2012年版 子供市場総合マーケティング年鑑
少子高齢化の進行により、15歳未満の子供人口は年々減少する傾向が続き、年金問題をはじめとする社会保障制度の設計や将来の経済活動への影響が危惧されるとともに、様々な産業をはじめ教育、余暇、文化なども大きな転換期を迎えています。本調査レポートでは、子供に関連するマーケットを体系的に捉え、市場の将来性を検証するための総合資料として企画いたしました。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
■本資料のポイント
- 各種子供向けビジネスの動向を把握、業界主要企業の戦略を探る
- 増加する子供1人当たりの消費額、求められる商品・業態開発力
- ニーズの多様化、細分化が進み、新たな事業形態も続々登場
- 子供に関連するビジネスを網羅した総合マーケティング資料
■本資料の概要
Ⅰ.総論
Ⅱ.子供関連主要企業の戦略
Ⅲ.子供関連市場分野別の動向
Ⅳ.3歳~9歳の子供を持つお母さんへのアンケート調査
Ⅴ.子供関連ビジネス展開企業リスト
■掲載内容
Ⅰ.総論
1.子供関連市場の動向
(1)子供関連ビジネスの市場規模推移
(2)子供関連市場の動向
①子供を取り巻く商品戦略
・消費集中で子供1人当たりの消費額さらに上昇
・選択消費の一方で、品質重視の傾向も強まる
・震災で「きずな」消費拡大、身近なレジャーも人気高まる
・少子化背景にマーケット拡大模索、親子向けの消費狙う
・イクメンブーム拡大、ベビー用品を動かす存在に
・低年齢からの囲い込み狙う、対象年齢拡大図る教育サービス
②海外展開の動向
・育児用品
・玩具・雑貨・ゲーム
・子供服
・教育サービス
③キャラクター商品の動向
・定番シリーズ好調続くも新たなメガヒットは現れず
④子供向け用品流通市場の動向
・百貨店
・スーパー
・専門量販店
・その他
⑤ベビー・子供向けネット通販の動向
・ベビー・子供分野でも急拡大するネット通販
・マーケティングに活用、子育て支援サイト拡充
⑥学習指導要領改定の影響
・学力低下懸念強まり、脱ゆとり教育に転換
・英語教育がブームに、低年齢化進む
・参入急増、中学校の改定ではダンスが注目
2.子供を取り巻く市場環境
(1)子供人口の推移
①子供(15歳未満)人口の推移
・15歳未満の子供人口は29年連続で減少
・20歳未満の未成年人口も減少続く
・子供人口は2050年にはさらに半減する見込み
②出生数の推移
・2011年の出生数は過去最低に
③幼稚園児・小学生・中学生・高校生数の推移
・1校当たり生徒数は持ち直す
(2)子供に関する消費支出の動向
・減少する子供関連支出
(3)子供のライフスタイルの変化
①食生活、健康面
②こづかい額
・減額続く低年齢児童のこづかい額
③海外渡航者数
Ⅱ.子供関連主要企業の戦略
・ピジョン株式会社
・コンビ株式会社
・ユニ・チャーム株式会社
・株式会社バンダイナムコホールディングス
・株式会社タカラトミー
・株式会社サンリオ
・株式会社ベネッセホールディングス
・株式会社公文教育研究会
・三起商行株式会社
・日本トイザらス株式会社
・株式会社赤ちゃん本舗
・株式会社西松屋チェーン
・株式会社イオンファンタジー
・KCJ GROUP株式会社(旧(株)キッズシティージャパン)
・株式会社スタジオアリス
・株式会社キタムラ
・株式会社JPホールディングス
・株式会社ポピンズ
・株式会社キッズベースキャンプ
Ⅲ.子供関連市場分野別の動向
1.娯楽用品・レジャー
(1)玩具
①市場規模推移
②市場動向
・「イエナカ」「節電」志向で玩具の人気が高まる
・流通チャネル変換、eコマースと家電量販店台頭、雑貨店も注目
・大手メーカーはグローバル展開を加速
(2)家庭用ゲーム
①市場規模推移
・ゲームハード
・ゲームソフト
②市場動向
・ゲームハード
・ソーシャルゲームに顧客流れる、専用機は体感ゲーム、3Dなどで対抗
・「3DS」は不発か、後継機争いは「Wii U」「ヴィータ」に移行
・ゲームソフト
・大型タイトルとの二極化進む、低調での推移が続く
・ソフトメーカーも携帯電話に軸足移す
(3)子供向け出版物
①市場規模推移
・児童書(書籍)
・少年・少女向けコミック誌・コミックス
・児童向け雑誌(コミック関連除く)
