2010年版 リチウムイオン電池セミナーテキスト集
2010年12月14日に自主企画セミナー「リチウムイオン電池セミナー」を開催いたしました。リチウムイオン電池(LIB)は車載用をはじめアプリケーションの幅が広がり、市場規模の拡大が期待されています。その結果、従来主力であったポータブル機器向けとは異なる性能・特性が求められるようになり、部材も変化してきています。本セミナーは弊社自社企画レポート「2010年版リチウムイオン電池市場の現状と将来展望」「2010年版リチウミオン電池部材市場の現状と将来展望」(正極材編、負極材編、セパレーター編、電解液・電解質変、主要4部材編)の発刊に伴い、担当研究員による最新の調査結果を踏まえた業界動向についてお話をいたしました。本テキスト集は、セミナーにご参加いただけなかった方々からのご要望に応え、セミナーテキスト集として編集いたしました。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
■本資料のポイント
- LIB市場動向…材料からアプリまで、グローバルでの「擦り合せ力」が問われる
- 海外LIB動向…追い上げる韓国、中国。アプリ大国の米国、欧州
- LIB用正極材動向…次の標準獲得に挑むLMO、NCA、NCM、LFP
- セパレーター動向…寡占は崩れるか
- LIB用負極材動向…進む天然シフト、追い上げる中国メーカー
- 電解液・電解質動向…ビッグ3に挑む中国・韓国勢
■掲載内容
1.LIB市場動向~材料からアプリまで、今後はグローバルでの「擦り合せ力」が問われる~
1. LIB市場全体動向
2010年度の1兆円から2015年は3兆円市場に
表:LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)
2014~2015年度頃に車載向けが民生向けを追い越す
グラフ:LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)
2014~2015年度頃に車載向けが全体の40%以上を占める
グラフ:LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース構成比)
2. LIBアプリケーション別市場動向
小型民生スマートフォン、タブレット型PCなど、新規モバイル機器需要が堅調
表:民生向けポータブル機器LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)
グラフ:民生向けポータブル機器LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)
グラフ:民生向けポータブル機器LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)構成比
民生以外電動工具向けがきっかけ
表:民生向け以外の中・小型機器関連LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)
グラフ:民生向け以外の中・小型機器関連LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)
グラフ:民生向け以外の中・小型機器関連LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)構成比
産業用カスタマイズ、サンプル出荷に止まる
表:産業用LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)
グラフ:産業用LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)
グラフ:産業用LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)構成比
車載用いよいよ立ち上がる車載用LIB
表:車載用LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)
グラフ:車載用LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)
グラフ:車載用LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)構成比
3. LIBメーカーシェア
金額ベースではかろうじて三洋電機がシェア1位を維持
グラフ:LIB世界市場メーカーシェア(金額ベース:2009年度)
グラフ:LIB世界市場メーカーシェア(金額ベース:2010年度見込み)
数量ベースではシェア逆転(小型民生用)
グラフ:ポータブル機器用LIB世界市場メーカーシェア(数量ベース:2009年度)
グラフ:ポータブル機器用LIB世界市場メーカーシェア(数量ベース:2010年度見込)
4. 個別企業動向(日系LIBメーカー)
三洋電機…全方位体制、パナソニックとのシナジーを発揮できるか?
