2009年版 エンプラ市場の展望と戦略
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エンプラ(エンジニアリングプラスチックス)市場について調査・分析した。ここ数年アジアでの需要を背景に好調に推移していた市場も、2008年後半からの世界同時不況の影響を受け、厳しい状況が続いている。最新市場動向を把握するために必携の市場調査レポート。
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調査資料詳細データ
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第1章:エンプラ市場の展望と戦略
〈Ⅰ〉
1.世界同時不況、エンプラ市場激変も
エンプラは「挑戦・開発」が決め手
2.環境(エコ)、新エネ対応の開発戦略期
自動車2割強減へ 需要構造的変化加速、エコカー、電気自動車拡大へ拍車
3.この不況 予想を超える変貌へ、エンプラメーカー格差深まるか
汎用エンプラメーカーか スーパーエンプラメーカーか二極化の様相
4.エンプラモルダー格差拡大の正念場 海外工場金型からの
ネットワークシステムポイント
5.各種エンプラの需要見通し 2008年12~13%、
2009年15~16%減へ、2010年回復基調へ
6.アジア・中国主戦場変わらずも価格競争激化へ
新増設延期、コンパウンド拠点も量から質へ
<表>主要エンプラ需要見通し
〈Ⅱ〉
1.エンプラ・アジア・世界市場
(1)ポリカーボネート樹脂
能力増強続くも成長鈍化
(2)ポリアセタール樹脂
内需7~8%減、アジア中国も伸び悩む
(3)ポリブチレンテレフタレート樹脂
参考資料<表>プリンター、アジアカーナビ市場、他
第2章:エンプラメーカーの展望と戦略
1.製品値上げ通ったところで原料価格反落
12月からは大幅需要減 収益構造の変貌
2.総合力の三菱エンプラか、集中力のポリプラも5本柱体制の攻勢へ
(1)三菱エンプラ 販売量内外58万t、連結売上2,290億円
最大手の実力 総合力等自動車分野拡大で伸びも
09/3期は22%~23%減も
(2)東レ 技術開発力の向上をテコにエンプラ事業を拡大
(3)ポリプラスチックス 好調ポリプラも11月からダウン
開発更に重点 回復期拡大を狙う
4本から5本柱での総合力発揮へ
(4)旭化成ケミカルズ 自動車分野戦略的に伸ばす
トップナイロン66等 今期(09/3期)は相当落ち込む
ザイロン 実績拡大 アロイ戦略強める
(5)帝人化成 PCトップを守るか、2008/3期875億円4.1%増も
収益性低下 成長分野に積極投資 技術開発に力
(6)SABIC-IPジャパン GEP買収、当面シェア変わらずも、
拡大戦略強めるか
(7)宇部興産 自動車軸に世界3極でナイロン事業を強化
(8)デュポン 自動車分野中心にアジア全域で拡販体制
(9)出光興産 PC、SPS、PPSの高付加価値戦略を強化
(10)DIC 自動車需要減少、PPS売上高は大幅減
(11)住友化学 LCPポリプラを追う 高付加価値分野へシフト
(12)ユニチカ Uポリマー、ナイロン6の2本柱体制
Uポリマー(ポリアリレート)順調
(13)三井化学 変性ポリアミド6T(アーレン)拡大
熱可塑性ポリイミド(オーラム)は計画より伸び悩む
(14)ダイセル・エボニック 主力ナイロン12 2008年は横這い
PEEK参入で注目度高まる
(15)ソルベイアドバンストポリマーズ
スーパーエンプラの総合力発揮へ
メーカー調査個表
第3章:エンプラモルダーの経営戦略
〈Ⅰ〉
(1)エンプラモルダー11月から3~4割ダウンのところも
かつてない厳しさ 2008年度業績に格差も、成功ビジネスモデル見直しも
(2)2007年度1.6%増収 13%増益
2008年度13%減収 60%減益へ
(3)変化に対応した体質改革ポイント
多品種少量生産システムへの改革も新製品新分野等成長分野拡大が基本
金型からの製作、成形、内外情報システムポイント
