療機関の経営環境
図表1-6 2004年4月の診療報酬改定・薬価改正
医療機関の倒産動向
図表1-7 医療機関の倒産件数推移
医療施設数の推移
図表1-8 医療施設数の推移
診療所経営における重要ポイントと自由診療の役割
混合診療に関する論点
基本的な考え方
混合診療の解禁に関する論点
特定療養費制度
図表1-9 特定療養費の種類と概要
図表1-10 医療と公的保険の対象範囲
高度先進医療の承認状況
図表1-11 高度先進医療の承認状況
高度先進医療の実施事例
自由診療市場の課題
消費税法改正が自由診療に与える影響
図表1-12 ヘルスケア領域における主な非課税取引
その他の問題点・課題―トラブル対策、エビデンス
セカンドオピニオンの増加により、自由診療が保険診療と同じ土俵に立つ
図表1-13 セカンドオピニオンの受診プロセスと最適医療の選択
医療機関の動向
開設相次ぐセカンドオピニオン外来
医学部主催のネットによるセカンドオピニオン:インターネット医科大学
図表1-14 インターネット医科大学の相談科目一覧
医師紹介ビジネスの動向と方向性
「名医」を紹介することがビジネスになる
米国ベストドクターズ社と提携で事業参入:株式会社法研
大学の「系列」利用して名医紹介:ティーペック株式会社
インターネットによる医療機関検索・紹介サイト
図表1-15 インターネットによる医療機関検索・紹介サービスサイト一覧
第2章 癌の高度医療と自由診療
癌治療の進化と自由診療領域の拡大
図表2-1 主な癌治療と自由診療の動向癌免疫療法の市場動向
市場概況前立腺癌治療と自由診療
バイオベンチャーによる癌免疫療法のビジネスモデル
図表2-2 癌免疫療法サポートビジネスの事業モデル
癌統計と免疫療法の市場規模
図表2-3 悪性新生物による死亡者数の推移
癌免疫療法の定義と分類
図表2-4 癌免疫療法の分類
当社アンケート結果にみる癌免疫療法の現状と展
アンケート調査:医療機関における癌免疫療法の実施動向
調査趣旨
アンケート調査実施要綱
アンケート票
回答医療機関の属性
回答結果
医療機関の動向
瀬田クリニック
白山通りクリニック
癌免疫療法の実施医療機関リスト
参入企業の事業動向
自由診療市場における事業活動の成功事例
図表2-5 免疫療法サポート事業を行なっている企業一覧
株式会社メディネット
株式会社リンフォテック
ジェー・ビー・セラピュティクス株式会社
株式会社細胞科学研究所
ミズマチ・タカラバイオ株式会社
セルメディシン株式会社
リンパ球バンク株式会社
日本ユーロテック株式会社
株式会社エフェクター細胞研究所
生活習慣の欧米化に伴い増加する前立腺癌癌の血管内治療
HIFU(高密度焦点式超音波療法)
超音波で癌病巣を加熱し、焼き殺す治療法
国立がんセンター、東京大学などで治験すすむ
HIFU装置のオンリーワン企業:タカイ医科工業株式会社
小線源療法
永久留置法の認可により見込まれる市場活性化
放射線治療のワンストップサービス図る:株式会社千代田テクノル
腹腔鏡下前立腺摘除術
保険未収載の新しい治療法
慈恵医大青戸病院事件の余波
腹腔鏡(内視鏡)下外科関連企業の動向
市場概況ガン医療保険の動向
自由診療による血管内治療
図表2-6 UAEの実施医療機関
血管内治療の一般的な事例
図表2-7 わが国で使用されている塞栓物質の特徴と適応疾患
医療機関の動向
クリニカET
CSクリニック
ゲートタワーIGTクリニック
コンフォート病院免疫研究センター
第三分野解禁以降のガン保険市場
図表2-8 主なガン保険の一覧と特徴
自由診療の裾野が広がり進化続ける「メディコム」:セコム損害保険株式会社
図表2-9 メディコムの協定病院一覧
第3章 技術革新で拡大続ける予防医療市場
変化する予防医療の事業環境
予防医療が期待される社会的背景健診・検診・人間ドック
図表3-1 国民医療費の推移
図表3-2 予防医療発展のシナリオ
国民の健康意識
図表3-3 国民の健康不安に関する意識
事業所の健康管理意識の高まり
図表3-4 労働者の健康管理対策としての重要課題別事業所割合
市場概況ワクチン
多様な健診とその内容説明
図表3-5 健診種類とその内容
健診に関する法律とその性格分類
図表3-6 健診に関する法律の分類
市場規模の概要