ソニー…オンリーワンとナンバーワンの両立、攻めの戦略へ再転換も車載用LIBは慎重姿勢
日立マクセル…個別垂直統合から水平分業へ、日立マクセルはあくまでも高容量小型民生特化
産業用LIBメーカー
ジーエス・ユアサ、新神戸電機…当面の主力は鉛電池
三菱重工、IHI…社内ユースの開拓から
注目企業
東芝…高い安全性、長寿命、急速充電が特長のSCiB
エナックス…国内外で積極展開
2.海外LIB動向 ~追い上げる韓国、中国。アプリ大国の米国、欧州~
1.各国・地域のLIB政策
米国:直接的な産業支援、雇用創出の側面が強い
欧州:ドイツ、フランスが主導。研究・開発支援がメイン
中国:自動車の電動化を中心とした動き
韓国:サムスンSDI、LG化学が主導、政府の後押しは限定的
台湾:電動スクーターで土台固め
2.国・地域別LIB市場動向
日系シェアは低下傾向台頭する韓国、中国
表:国・地域別LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)
グラフ:国・地域別LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)
グラフ:国・地域別LIB世界市場規模推移・予測(金額ベース)シェア
表・グラフ:各国・地域の主なLIB投資金額、及び生産能力
韓国:LIB市場を牽引する2大メーカーが存在する韓国
部材の国産化が更なる成長へのカギ
中国:低価格な民生向けLIBにより市場で存在感を発揮も、全体市場は伸び悩む中国
高付加価値化を求め車載LIBに注力、国策で電動自動車普及を促進
米国:量産に向けた準備段階にある米国、官民あげての総力戦
巨大なアプリケーション市場が強み
欧州:限られたプレイヤーによって市場が形成される欧州
車載用を始めとした大型LIBに特化
台湾:セルメーカーが未発達の台湾
スクーターの電動化をきっかけにLIB主要国への仲間入りなるか
3.海外個別企業動向
韓国:サムスンSDI、LG化学
中国:BYD、中信国安盟固利
米国:A123Systems、EnerDel
欧州:Li-Tec、BatScap
台湾:能元科技、LUXGEN
4.LIB市場の展望
LIBは装置産業にあらず、高度な擦り合せが必要
海外メーカー:独自の基礎技術の底上げが必要
3.LIB用正極材動向 ~次の標準獲得に挑むLMO、NCA、NCM、LFP~
1.LIB正極材市場動向
2010年度以降は前年度比120%台で成長が続く
表:LIB正極材市場規模材料別推移(数量:2008年度実績~2012年度予測)
材料別ではコバルト離れが加速、存在感を増す三元系正極材、マンガン酸リチウム
グラフ:LIB正極材市場規模材料別推移(数量:2008年度実績~2012年度予測)
グラフ:LIB正極材市場規模材料別構成比(数量:2008年度実績~2012年度予測)
2009年度は前年度比マイナスとなるも、2010年度以降は成長基調に
表:LIB正極材市場規模材料別推移(金額:2008年度実績~2012年度予測)
グラフ:LIB正極材市場規模材料別推移(金額:2008年度実績~2012年度予測)
グラフ:LIB正極材市場規模材料別構成比(金額:2008年度実績~2012年度予測)
表:正極材販売価格帯推移
出荷量ベースでは日亜化学が首位をキープ、2位グループには中国、韓国メーカーが台頭
グラフ:LIB正極材メーカー別世界市場規模推移数量ベース2010年度シェア(見込)
金額ベースでは2位グループの顔ぶれが異なる
グラフ:LIB正極材メーカー別世界市場規模推移金額ベース2010年度シェア(見込)
国別出荷比率も日本が徐々にシェアダウンの傾向、中国、韓国がそれぞれ存在感を高める
表:正極材世界市場規模国別推移(数量:2008年度~2010年度見込)
表:正極材世界市場規模国別推移(金額:2008年度~2010年度見込)
2.LCO市場動向
2010年度は景気回復及びスマートフォン等を牽引役に前年度比プラスの見込
表:LCO世界市場規模推移(数量/金額:2008年度実績~2012年度予測)
グラフ:LCO世界市場規模推移(数量:2008年度実績~2012年度予測)