(4)海外工場、金型からの品質対応 スピード効率化
ネットワークシステムの確立ポイント
(5)なお強まる海外生産 日系企業も工場再編も
(6)エンプラスVS高畑精工
目下売上収益とも高畑精工逆転
市況産業化するエンプラモルダー
カギ握る製品構成力と需要家との共同開発力
<表>エンプラモルダー
中国アジア米国等海外進出一覧表44社100工場
売上、収益性(黒字)成形機台数、品目他
〈Ⅱ〉
(1)エンプラス
本体エンプラ事業にグループ成長力も期待
半導体、液晶(LED)オプト等変動激しい
多品種少量生産への改革へ動くか
(2)高畑精工
2007年度好調 海外7工場体制 タイ等好調
今期は売上減少ひびくも、積極投資続くか
(3)ニフコ
一年前倒しで計画達成も
今期は自動車減産の影響大きいか
(4)三光化成
売上150億円 経常利益も順調 今期は売上10%減の見方、
製品構成のバランスの強さも
(5)山下電気
2007年度黒字も今期売上ダウン
半導体検査装置関連大幅減ひびく
(6)キヤム
連結2ケタの伸び、今期(09/1月期)売上130億円弱
九州、タイ、ベトナム等投資負担に円高も
蘇州金型工場等内外連係システム有利な展開
(7)第一化成
アドバネクスグループとしてスタート
共同開発も期待 自動車分野拡大も狙い
(8)日邦産業
前期好調も今期はダウン強まる
国内 自動車分野へシフト 異業種分野へも積極展開
(9)前進する国上精機工業
大連金型テクニカルセンター稼動、
中国4工場の連係プレイの成果大きい
(10)サン精密化工研究所
上海設計センター等金型からの一貫化
実績拡大、グループ売上47億円
今期は下期本体売上減少強まる
(11)ニックス
自社開発材料等オンリーワン製品拡大へ
(12)川島工業所
グループ年商25億円
今期減少も自動車部品で改革進む
(13)プラスセイコー
電池用の部品拡大で売上前期好調に拡大、
収益性もアップ
(14)五合化学
売上減少 特色をどう出すか
(15)ムトー精工
(16)タカギセイコー
(17)東洋プラスチック精工
(18)淀川ヒューテック
(19)北川工業
(20)黒田化学
(21)旭ポリスライダー
(22)中野プラスチック工業
第4章:総力調査、全国エンプラモルダー収益力ランキング
1.2007年度 1.6%増収 13%増益 収益力に格差
2008年度13%減収 60%減益へ
2.売上高経常利益率6.0%、2008年度2.7~2.8%へ
<表>エンプラモルダー収益性比較表
3.売上高ランキング
①ニフコ
②淀川ヒューテック
③エンプラス
④ムトー精工
4.経常利益高ランキング
①ニフコ
②高畑精工
③北川工業
④日邦産業
⑤ムトー精工
5.利益高ランキング
①ニフコ
②淀川ヒューテック
③第一樹脂工業
④高畑精工
⑤日邦産業
6.1人当売上高ランキング
①ビーエム工業
②(日邦産業)
③淀川ヒューテック
④エムシー工業
⑤ムトー精工
⑥第一樹脂工業
7.1人当利益高ランキング
①淀川ヒューテック
②第一樹脂工業
③相良プラスチック工業所
④日邦産業
⑤高畑精工
⑥三谷精密
8.利益率ランキング
①栄光化学
②旭ポリスライダー
③相良プラスチック工業所
④淀川ヒューテック
⑤第一樹脂工業
<表>エンプラ専門モルダー売上ランキング
<表>当期利益高ランキング
<表>経常利益高ランキング
<表>一人当売上高ランキング
<表>一人当利益高ランキング
<表>利益率ランキング
<表>プラスチック加工業者利益率ランキング
第5章:エンプラモルダー調査個表
1.有力モルダー詳細調査個表
エンプラス、高畑精工、ニフコ、三光化成、日邦産業、キャム、
国上精機工業、ニックス、サン精密化工研究所、プラスセイコー、川島工業所
簡易調査個表
モルダー及び自動車部品メーカー含む
ムトー精工、三光合成、淀川ヒューテック 旭ポリスライダー、
タカギセイコー、東洋プラスチック精工、黒田化学、北川工業、
中野プラスチック工業、広島プラスチック、国盛化学、東葛樹脂工業、他