図表3-7 健診市場の市場規模概略図
検査項目ごとの市場規模考察
定期健診
図表3-8 検査項目の金額内訳
癌検診
図表3-9 国内癌検診市場の内訳
図表3-10 癌検診方法の評価
今後の方向性に関する考察
新しい検査項目の流れ
脳ドック
図表3-11 脳ドック助成制度のある主な健康保険組合や自治体
PET検査
遺伝子検査
健診施設の動向
健診実施施設の総数と業況
図表3-12 医療機関の保健事業実施状況
図表3-13 健診機関の申告所得ランキング
診療所における健診実施状況
周辺企業の事業動向
高度健診を支える検査装置の市場
図表3-14 主な検査機器の市場規模
健診から派生したニュービジネスの事例
株式会社リージャー
財団法人愛知診断技術振興財団
株式会社フリール
市場概況
ワクチンの種類と市場規模
図表3-15 生ワクチンと不活化ワクチンの特性比較
図表3-16 国内で一般に使用されているワクチン
図表3-17 ワクチン製造・輸入企業別の製造品目一覧表
拡大するインフルエンザワクチン市場
図表3-18 インフルエンザワクチンの製造量と未使用量の推移
開発待たれるSARSワクチン
図表3-19 インフルエンザとSARSの対照表
関連企業・団体の事業動向
社団法人細菌製剤協会
財団法人化学及血清療法研究所
デンカ生研株式会社
財団法人阪大微生物病研究所
社団法人北里研究所 生物製剤研究所
財団法人日本ポリオ研究所
第4章 多様なニーズに応える生活改善医療
不妊治療
市場概況男性更年期治療
少子化が社会保障体制を脅かす
図表4-1 我が国の出生率と出生数の推移
不妊治療の内容と生殖補助医療(ART)
図表4-2 不妊治療の内容と保険/自由診療区分
不妊治療の市場概況
不妊治療とメンタルケアのニーズ
当社アンケートにみる不妊治療の現状と展望
アンケート調査:医療機関における不妊治療の実施動向
調査趣旨
アンケート調査実施要綱
アンケート票
回答医療機関の属性
回答結果
関連企業の事業動向
後発の利を活かして事業拡大めざす:日本農産工業株式会社
市場概況肥満治療
看過できない男性の更年期
男性更年期治療をおこなう医療機関
図表4-3 全国の主な男性更年期外来一覧
ED治療の市場概況
図表4-4 EDの原因疾患
ED治療薬の市場動向
EDの種類と治療法(薬物療法以外)
関連企業の事業動向
バイアグラでED市場創造、売上拡大続く:ファイザー株式会社
副作用少ないレビトラでファイザーを追撃:バイエル薬品株式会社
市場概況美容外科治療
増大する肥満人口
図表4-5 年齢階級別人口統計と肥満人口
肥満に対する一般人の意識と行動
図表4-6 肥満に関する関心度合い
図表4-7 肥満に関する行動パターン
多彩な戦術駆使する肥満外来
医療機関の動向
関連企業の事業動向
抗肥満薬の開発動向
図表4-8 肥満の薬物治療指針案
ダイエット用サプリメントの市場動向
拡大と多様化を続ける美容外科市場歯科の自由診療
図表4-9 美容外科医療機関数の推移
高齢化社会と若返り医療
図表4-10 若返り医療の内容一覧
課題―医療過誤とトラブル対策
歯科診療所の経営動向禁煙関連市場
図表4-11 歯科診療所の施設数推移
歯科矯正市場
成人向け矯正マーケットの拡大で微増
図表4-12 矯正歯科の医師数
歯科インプラント市場
高齢化と材料改良で市場拡大続く
人工歯根の技術動向
関連企業の事業動向
市場概況
喫煙率と喫煙人口の推移
図表4-13 喫煙者率と喫煙人口の推計値
喫煙による健康被害と経済損失
図表4-14 喫煙に関連する主な疾患の死亡者数
禁煙志向者の増加と禁煙運動への追い風
図表4-15世論調査からみた禁煙意思の推移
禁煙外来における診療事例
関連企業の事業動向
ニコレットで200万人突破:ファイザー株式会社
ファイザーと組んでOTCでニコレット展開:武田薬品工業株式会社
ネットで禁煙サポート「笑顔禁煙クラブ」:株式会社保健同人社
第5章 関連資料
主な高度先進医療とその実施事例
セカンドオピニオンの実施医療機関リスト
癌免疫療法の実施医療機関リスト
不妊治療の実施医療機関リスト
禁煙外来の設置医療機関リスト
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