グラフ:LCO世界市場規模推移(金額:2008年度実績~2012年度予測)
セルメーカーの競争激化で「脱コバルト」進展の傾向、LCO以外の正極材で市場拡大に舵を切る動きも
スマートフォン市場の拡大を追い風に高容量タイプへの注力で差別化を図る
長期的にはニッチ分野への特化も生き残りの有効手段
3.NCM市場動向
LCOからの置き換え需要で成長基調、2011年以降は車載向け「検討用」での出荷増の傾向
表:NCM世界市場規模推移(数量/金額:2008年度実績~2012年度予測)
グラフ:NCM世界市場規模推移(数量:2008年度実績~2012年度予測)
グラフ:NCM世界市場規模推移(金額:2008年度実績~2012年度予測)
EVのモデルチェンジを睨み、NCMプレイヤーの設備増強が進む
足元では民生ポータブル機器向けの採用拡大に向けた低コスト化の実現
4.LMO市場動向
EV市場の本格始動を受け、2010年度、2011年度は前年比度160%で成長
表:LMO世界市場規模推移(数量/金額:2008年度実績~2012年度予測)
グラフ:LMO世界市場規模推移(数量:2008年度実績~2012年度予測)
グラフ:LMO世界市場規模推移(金額:2008年度実績~2012年度予測)
更なるコストダウン実現が、競合材料との争いに勝ち残るカギ
5.NCA市場動向
車載向け混合剤用途が拡大、2009年度、2010年度ともに前年度比プラスでの推移
表:NCA世界市場規模推移(数量/金額:2008年度実績~2012年度予測)
グラフ:NCA世界市場規模推移(数量:2008年度実績~2012年度予測)
グラフ:NCA世界市場規模推移(金額:2008年度実績~2012年度予測)
EVではマンガン系材料への混合で容量アップに寄与
今後はスマートフォンなどポータブル機器の高容量化ニーズへの展開や
EV向けのメイン材料としての展開で更なる成長の可能性も
6.LFP市場動向
2009~2012年度では前年度比130%台で推移
従来の電動工具に加え日系メーカーでは電力貯蔵用LIBでの採用も決定
表:LFP世界市場規模推移(数量/金額:2008年度実績~2012年度予測)
グラフ:LFP世界市場規模推移(数量:2008年度実績~2012年度予測)
グラフ:LFP世界市場規模推移(数量:2008年度実績~2012年度予測)
本格量産による市場拡大は2013年以降
車載向けでは充電方式など、インフラとの組み合わせによる展開が有効
7.個別企業動向
ユミコア…韓国の「生産力」、中国の「コスト力」に日本の「技術力」が加わる
戸田工業…中大型用とへの適用拡大を見据え、清算拠点の海外進出を積極展開
三徳…究極のコバルト系でニッチ分野に特化
田中化学研究所…高品質な前駆体に強み、三元系で中大型向けに更なる飛躍を図る
日本電工…マンガン酸リチウムのトップメーカー
世界最大規模の生産能力を構え、中大型向けに更なる注力を図る
住友大阪セメント…LFPの生産能力は2011~2012年を目処に1,000~2,000t/年に増強
LMPを見据えた量産技術開発も進む
8.正極材市場の展望
民生ポータブル機器向けは規模で生き残るか、ニッチへの特化
車載向けは今こそ材料ポテンシャルの見直しで他社から一歩抜きん出るべき
4.セパレーター動向 ~寡占は崩れるか~
1.セパレーター市場規模
2012年度には7億㎡規模に
表:LIBセパレーター世界市場規模推移(2008年度実績~2012年度見込)
グラフ:LIBセパレーター世界市場規模推移(数量:2008年度実績~2012年度見込)
グラフ:LIBセパレーター世界市場規模推移(金額:2008年度実績~2012年度見込)
高成長を享受する韓国、中国勢
表:LIBセパレーター世界市場規模国別シェア推移(数量:2008年度実績~2010年度見込)
表:LIBセパレーター世界市場規模国別シェア推移(金額:2008年度実績~2010年度見込)
グラフ:LIBセパレーター世界市場規模国別シェア推移(数量:2008年度実績~2010年度見込)
2.セパレーター動向
湿式vs.乾式とは一概に言えず一長一短あり、ラインナップ拡充でシナジーを