②市場動向
・児童書(書籍)
・市場は一時的に回復したが、縮小トレンドは続く見込み
・絵本はヒット作が登場するも新刊点数は減少
・少年・少女向けコミック誌・コミックス
・コミック誌は引き続き厳しい状況
・「ONE PIECE」好調続くが、コミックスの販売金額は減少
・児童向け雑誌(コミック関連除く)
・長期低迷続くが、ジャンル・雑誌により明暗が分かれる
(4)子供向けビデオ・DVD
①市場規模推移
②市場動向
・ヒット作少なく、数量ベースでは大幅な減少
・ブルーレイ対応ソフトは大幅増
(5)子供向けスポーツ用品
①市場規模推移
②市場動向
・スポーツ用品市場の2010年は微増にとどまる、引き続き女性が牽引
・子供やファミリー層向けマーケットへの注目高まる
(6)子供・ファミリー向け劇場用映画
①市場規模推移
②市場動向
・2011年は大ヒット作無く苦戦、2012年も厳しい滑り出し
(7)遊園地・テーマパーク
①市場規模推移
②市場動向
・震災で落ち込むも、2011年夏以降は回復傾向強まる
・HIS再建主導でハウステンボス黒字化へ
・子供向けの職業体験施設が増加
(8)ゲームセンター・アミューズメント施設
①市場規模推移
②市場動向
・新機軸の店舗展開に注力、客層の底辺拡大模索
・キャラクターパークやカードゲームで子供の集客狙う
・導入ゲーム機もライトユーザー向けが主力に
(9)インドアプレイグラウンド
①市場規模推移
②市場動向
・子供の遊び場、キッズパーク増える
2.教育サービス・用品
(1)学習塾・予備校
①市場規模推移
②市場動向
・2010年度は健闘も2011年度は震災の影響で守勢に回る
・子ども手当と学習指導要領改定で個別指導塾が成長
・eラーニング・映像授業の導入に注力
・大規模な事業提携・買収相次ぐ
(2)私立幼稚園
①市場規模推移
②市場動向
・保育所との競合で厳しさ増す
・100人以下の小規模園の割合が年々増加
・2015年度めどに「総合こども園」発足の方針
(3)幼児英才教育
①市場規模推移
②市場動向
・幼児受験教育市場
・市場飽和、引き続き縮小傾向続く
・幼児知育教育市場
・プログラム開発や対象年齢拡大などで活性化狙う
(4)私立中学校
①市場規模推移
②市場動向
・私立中学校の新設は東京都に集中
・公立の中高一貫の人気が拡大
(5)幼児・子供英会話教室
①市場規模推移
②市場動向
・新学習指導要領が小学生市場を後押し
・幼児・子供クラスは堅調に推移
(6)子供向け習い事教室
①市場規模推移
②市場動向
・ピアノなど、音楽教室が依然人気集める
・2011年度「音楽教室」は横ばい維持で市場下支え
(7)幼児・学生向け通信教育
①市場規模推移
②市場動向
・幼児向け通信講座は震災の影響受けるも年長向けは堅調
・学生向けではWebと個別対応サービスが拡大
(8)学習参考書
①市場規模推移
②市場動向
・復習ドリル等の基礎的なものが好調
・販売部数が右肩上がり、子供向け学習辞書がブームに
(9)学童文具
①市場規模推移
②市場動向
・鉛筆
・消しゴム
・学習帳
(10)学習机・椅子
①市場規模推移
②市場動向
・価格帯は二極化、高付加価値タイプは機能性や素材による差別化図る
(11)ランドセル
①市場規模推移
②市場動向
・学習指導要領改定で容量は拡大、販売商戦は前倒し進む
3.食品
(1)粉ミルク
①市場規模推移
②市場動向
・簡便性が受け入れられ、固形、スティックタイプが好調
・“プレママ”にも訴求、顧客の早期取り込み図る
(2)ベビーフード
①市場規模推移
②市場動向
・市場全体は拡大、ベビーおやつ、デザートなどが減少
・母親の就業、外出機会の増加から需要高まる
(3)菓子・デザート
①市場規模推移
②市場動向
・菓子への支出、生産量ともに減少傾向
・大人向け市場へと移行する菓子市場
4.衣料品・身の回り品
(1)子供・ベビー服
①市場規模推移
②市場動向
・専門量販店のシェア上昇続く
・購入単価大幅減で支出は低下傾向続く
・メーカーは海外展開に活路求める
(2)学生服
①市場規模推移
②市場動向
・学校制服への世帯支出は長期低下傾向、平均単価は上昇基調
・学生服有力メーカーはブランド強化に注力
(3)ベビーシューズ・子供靴
①市場規模推移
