2011年版 健診・人間ドック市場の実態と展望
「健診・人間ドック市場の実態と展望2007年版」「全国健診施設名鑑2009年版」に掲載した最新データを本調査レポートにて更新した。3年目を迎え課題が浮き彫りになりつつある特定健診・特定保健指導、受診率向上に向け無料のクーポン券配布が開始された乳がん検診など健診・検診市場改革は、より実効性の高い施策の検討・実施へと動き始めた。また高齢者をターゲットに一般健診と介護予防健診を行い、介護予防を目的にデイサービスセンターを開設する事例もみられるようになってきている。PET-CT検査や遺伝子検査をメニューに備えるドックがある一方、短時間・低価格で必要な検査のみを受けられる簡易健診(ワンコイン検診・プチ検診)も登場、利用者のニーズに合わせ任意健診(人間ドック)は多様化の傾向にある。本調査レポートでは官民あげて多彩に動く健診・人間ドックについて、健診センターや病院・クリニックへのアンケート調査・訪問面接調査を主体に、市場規模・動向を把握し今後を展望、健診データ活用等周辺ビジネスの可能性を探った。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:全国の健康診断を実施している施設(健診施設)
調査方法:直接面接取材をベースに、健診施設向けアンケート調査及びインターネット等の各種情報収集による複合調査
調査期間:2011年1月~2011年3月
■本資料のポイント
- 特定健診、協会けんぽ・健保組合の定期健診、がん検診、人間ドックなど現健診市場を説く
- 健診施設への『健康診断に関するアンケート』を実施し、健診・検診、人間ドック、特定保健指導の状況、設備状況、人間ドック検査項目といった詳細な設問により、健診施設の状況を把握
- 健診施設88施設の個票を掲載
・2009年 健診・検診実施状況(◆延べ受診者数:法定健診〔特定健診含む〕、任意健診〔人間ドック〕、
専門健診〔がん検診等〕 ◆平均単価 ◆受診者数の動向)
・設備状況(X線撮影・超音波・マンモグラフィー・MRI・CT・内視鏡等の設置台数、利用状況、導入年月)
・血液検査委託先・外部精度管理委託先
・他施設との差別化戦略、検査結果を受けてのフォロー内容、今後力を入れたい健診分野、健診に関する課題等 - 健診センター、病院・クリニック健診部門10施設の事例研究
①愛仁会総合健康センター ②アルシェクリニック ③浦添総合病院健診センター
④大阪医科大学健康科学クリニック ⑤東京慈恵会医科大学附属病院新橋健診センター
⑥寿光会中央病院 ⑦淳風会健康管理センター
⑧斗南堂グループ(八王子クリニック・八王子クリニック新町) ⑨東名古屋画像診断クリニック
⑩パナソニック健康保険組合 健康管理センター&健康づくり推進室
■本資料の概要
第1章 健診・人間ドック市場の実態と展望
第2章 健診施設向けアンケート調査
第3章 全国健診施設詳細個票
第4章 事例研究
第5章 参考資料
図表一覧
■掲載内容
第1章 健診・人間ドック市場の実態と展望
Ⅰ.健診市場の実態
1.法定健診・がん検診をめぐる市場環境
(1)健診を定める法制度
・法定健診の種類
・ライフステージによる適応区分
・がん検診のこれまでの流れと現在
・保険者の動向
(2)健診・検診市場に変化をもたらす動き
・3年を経過した特定健診・特定保健指導
・75歳以上の健診・介護予防
・無料クーポン券配布を開始した子宮頸がん・乳がん
・景気動向と健保組合の厳しい財政
2.保険者別にみる健診実施状況
・保険者によって異なる検査項目
(1)自治体における健診状況
①住民健診・基本健康診査の受診率
②都道府県別・保険者別特定健診の受診率
③特定健診の受診目標
④特定健診の個人負担
(2)協会けんぽと健康保険組合の定期健診
①特定健診との関係・被扶養者の受診動向
②協会けんぽの生活習慣病予防健診
③健保組合の定期健診
3.がん検診の動向
①5大がんの検診受診率推移
②クーポン券の効果とマンモグラフィー不足
4.人間ドック・専門検診の実態
・人間ドック受診者数推移
・短時間・低価格・必要項目選択可能なプチドック、「季節限定コース」好評
・富裕層向け人間ドック成功のポイント
・メディカルツーリズムの可能性
・注目集める「脳ドック」「女性専門ドック」
5.健診・検診市場の課題
(1)契約代行機関との契約広がる
(2)特定健診・特定保健指導の課題
①目標実施率(受診率)未達成のペナルティと検査項目変更・統一にかかる費用
②検査項目
③75歳以上の高齢者の健診
④特定保健指導
(3)健診実施機関の配慮により健診・検診の受診に効果
6.健診施設の実態
・健診実施機関の区分と施設数
7.特定健診によるアウトソーシングビジネス
(1)健診データや保健指導に発展したシステム化によるITデータビジネス
(2)健診業務多様化による健診コンサルティング業務
(3)管理アウトソーシングビジネス
Ⅱ.『運営についての重要事項に関する規定』による集計
1.第三者評価集計
2.血液検査委託先集計
3.外部精度管理委託先集計
Ⅲ.健診市場の展望
1.特定健診
2.がん検診・専門検診
3.人間ドック
4.健診市場規模推移の考察
(1)特定健診市場規模推移