耐熱セパレーター:過度な安全性は求められず
セルロース系、不織布などを基材としたセパレーターが製品化
「価格」「継続的な安定供給」「実績(信頼性)」がキーワード
積極的な設備投資も億㎡/年レベルの企業は数社に止まる
表:主要セパレーターメーカーの生産拠点及び生産能力
全体的には薄膜化傾向
表:セパレーター膜厚一覧
3.セパレーターメーカーシェア
旭化成が首位を維持。3強に挑む、韓国、中国勢
グラフ:LIBセパレーター世界市場規模メーカーシェア(数量:2008年度実績)
グラフ:LIBセパレーター世界市場規模メーカーシェア(数量:2010年度見込)
金額ベースでは湿式を扱う旭化成、東レ東燃が上位に
グラフ:LIBセパレーター世界市場規模メーカーシェア(数量:2008年度実績)
グラフ:LIBセパレーター世界市場規模メーカーシェア(数量:2010年度見込)
4.個別企業動向
旭化成イーマテリアルズ…トップシェアの先行者利益を車載で追求
東レ東燃…東レ技術との融合で更なる品質向上へ
セルガード…乾式、湿式双方の量産体制を確立
SKエナジー…韓国LIB市場と共に成長、トップメーカー入りへ
星源材質科技(Senior)…動力向けに特化
W-SCOPE…本社、研究開発は日本、韓国で生産
ニッポン高度紙規模は追わず、特殊ニッチに注力
5.セパレーター市場の展望
「受身部材」が市場を固定化
5.LIB用負極材動向 ~進む天然シフト、追い上げる中国メーカー~
1.LIB負極材市場動向
中国負極材料メーカーの爆発的な伸びが市場牽引
表:ケースA、B、C負極材世界市場規模推移(数量:2008年度~2012年度予測)
グラフ:ケースA、B、C負極材世界市場規模推移(数量:2008年度~2012年度予測)
1,000円/㎏単価を目指し低価格競争突入
表:ケースA、B、C負極材世界市場規模推移(金額:2008年度~2012年度予測)
グラフ:ケースA、B、C負極材世界市場規模推移(金額:2008年度~2012年度予測)
自動車向け採用を目指し安定供給体制を強化する上位メーカー
表:各負極材メーカーの生産能力と増産計画
新規参入メーカーも供給能力提示へ
表:各負極材メーカーの生産能力と増産計画
ケースA:中国系メーカーが金額ベースでも2010年度トップに
グラフ:LIB黒鉛系負極材世界市場メーカーシェア推移(数量:2008年度~2010年度見込)
グラフ:LIB黒鉛系負極材世界市場メーカーシェア推移(金額:2008年度~2010年度見込)
ケースAの上位3メーカー比較
グラフ:(ケースA)日立化成工業、BTR、上海杉杉出荷量推移(2008年度~2012年度予測)
ケースB:日立化成工業シェア40%は日系オンリーの幻
グラフ:LIB黒鉛系負極材世界市場メーカーシェア推移(数量:2008年度~2010年度見込)
グラフ:LIB黒鉛系負極材世界市場メーカーシェア推移(金額:2008年度~2010年度見込)
ケースC:数量ベースでBTRが日立化成工業に迫る
グラフ:LIB黒鉛系負極材世界市場メーカーシェア推移(数量:2008年度~2010年度見込)
グラフ:LIB黒鉛系負極材世界市場メーカーシェア推移(金額:2008年度~2010年度見込)
国別負極材出荷数量・金額推移
グラフ:(ケースA)国別負極材市場規模推移(数量:2008年度~2012年度予測)
グラフ:(ケースA)国別負極材市場規模推移(金額:2008年度~2012年度予測)
グラフ:(ケースC)国別負極材市場規模推移(数量:2008年度~2012年度予測)
グラフ:(ケースC)国別負極材市場規模推移(金額:2008年度~2012年度予測)
中国メーカーに対する負極材性能評価
海外負極材メーカー
2.黒鉛系負極材動向
天然黒鉛負極材が今後市場の主流に
グラフ:(ケースA、B、C)LIB黒鉛系負極材世界市場規模推移(数量:2008年度~2012年度予測)
人造黒鉛負極材でも価格低減を目指す動きが
3.カーボン系負極材動向
カーボン系負極材:採用先増加を狙いクレハ連合創設
4.酸化物系負極材動向
チタン酸リチウム負極材の拡大契機は東芝の実績次第?