第6章:特集 ターゲットはエコカー、電気自動車
1.自動車部品の樹脂化とエンプラの採用動向
環境対応ニーズを背景に使用量は拡大基調変わらず
自動車1台当たりの樹脂使用量は132.8kg、エンプラは27.6kgで
2年前から4.2%増加
<表>自動車部品に使用される合成樹脂使用量と2013年予測
<表>日本の自動車メーカー 国内生産、海外生産別の樹脂使用量(2008年、2013年対比)
<表>主要部品に見た国内生産自動車の樹脂使用量
<表>自動車部位別に見た樹脂化率推移とエンプラ採用状況(エンジン回り)
<表>自動車部位別に見た樹脂化率推移とエンプラ採用状況(燃料回り)
2.ハイブリッド車、電気自動車の樹脂化動向
トヨタとホンダが競い合い、
ハイブリッド車は2013年170万台へ
<表>四輪車 国内生産台数の自動車メーカー別推移
住設機器(温水便座、システムキッチン、エコキュート、他)も注目市場
オール電化、リフォーム等新しい変化の市場
(1)住設機器対応のモルダーはなぜ元気なのか
(2)温水便座、エコキュート メーカーシェア
(3)注目住設ヒット商品(ネオレスト、アラウーノ)分析指標
(4)住設機器需要予測
(5)システムキッチンメーカーシェア
(6)注目住設ヒット商品分析指標(クリンレディ、他)
第7章:各種エンプラ市場の展望
(需要量、メーカーシェア、需要分野別状況、戦略のポイント)
(1)ナイロン6
世界主要地域で供給体制の構築が進む
(2)ナイロン66
自動車ウェイト高く、09年は大幅減の見込み
(3)ナイロン11、12、46、610、612、半芳香族ナイロン
(4)ポリアセタールの徹底分析
08年出荷139,600t4.8%減、内需7~8%減
最大分野自動車拡大もブレーキ
アジア増強コンパウンド戦略は成果
<全調査>モルダーユーザー消費量調査
POM、PC、PBT
(5)ポリカーボネートの徹底分析
PC世界能力440万t増強続く 中国2ケタ成長ブレーキか
2007年内需3%増、2008年5~6%減少
年度10~12%減も
(6)PC/ABSアロイ
ユーザーの海外シフトで国内出荷減少
(7)ポリブチレンテレフタレート(PBT)
需要急減で一時的に需給ギャップ拡大
(8)変性PPO(PPE)の徹底分析
内需減少傾向 SABICジャパン減少も世界シェアは強い
旭化成増強、アジア、日本でいい戦い続く
(9)ガラス繊維強化PET(GF-PET)
電気・電子と自動車のウェートが拮抗
(10)ポリフェニレンサルファイド(PPS)
エコカー向けに需要拡大の期待
(11)液晶ポリマー(LCP)
2007年28,000t16%増、2008年は横這いブレーキ
(12)ポリアリレート(PAR)
Uポリマー(ポリアリレート)順調
(13)ポリイミド(PI)
高付加価値用途で堅調な需要
(14)ポリエーテルサルホン(PES)
トップ 住友化学順調に拡大
(15)ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)
参入続き 話題性高まる
第8章:総合商社、専門商社のエンプラ戦略
主戦場は海外、現地需要をいかに取り込むか
(1)三菱商事プラスチック
富士産業と合併、シナジー効果目指す
(2)三井物産
組織から海外戦略までエンプラ事業を大幅刷新へ
(3)双日プラネット
コンパウンド拠点を核に、開発型専門商社を指向
(4)伊藤忠プラスチックス
PC系を主体に国内外で拡販体制を構築
(5)住友商事ケミカル
自動車バリューチェーンの構築を目指す
(6)丸紅プラックス
サプライチェーンの高付加価値化を目指す
(7)稲畑産業
国内外での一元的なユーザー対応が信頼を生む
(8)森六
持株会社体制へ移行、2事業会社を設立
<専門商社調査個表>森六、山田化成
<表>2007年度化学商社利益高ランキング(350社)
第9章:プラスチック加工業者利益高ランキング(610社)
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