(2)特定保健指導市場規模推移
(3)健診市場推移
第2章 健診施設向けアンケート調査
1.調査要綱
2.調査趣旨
3.アンケート回収先属性
4.アンケート結果概略
5.アンケート調査結果
問1 健診・人間ドック実施施設として取得している資格や認定資格等に「レ」をご記入ください。
問2 貴院で行われている法定健診(特定健診等)について、2009年(12か月間)の年間受診者数、
平均受診単価をご記入いただき、2008年と受診者数を比較した場合の傾向として当てはまる項目
(増加/横ばい/減少)に「レ」を入れてください。
問3 貴院で行われている任意健診(人間ドック)について、2009年(12か月間)の年間受診者数、
平均受診単価をご記入いただき、2008年と受診者数を比較した場合の傾向として当てはまる項目
(増加/横ばい/減少)に「レ」を入れてください。
問4 貴院で行われている専門健診について、2009年(12か月間)の年間受診者数、平均受診単価を
ご記入いただき、2008年と受診者数を比較した場合の傾向として当てはまる項目
(増加/横ばい/減少)に「レ」を入れてください。
問5 人間ドックの標準検査・オプション検査として実施している項目に「レ」を入れて下さい。
記載されている項目以外の検査を実施している場合には「脳ドック」横空欄に検査名をご記入下さい。
問6-1 特定保健指導の実施状況(積極的支援/動機付け支援/行っていない)として、
該当する項目に「レ」を入れて下さい。
問6-2 実施している保健指導のプログラム等は貴院でつくりましたか。それとも外部委託されましたか。
該当する方にチェック「レ」をご記入下さい。
問6-3 ( )内に、その企業名とサービス名を教えて下さい。
問6-4 実際に特定保健指導を行った人数を、「積極的支援」「動機付け支援」に分けて、ご回答下さい。
問6-5 健診の結果は特定保健指導を受けなければならないが、受けていない人の割合どのくらいですか。
問7 健診で使用する次の検査機器〔X線撮影・超音波(腹部)・マンモグラフィー・超音波(乳腺)・
MRI・CT・内視鏡(上部消化管)・内視鏡(大腸)〕を保有している場合には、台数、利用状況
(健診専用/診療兼用)、導入年月についてお教え下さい。
問9 血液検査を外部委託されている場合には、委託先をご記入下さい。
問10 外部精度管理委託先をご記入ください。
問11 他院との差別化戦略について、該当する項目があれば、チェック「レ」をご記入ください。
その他の差別化策を実践されている場合には、その他欄にチェックし、内容を教えて下さい。(複数回答)
問12 具体的にどのようなことをされていますか。該当する項目があれば「レ」をご記入いただき、
記載されている項目外の内容を実施している場合には、その他欄に内容をご回答ください。
問13 現在貴院で行っている、あるいは行っていない健診・検診の中で、今後力を注いでいきたい分野があれば、
該当するところにチェックして下さい。記載されている項目外の内容に注力したい場合には、
その他欄に内容をご回答ください。
問14 健診業務に関する課題として、該当する項目にチェック「レ」を入れてください。
記載されている項目以外の課題がある場合には、その他欄に内容をご回答ください。
問15 健診全般について、ご意見等ありましたら、ご自由にお書き下さい。
健康診断に関するアンケート(アンケート票)
第3章 全国健診施設詳細個票
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (北海道)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (青森県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公的 (宮城県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (秋田県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公的 (福島県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (茨城県)
独立型健診センター・健診専用クリニック 民間 (埼玉県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (東京都)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (東京都)
診療所内健診部門 民間 (神奈川県)
診療所内健診部門 民間 (神奈川県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公的 (新潟県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (石川県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公立 (岐阜県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公立 (岐阜県)