5.金属・合金系負極材動向
まずは民生機器向け採用へ、車載搭載への機会を伺う
6.個別企業動向
日立化成工業…天然が人造出荷量を抜く、圧倒的な物力で他を引き離す日系トップメーカー
BTR…数量ベースで世界シェアトップを伺う、2011年、日本本格上陸へ
三菱化学…天然黒鉛負極材に強み、人造→天然の需要シフトでユーザー獲得
日本カーボン…2013年、2010年ベースでの売上3倍達成を目指す
JFEケミカル…特性と価格を兼ね備えた製品の提供こそがJFE流
昭和電工…サイクル特性に優れるSCMG、EV、蓄電池がターゲットアプリケーション
中央電気工業…製造工程の簡略化、価格で他社に差をつける
日本パワーグラファイト…天然黒鉛負極材で車載用途のマーケットシェア拡大を目指す
大阪ガスケミカル…自動車向けで仕切り直し、1~2年内の商品化にメド
石原産業…ニッチからメジャーへ、チタン酸リチウム負極材拡販に挑む
三井金属鉱山…安全性の実証で2012年民生機器向け、2015年以降車載向け採用へ
7.負極材市場の展望
6.電解液・電解質動向 ~ビッグ3に挑む中国・韓国勢~
1.電解質市場規模
売り手市場の電解質高値安定
表:LIB電解質世界市場規模推移(2008年度実績~2012年度見込)
グラフ:LIB電解質世界市場規模推移(数量:2008年度実績~2012年度見込)
グラフ:LIB電解質世界市場規模推移(金額:2008年度実績~2012年度見込)
日系メーカーシェア独占
表:LIB電解質世界市場規模国別シェア推移(数量:2008年度実績~2012年度見込)
表:LIB電解質世界市場規模国別シェア推移(金額:2008年度実績~2012年度見込)
グラフ:LIB電解質世界市場規模国別シェア推移(数量:2008年度実績~2012年度見込)
2.電解液市場規模
20%台の成長が継続
表:LIB電解液世界市場規模推移(2008年度実績~2012年度見込)
グラフ:LIB電解液世界市場規模推移(数量:2008年度実績~2012年度見込)
グラフ:LIB電解液世界市場規模推移(金額:2008年度実績~2012年度見込)
中国メーカーが日系メーカーと同規模
表:LIB電解液世界市場規模国別シェア推移(数量:2008年度実績~2012年度見込)
表:LIB電解液世界市場規模国別シェア推移(金額:2008年度実績~2012年度見込)
グラフ:LIB電解液世界市場規模国別シェア推移(数量:2008年度実績~2012年度見込)
3.電解質動向
技術的には成熟、低価格化と安定供給がカギ
既存メーカーの強み、固相によるバリエーションの豊富さ
4.電解液動向
安全性向上より低価格化
添加剤が各社ノウハウ
5.電解質メーカーシェア
森田化工がトップへ。Foosungも急激に追い上げ
グラフ:LIB電解質世界市場規模メーカーシェア(数量:2008年度実績)
グラフ:LIB電解質世界市場規模メーカーシェア(数量:2010年度見込)
金額ベースでは高品質のステラ、関東電化が1位、2位を死守
グラフ:LIB電解質世界市場規模メーカーシェア(金額:2008年度実績)
グラフ:LIB電解質世界市場規模メーカーシェア(金額:2010年度見込)
森田化工は4,000t/年で抜け出す
表:主要電解質メーカーの生産拠点及び生産能力
6.電解液メーカーシェア
韓中を交え、トップ5を形成
グラフ:LIB電解液世界市場規模メーカーシェア(数量:2008年度実績)
グラフ:LIB電解液世界市場規模メーカーシェア(数量:2010年度見込)
金額ベースでは宇部興産、三菱化学
グラフ:LIB電解液世界市場規模メーカーシェア(金額:2008年度実績)
グラフ:LIB電解液世界市場規模メーカーシェア(金額:2010年度見込)
5,000t~10,000t/年が生き残りへのターゲット
表:主要電解液メーカーの生産拠点及び生産能力
7.個別企業動向
三菱化学…車載用LIB拡大を見越して国内外で大規模先行投資
張家港国泰…中国最大手、電解質の内製へ
PANAX ETEC…第一毛織から事業譲渡、2009年より本格量産開始
森田化学(森田化工)…中国特化、日本での増産予定無し
ステラケミファ/関東電化…国内向け低迷も、韓国、中国向けが好調
Foosung(フソン)…5年以内のトップシェアを目指す
出光興産…固体電解質の先駆者
昭和電工…難燃性のフッ素化溶媒、熱安定性に優れた電解質
セントラル硝子
ダイキン工業
8.電解質・電解液市場の展望
韓中勢の台頭、車載用LIBが変化を迫る
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