②市場動向
・引き続き「走行強化タイプ」が市場を牽引
(4)子供用眼鏡・コンタクトレンズ
①市場規模推移
②市場動向
・品質重視の傾向強まる一方、価格は二極化の動き
5.日用品・生活雑貨
(1)ベビー用紙おむつ
①市場規模推移
②市場動向
・ユニ・チャームが豊富な品揃えと総合力で市場首位をキープ
・海外展開強化に動く国内メーカー
(2)ベビーカー
①市場規模推移
②市場動向
・再び国産メーカーのシェア高まる
・高機能化・多様化が進む一方、デザイン性も重視される
(3)ベビーベッド・子供用寝具
①市場規模推移
②市場動向
・ベビーベッド
・子供用寝具
(4)チャイルドシート
①市場規模推移
②市場動向
・コンビ、アップリカが2強、大手5社の寡占市場続く
・EC基準へ変更、適合商品への移行始まる
(5)幼児・子供用自転車
①市場規模推移
②市場動向
・1台当たり単価は上昇傾向、新ジャンルのランニングバイクが好調
6.ベビー・子供向けサービス
(1)保育園・託児所
①市場規模推移
②市場動向
・民営化が進行するも、株式会社の保育園は伸び悩む
・参入事業者拡大、多様化する保育ニーズにも対応
・「子ども・子育て新システム」導入へ、幼保一体化は後退
(2)ベビーシッター
①市場規模推移
②市場動向
・拡大が見込まれるベビーシッター市場
(3)学童保育
①市場規模推移
②市場動向
・「小1の壁」解消に向けて整備進む学童保育
・鉄道系、学習塾など民間企業参入続く、学習支援などに注力
(4)子供写真館
①市場規模推移
②市場動向
・需要平準化が課題も新たな仕掛けで需要創出
・スタジオアリスは新業態店舗と啓蒙活動で集客を強化
・キタムラは商業施設への店舗展開にも注力
(5)子供向けスポーツ教室・スポーツクラブ
①市場規模推移
②市場動向
・若手スター次々登場、ジュニアスポーツブームが追い風に
・本格化するジュニア向けスポーツスクールビジネス
・子供の運動不足も背景、体育教室も拡大傾向
(6)ベビー用品レンタルサービス
①市場規模推移
②市場動向
・レンタル単価の下落により市場成長率は鈍化傾向に
(7)子供向け携帯電話
①市場規模推移
・子供向け移動電話通信(子供向け携帯電話)
・子供の移動電話通信(全体)
②市場動向
・フィルタリングによるインターネット利用制限など規制が進む
(8)子供向け防犯用品・サービス
①市場規模推移
②市場動向
・フィルタリング利用数850万件超、インターネット犯罪への対策進む
・学校での安全管理への取り組み進む、設備面の整備が課題
Ⅳ.3歳~9歳の子供を持つお母さんへのアンケート調査
1.調査概要
(1)調査の目的
(2)調査概要
(3)回答者の属性
①子供の年齢
②母親の属性
(4)凡例
①対象属性区分
②グラフ中表記について
2.調査結果
(1)育児に関して参考にしている情報提供元
(2)子育てで注意していること
(3)子供が持っているもの、持たせているもの
(4)子供の習い事
①習い事の有無
②習い事の種類
③習い事の費用
(5)教育サービスの選択要因
(6)将来的な教育スタンス
(7)子供向け商品の購入場所
①洋服・靴等の服飾品
②玩具
③文房具
(8)よく利用する専門店・量販店
①洋服・靴等の服飾品
②玩具
③文房具
(9)よく利用するインターネット通販
(10)プレゼントの贈呈者
①誕生日
②クリスマス
③お正月(お年玉)
(11)誕生日プレゼントの予算
(12)キャラクターについて
①キャラクター商品の購入
②好きなキャラクター
(13)保育園・託児所の利用について
(14)学童保育の利用について
(15)保育園・託児所の費用について
(16)学童保育の費用について
(17)子供向けサービスの利用について
(18)あったらいいと思う子供向け・子育て支援向けの商品・サービス
(19)ゴールデンウィークの過ごし方
(20)前年のゴールデンウィークとの支出の変化
(21)今後の生活の支出の変化
Ⅴ.子供関連ビジネス展開企業リスト
1.ベビー・子供用品・サービス・食品
2.玩具・ゲーム・アミューズメント
3.教育・出版
4.ベビー・子供服
5.キャラクター・通販
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