診療所内健診部門 公立 (岐阜県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (静岡県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (愛知県)
独立型健診センター・健診専用クリニック 民間 (愛知県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (愛知県)
病院内独立型健診センター 公的 (京都府)
独立型健診センター・健診専用クリニック 民間 (大阪府)
病院内独立型健診センター 民間 (大阪府)
診療所内健診部門 民間 (大阪府)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (兵庫県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公立 (島根県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (岡山県)
独立型健診センター・健診専用クリニック 民間 (岡山県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公的 (山口県)
診療所内健診部門 民間 (徳島県)
独立型健診センター・健診専用クリニック 民間 (香川県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (福岡県)
診療所内健診部門 民間 (福岡県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公立 (佐賀県)
診療所内健診部門 民間 (長崎県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公立 (熊本県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (熊本県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (宮崎県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (鹿児島県)
独立型健診センター 民間 (沖縄県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (北海道)
病院内独立型健診センター 公立 (北海道)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公的 (北海道)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (北海道)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公立 (岩手県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (宮城県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公的 (宮城県)
診療所内健診部門 民間 (秋田県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (茨城県)
診療所内健診部門(独立型) 民間 (栃木県)
病院内独立型健診センター 民間 (埼玉県)
診療所内健診部門 民間 (埼玉県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (埼玉県)
病院内独立型健診センター 民間 (東京都)
独立型健診センター・健診専用クリニック 民間 (東京都)
診療所内健診部門 民間 (東京都)
独立型健診センター・健診専用クリニック 民間 (神奈川県)
独立型健診センター・健診専用クリニック 民間 (神奈川県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (富山県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (山梨県)
病院内独立型健診センター 民間 (山梨県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公立 (長野県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公立 (静岡県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (愛知県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (愛知県)
独立型健診センター・健診専用クリニック 公立 (愛知県)
診療所内健診部門 民間 (愛知県)
病院内健診部門 民間 (愛知県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公立 (滋賀県)
