2011年版 臨床検査市場の展望
臨床検査薬・機器市場は成熟市場と言われながらも堅実な成長を遂げています。2010年度はインフルエンザの需要が前年対比で減ったため、一部の企業では減収を余儀なくされていますが、それをカバーする項目、海外事業なども育ってきています。本調査レポートでは、日本国内で臨床検査薬・機器事業を展開する主要企業への取材等に重点を置き、各社注力内容ほか、市場の方向性、有望検査項目、ビジネスチャンスなどを展望いたしました。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:臨床検査薬・機器関連の国内主要企業40社
調査方法:対象企業への直接面接取材・電話取材および、各種文献調査
調査期間:2011年6月~9月
■本資料のポイント
- 国内主要40社をピックアップ。臨薬、機器、国内、海外等に分け市場分析。
- 検査薬、機器、国内、海外向け等に分け各社事業規模、企業売上ランキング作成。
- 臨床検査薬・機器の市場規模、成長性を提示。
- 企業開発テーマを意識。伸長・注目検査項目を弊社視点でリスト化。
■本資料の概要
第1章 臨床検査市場の展望
第2章 注目臨床検査市場・分野等に関する展望
第3章 主要臨床検査薬・機器企業の実態と展望
第4章 関連分析資料
■掲載内容
第1章 臨床検査市場の展望
・海外企業M&Aによる事業拡大、グローバル再編など進展
・(表)主要40社、2010年度 臨床検査薬・機器事業売上一覧表
・(表)主要40社における主な検査分野、主力品
・(表)主要40社における成長・注力分野、他
・(表)臨床検査薬業界における最近の主な事業提携、MA事例など(2009~2011年)
・2010年度インフル検査需要は減るも、他項目等で前年並みを確保
・(表)主要臨床検査薬・機器企業の国内売上高(2009年度、2010年度)、伸長率状況
・(図表)臨床検査薬・機器事業の成長性
・(表)検査分野と主要企業参入領域および当該事業規模の関係
・(図)臨床検査薬事業の主要分野別構成比(2010年度)
・開業医向けPOCT機は有望テーマに
・(図表)大手医薬品卸における診断薬・試薬の卸売高推移(2007~2010年度)
・アライアンス戦略が要諦の特異業界
・(図)臨床検査薬・機器企業の今後の展開、共通的な戦略テーマ
・(図)シスメックスを軸とした世界的な販売・業務提携の一例
・(表)臨床検査薬・機器事業売上ランキング(2010年度)
・(表)臨床検査薬事業売上ランキング(2010年度)
・(表)臨床検査機器 他事業売上ランキング(2010年度)
・(表)臨床検査薬・機器事業海外売上ランキング(2010年度)
・(表)臨床検査薬・機器事業国内売上ランキング(2010年度)
第2章 注目臨床検査市場・分野等に関する展望
(1)生化学・免疫検査分野の事業トレンド
・生化学分野は試薬微量化影響あるも、定義分野等広がりマイナス印象払拭
・HbA1cは糖尿病指標のスタンダード、多様な測定方法が並立
・積水メディカルが中型自動分析装置&専用試薬ビジネスをスタート
・免疫分野では心不全マーカーのBNPなどが依然好調
・インフルエンザ迅速キットは通年並みに。富士フイルムが高感度品を展開
・(図表)インフルエンザ迅速検査キットの主要参入企業、出荷数シェア(2010年度)、
市場規模推移(2007~2010年度)
・PCT、抗CCP抗体等へ傾注、不妊治療分野の迅速検査ニーズも高まる
・(表)ウイルス感染症分野の主なイムノクロマト法検査製品一覧
・(表)非ウイルス感染症分野の主なイムノクロマト法検査製品一覧
・(表)その他分野 主なイムノクロマト法検査製品一覧
(2)がん検診拡充に伴う事業トレンド
・子宮頸がん、大腸がん予防関連市場は着実に成長
・(図表)性別にみたがん検診を受診した者の割合
・ペプシノゲン検査(ABC検診など)も本格需要期に近づく様相
(3)遺伝子検査拡充に伴う事業トレンド
・PCR以外の方法も拡大基調に
・ヒト遺伝子検査はコンパニオン診断薬での需要高まる
・(表)主な臨床検査薬・機器企業における遺伝子検査分野の主要製品、概要
(4)臨床検査関連装置の新製品動向から見る事業トレンド
・診療前検査は重要なキーワード、複合的な装置も増加傾向
・(表)複数の企業向けに供給している主な臨床検査装置製造企業
・POCT要素、高感度測定は普遍テーマ
・(表)2007年~2011年に発売された主な臨床検査関連の装置
(5)規模、成長性を背景に注目される検査項目
・TSHレセプター抗体、NT-proBNPが規模、成長性で高い位置に
・亜鉛、MMP-3、HANP、SCC抗原なども注視の項目に
・(表)社会医療診療行為別調査における検体検査主要項目の点数レンジと成長性の関係
・(表)特定企業による展開、成長性等を背景に注目される検査項目
第3章 主要臨床検査薬・機器企業の実態と展望
アークレイ(株)、アボットジャパン(株)、アルフレッサファーマ(株)、(株)医学生物学研究所、
(株)エイアンドティー、栄研化学(株)、オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス(株)、
大塚製薬(株)、(株)カイノス、関東化学(株)、極東製薬工業(株)、協和メデックス(株)、
シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(株)、シスメックス(株)、シスメックス・ビオメリュー(株)、
(株)シノテスト、積水メディカル(株)、デンカ生研(株)、東芝メディカルシステムズ(株)、
東ソー(株)、日水製薬(株)、ニットーボーメディカル(株)、日本光電工業(株)、日本電子(株)、
日本ベクトン・ディッキンソン(株)、バイオ・ラッド ラボラトリーズ(株)、日立化成工業(株)、
(株)日立ハイテクノロジーズ、ファディア(株)、富士フイルムメディカル(株)、
ベックマン・コールター(株)、(株)堀場製作所、三菱化学メディエンス(株)、
みらかホールディングス(株)、ロシュ・ダイアグノスティックス(株)、和光純薬工業(株)
企業個別表における掲載内容
・企業概要、業績推移(2008年度~2010年度)
・臨床検査薬・機器 事業規模の状況
・臨床検査薬・機器分野の事業概要
・臨床検査薬・機器分野の主要製品、新製品動向
・当該分野における他社との提携、アライアンス動向
・今後の事業戦略(重点領域・開発面・販売面など)
第4章 関連分析資料
・(表)平成22年「社会医療診療行為別調査」における主な検体検査実施状況、
平成21年分同調査との回数比較、大項目抽出
・(表)平成22年「社会医療診療行為別調査」における主な検体検査実施状況
平成21年分同調査との回数比較
・(表)体外診断薬の主な新承認品目一覧[2007年1月~2011年9月]
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