2011年版 医薬品流通市場の未来図
本調査レポートでは、調剤薬局チェーンおよび医薬品卸の経営幹部に医薬品流通市場の現状とその将来についてアンケート調査を実施。業界初の試みを一挙掲載いたしました。医薬品流通市場の最新状況を調査・分析し、医薬品流通市場において生じているさまざまな動きがどのような変化を遂げていくのかということも加味し、その未来図を描きました。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
■本資料のポイント
- 調剤薬局チェーンおよび医薬品卸の経営幹部に医薬品流通市場の現状とその将来についてアンケート調査を実施。業界初の試みを一挙掲載。
- 医薬品流通市場の最新状況を調査・分析し、予測。
- 製薬企業と医薬品卸の関係の今後の変化を予測。
■本資料の概要
第1章 新薬価制度と医薬品流通市場
第2章 医薬品流通市場と医薬品卸
第3章 医薬品流通市場の未来図
第4章 医薬品卸経営者及び経営幹部アンケート調査結果
第5章 調剤薬局チェーン経営者及び経営幹部アンケート調査結果
■掲載内容
第1章 新薬価制度と医薬品流通市場
新薬創出加算制度と納入価交渉
製薬企業と医薬品卸の思惑がはずれた新制度
現状の首都圏市場では薬価差改善は困難
大手医薬品卸すべてが初期計画を修正
2011年4月以降も価格下落傾向が続く
中間業者の存在も引き下げ圧力を強めている
単品単価取引の理想と現実
新薬創出加算制度は恒久化
医薬品流通制度改革に関心が薄い製薬企業
薬剤購入費高騰で苦悩する医療機関
今後の市場における医薬品構成図
製薬企業と医薬品卸の新たなる関係の構築
経営者が決断できるか
多様化する物流機能
行動フィー確保の限界
安定供給体制構築と企業価値
2012年4月の薬価改定以降の納入価交渉不安要因
第2章 医薬品流通市場と医薬品卸
寡占化したものの医薬品卸各社の組織力強化は道半ば
今、医薬品卸は真に営業会社と言えるのか
国内基盤強化無くして、海外市場強化なし
いかにして本社と現場の距離を短縮するか
ポジショニングが確立できない業界体質
差別化できない業界体質
薬局を巻き込んだ競争により、その体質が変化
物流センター革新は、ポジショニングの確立につながるか
原点回帰の必要性
医薬品卸の戦略マトリックス
医薬品卸の組織再構築
MRとMSの連携のあり方の見直し
医薬分業の進展は、MSの行動のあり方を根底から変えた
首都圏市場では利益改善を行うには、人員の再配置が不可欠
コンプライアンス強化の必要性
本社組織の実質的な軽量化
(参考)薬価差に揺れる医薬分業
薬価差に依存する医療機関や分業に否定的な医療機関は院外処方せん発行を拒否
わが国の医薬分業はコストに見合った価値があるのか
医薬分業に問われる“費用対効果”
これからのわが国の医薬分業をどのように予測するか
第3章 医薬品流通市場の未来図
共同購入の未来
限定的な広がりしか持てず
医療機関側の思惑が変わらなければ日本版GPOはやはり限定的
最終的には制度改革のゆくえがその方向性を左右する
製薬企業も医薬品卸もリスクマネジメントの再構築
大規模災害に対する対応を強化
医薬品の価値に見合った価格形成
仕切価及び納入価の適正化
医薬品卸における医薬営業職の未来
自社のポジショニングに準じた営業のあり方を見出す
量から質への転換を促す
納入価交渉のゆくえ
妥結時期の適正化
あるべき交渉
医薬品流通市場における業界再編最終章
広域医薬品卸と葦の会の動向
製薬企業と医薬品卸の関係の未来図
他業種との連携等の可能性
業界の未来
第4章 医薬品卸経営者及び経営幹部アンケート調査結果
医薬品卸経営幹部に対するアンケート調査結果
質問1.震災に対する取り組み内容
質問2.前期(2011年3月期)決算結果の感想
質問3.質問2の結果に対する最大の原因
質問4.納入価交渉変更のために最も重要なこと
質問5.今期(2012年3月期)経営計画達成のための重点課題
質問6.中期経営計画達成のための障害となる最も大きな要因
質問7.大手製薬企業各社の仕切価に対する考え
質問8.今後の利益確保のための最重点課題
質問9.医薬品卸がグループ傘下に調剤薬局を持つことに対する感想
質問10.どのような意図で調剤薬局を傘下に置いているか
質問11.今後の物流センターのあり方について
質問12.今後の得意先への配送のあり方について
質問13.販促力強化の重点課題について
質問14.経営持続のための最重点課題について
質問15.今後の製薬企業と医薬品卸の関係
質問16.MS数の今後について
質問17.わが国の医薬品流通の今後について
質問18.貴社の今後の経営姿勢
質問19.公定マージン制の導入の有無について
質問20.共同購入の今後について
質問21.「医薬品卸の機能別コストの国際比較」に対する感想
質問22.製薬企業の特約店担当者の日常における情報提供について
質問23.ジェネリック医薬品の使用量拡大は医療費抑制につながるかどうか
第5章 調剤薬局チェーン経営者及び経営幹部アンケート調査結果
大手・中堅調剤薬局チェーン経営幹部に対するアンケート調査結果
質問1.2010年4月以降の納入価交渉の結果について
質問2.質問1の結果に対する最大の要因
質問3.貴社における納入価交渉の方式について
質問4.貴社における納入価交渉の位置付けについて
質問5.薬価差拡大に大手調剤薬局の厳しい交渉が原因との意見があるが、そのことに対する感想
質問6.今後の薬価差のゆくえについて
質問7.今後、薬価差が縮小した場合、貴社が取引医薬品卸を選ぶ最大のポイント
質問8.現在の取引医薬品卸数
質問9.取引額の大きい医薬品卸上位3社
質問10.貴社における医薬品卸との取引条件
質問11.取引を行っている医薬品卸に対する不満
質問12.医薬品卸が傘下に調剤薬局チェーンを所有することに対する感想
質問13.調剤薬局チェーンを傘下に収めている医薬品卸との今後の関係
質問14.今後、貴社と取引をする医薬品卸に対する要望
質問15.今後の取引医薬品卸の数
質問16.今後の貴社の医薬品購入についての考え方
質問17.共同購入について
質問18.医療用医薬品の流通改善に関する「緊急提言」の今後のゆくえについて
このレポートの関連情報やさらに詳しい情報についての調査を検討したい
矢野経済研究所では、
個別のクライアント様からの調査も承っております
マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。