診療所内健診部門 民間 (京都府)
独立型健診センター・健診専用クリニック 民間 (大阪府)
独立型健診センター・健診専用クリニック 民間 (大阪府)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (兵庫県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公立 (兵庫県)
病院内独立型健診センター 公的 (兵庫県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公立 (奈良県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公立 (和歌山県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (鳥取県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (島根県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (岡山県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (岡山県)
診療所内健診部門 民間 (徳島県)
診療所内健診部門 民間 (福岡県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 民間 (福岡県)
診療所内健診部門 民間 (佐賀県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公立 (長崎県)
病院内健診部門・病院内併設型健診センター 公的 (長崎県)
診療所内健診部門 民間 (鹿児島県)
第4章 事例研究
1. 社会医療法人愛仁会 愛仁会総合健康センター
/10万人の健診を担い、機能訓練型のデイサービス、温水プール、カルチャークラブを併設。
愛仁会グループの健診センター
グループの保健事業部門充実と特定健診への対応を主目的にRFOの物件落札
協会けんぽの健診受診者数は大阪府で第7位。年間総健診受診者数は約10万人
カルチャークラブ、温水プール、デイサービス等を併設。互いの相乗効果を得る
2010年リラクゼーションコーナーを設置、ストレスドック開始に備える
2.医療法人高友会 アルシェクリニック
/企業健診と主婦健診中心の駅前クリニック。主婦層の取り込みにより受診者急増、2010年にはスペース拡張
健康保険組合を主ターゲットに、2008年、大宮駅前にオープン
被扶養者の健診受診、乳がん検診希望者の増加により受診者の7割は女性へ
2010年にはフロアを拡張、CTを撤去することで受診者数さらに拡大、受診単価アップ
個人による電話予約は1日ピーク時で240~250本。健保組合のニーズに合わせ健診項目設定
スペース面の制約を考慮しつつ今後は2次健診や一般外来の充実、専門外来の設置を検討
3. 社会医療法人仁愛会 浦添総合病院 健診センター
/問診票に睡眠に関する質問項目を取り入れ必要に応じメンタルヘルスを実施。健康増進施設「ヘルスアップステーションうらそえ」を併設し運動指導を行うと同時に、退院患者がかかりつけ医の下で実施できる疾病管理モデルを提供
地域医療支援病院「浦添総合病院」の独立型健診センター
人間ドック利用者の多くは協会けんぽの加入者、がん検診では乳がんの受診者数増加
自律支援型の「アンチエイジング浦添モデル」を作成、疾病管理ツールとして提案
睡眠障害に関する4項目の質問からメンタルヘルスの必要性をスクリーニング
「ヘルスアップステーションうらそえ」で病院のリハビリを継承、健康運動指導士による筋力トレーニング実施
経済産業省、厚生労働省、総務省3省連携事業としてICカードを利用した疾病管理サービス事業に参加
4.学校法人大阪医科大学 健康科学クリニック
/ 大学の敷地外で健診中心のクリニック開設。予防医療の重要性に鑑み、「未病」発見を通じた健康寿命の伸長、地域貢献を視野におく
JR高槻駅に隣接した好立地に、女性にとり利便性の高い健診中心のクリニック開設
受診者増をめざし企業健診獲得にも力を入れる。期間限定コース(プチドック)も好評
大学病院の関連施設として医療機器を装備。必要に応じ本院と連携
地域の他医療機関から、CT、マンモグラフィ、エコー、胃内視鏡検査等の必要な患者を受け入れ
2010年度年間受診者数見込み1万2,000名を2014年には3万5,000名に増やし収支均衡
5.東京慈恵会医科大学附属病院 新橋健診センター
/ 受診者は予約待ち、治療も望むが他医療機関との連携が必須な大学病院の健診
大学病院における健診・人間ドックの課題
受診者が期待する高度医療機器によるハイレベル検査と健保組合の単価上限とのギャップも課題。
PET健診は半数近くが赤字
マンパワーの確保が可能であればスペース拡張して画像診断機器の整備を検討
6.医療法人寿光会 寿光会中央病院
/必要な項目のみを低価格・短時間で検査「ワンコイン検診」
健診を受ける時間をとることの難しい美容師からの相談で看護師が提案
地域需要に合わせ、企業向けの健診・人間ドックを提供
健診は地域貢献、医療提供の一環。健診受診者の家族向けにはワンコイン検診を提案
7.財団法人淳風会健康管理センター
/巡回健診からVIPドックコースまで。メディカルコーディネイト、メンタルヘルス、環境管理、フィットネスのパーソナルトレーニングまで。グループで多様な層に多面的に健診、保健・予防活動を展開
結核予防の健診から時代のニーズに合わせ事業を発展
移動検診車を19台所有。循環器検診車、多目的検診車、婦人科検診車なども巡回
フロアごとにテーマを儲け色彩を統一。健康な女性が安心して受診できる建物を意識して2006年、
健康管理センター改装
実際の受診者数は男性6割。被扶養者には健保、自治体の補助制度の利用を促す
人間ドックは利用者ニーズに応じ細やかなコース設定。オーダーメイドドック(VIP)の常時利用者は300名
フィットネス「からだサポートルーム」を併設
フット健診、サプリメントドック、遺伝子検査も好評
繁忙期対策、オーダーメイドドックの提案を検討
8.斗南堂グループ(八王子クリニック・八王子クリニック新町)
/「働く人」の要望に応えCT・MRI等を駆使した短時間ドックを幅広い価格帯で提示
現役世代が必要としているサービスを提供
高度な医療機器の利用、技術の向上、効率的な動線等により短時間で確定診断
CT、MRIによる全身ドックスタート。最近は脳ドック受診希望者増加
親の介護、医師の雇用形態の変化等にも対応した八王子クリニック新町
人間ドック効率化ノウハウの商品化、企業等とのコラボによる検査後のフォローメニュー確立をめざす
9.医療法人名古屋放射線診療財団 東名古屋画像診断クリニック
/富裕層向け会員制人間ドックを運営する画像診断専門クリニック。2011年度は中国人富裕層向けPET健診を本格展開
愛知県の公募に応募、がんセンター敷地内にPET-CT検査を行う施設開設
サイクロトロンを保有、PET-CT3台、3T・1.5TのMRI各1台稼働
画像診断を中心にした会員制人間ドック「ライフプロテクトシステム〔セレブ〕」
検査後のフォローアップを徹底。リピート率を高める
会員間のつながりを醸成、新規会員獲得に奏功する情報誌を配布
ターゲット層が重なる専門誌への記事掲載、講演会開催、会員の紹介により新規利用者獲得
試験期間を経て、2011年は中国人富裕層向けの人間ドックを本格展開
10.パナソニック健康保険組合 健康管理センター&健康づくり推進室
/厳しい財政状況を背景に、健診重視から保健指導・一次予防に重点をおいた保健活動へ。キャンペーンにより「健康」を意識付け、定期健康診断開始前にメタボリックシンドロームを食い止める
全国170事業所に勤務するパナソニックグループ社員の健康を管理
「定期健康診断」という機会を利用し身体をメンテナンス
事業所別の比較により一次予防効果を上げる
定期健康診断は法定項目を中心に、人間ドックは個人の意思で
健康管理センターでは精密検診、健康管理室で事後指導、治療が必要なら病院、その他の社員にはキャンペーン
課題は被扶養者・退職者の受診率向上。マーケティングの発想を取り入れ受診者拡大
第5章 参考資料
・検診関連団体と参加施設
1.結核予防会・日本対がん協会
2.全国健康増進協議会
3.日本健康倶楽部
4.全国労働衛生団体連合会
図表一覧
図表1 健診を定める法律と受診強制
図表2 ライフステージによる健診制度適応区分
図表3 医療保険と加入者数
図表4 市町村国保、協会けんぽ、健保組合の比較
図表5 医療保険と基本健診、特定健診加入者数
図表6 特定健診検査項目と各健診検査項目比較
図表7 基本健康診査の受診率上位10位における、特定健診目標実施率の比較
図表8 政令指定都市における特定健診個人負担額
図表9 特定健診の実施率(目標受診率)
図表10 「人間ドックの現況」による人間ドック受診者数推移2005~2007年
図表11 指定施設別1日ドック1施設当たり年間受診者数推移2005~2009年
図表12 指定施設別2日ドック1施設当たり年間受診者数推移2005~2009年
図表13 人間ドック年間総受診者数 2009年度
図表14 健診施設の種類と施設数
図表15 主な健診データITサービス
図表16 主な健診コンサルティング業務
図表17 主な管理アウトソーシングビジネス
図表18 2008年度・2009年度 特定健診・特定保健指導の実施状況
図表19 住民健診における各がん検診の実施状況
図表20 住民健診における国の指針以外のがん検診検査方法
図表21 住民健診における胃がん検診の個人負担額
図表22 特定健診市場規模推移と実施率推移2008~2012年
図表23 特定保健指導対象者推計(千人)2008~2012年
図表24 特定保健指導市場規模推移2008~2012年
図表25 健診市場規模推移(億円)グラフ 2007~2012年
図表26 健診市場規模推移(億円)表 2007~2012年
図表27 健診・人間ドック総受診者数推移(表)2004年~2009年
図表28 健診・人間ドック総受診者数推移(グラフ) 2004年~2009年
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