2012年版 農薬産業白書

本調査レポートでは、農薬市場の需要分野別市場動向(農耕地、非農耕地、家庭等の需要分野毎に種類別市場構成比、需要動向等)、及び種類別市場動向(殺虫剤、殺菌剤、殺虫・殺菌剤、除草剤の種類別市場における需要分野別市場構成比、参入企業動向等)を調査掲載。また、需要分野別・種類別農薬市場規模・市場予測等も掲載いたしました。また、2012年版では拡大する施設園芸市場を特集いたしました。震災復興計画の中で目指す農業の新しい方向性とは?また農薬市場の将来展望とは?参入企業の農薬事業戦略分析を交え、市場の今後を予測いたしました。

発刊日
2012/05/31
体裁
A4 / 380頁
資料コード
C54200500
PDFサイズ
4.7MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:農薬市場参入企業の農薬事業の方向性と企業戦略、及び取扱商品の動向を調査・分析することにより、農薬市場を展望することを目的として実施した。
調査対象製品
●農薬[原体、製剤](殺虫剤、殺菌剤、殺虫・殺菌剤、除草剤、微生物・生物農薬、他)
調査対象先
●農薬市場参入企業(28社)(国内農薬原体・製剤メーカー:21社、外資系メーカー・商社:7社)
●農薬関連業界団体・官公庁、他
調査方法:直接面接取材、及び電話及びアンケート調査を実施
調査期間:2012年1月~2012年5月

リサーチ内容

■本資料のポイント

  • 農薬メーカーのユーザーとのリレーション強化策~防除関連・行政・天候・マーケット情報まで~
  • 注目される施設園芸市場を特集掲載~安定・安心、且つ省エネ型農業を目指して~
  • 需要拡大に備え動き出す農薬各社のアジア戦略
  • 海外も販社任せから自社販売にシフト
  • 少成分数・少薬量化進む有力新規剤の上市進む
  • 成分を抑えた新規製剤で拡大する水稲用除草剤
  • 原体・製剤、農・非農耕地等、農薬メーカー各社の事業戦略
  • 需要分野(農・非農・家庭)別の種類別農薬構成比
  • 種類別農薬毎に需要分野市場構成比を掲載
  • 需要分野別・種類別農薬市場規模・市場予測
  • 有力企業の農薬事業戦略分析(開発・生産・流通・課題他)
  • 農薬市場参入有力28社の詳細個別企業動向
     
  • 「第Ⅳ章 特集 拡大する施設園芸市場」については、弊社発刊資料「拡大する施設園芸の市場実態と将来展望 2011年版」より一部抜粋

■本資料の概要

第Ⅰ章 農薬マーケットの関連動向
第Ⅱ章 マーケットの現状分析と展望
第Ⅲ章 有力農薬メーカーの事業戦略分析
第Ⅳ章 <特集> 注目される施設園芸市場
第Ⅴ章 有力農薬メーカーの個別実態(28社)

■掲載内容

第Ⅰ章 農薬マーケットの関連動向

1.震災復興計画の中で目指す農業の新しい方向性 ~東北農業の復興で目指すべきもの~
2.拡大する法人営農の展望 ~農業就業構造の変化と法人営農の拡大~
  (1)販売農家の超高齢化問題
    ①農業就業人口の推移(2003~2011年)~農業就業人口の60.6%が65歳以上~
    ②農業就業者における平均年齢の推移~農業就業人口の平均年齢は65.8%~
    ③販売農家における年齢別農業就業人口構成比の変化 ~60~64歳の年齢層も拡大基調~
    ④販売農家における専兼業別農家数構成比の変化 ~専業農家割合は増加~
  (2)農業生産における法人化の流れ ~農地集約化がポイント~
    ①組織形態別農業生産法人数の推移(2001~2011年)
    ~農業生産法人数は12,000法人を突破~
    ②主要生産作物別農業生産法人数の推移(2005~2011年)
    ~米・麦作業種で2005年対比225.1%の大幅増加~
3.農薬メーカー各社が注力する海外マーケット ~アジア等での需要拡大に備え~
4.活気づく水稲用除草剤の市場動向 ~生産者の省力化ニーズに対応~
5.農林航空事業の概況 ~無人ヘリ散布は拡大傾向続く~
6.急成長する家庭菜園市場 ~家庭用農薬マーケットへの追い風~
  (1)家庭菜園市場が好調な背景
  (2)貸し農園・市民農園の状況
  (3)家庭菜園向け野菜苗の動向
  (4)家庭菜園市場において、拡大する接木苗の動向
  (5)家庭菜園関連事業に新規参入した企業の動向
7.農林水産分野におけるバイオ研究動向 ~動物試験に向かうスギ花粉症治療米~
  (1)注目バイオ研究
  (2)カルタヘナ法に基づく第一種使用規定が承認された遺伝子組換え農作物一覧
8.農薬各社のユーザーとのリレーション強化策 ~農薬ユーザーへのアプローチを模索~

第Ⅱ章 マーケットの現状分析と展望

1.農薬の市場規模推移
  (1)総市場規模推移(2007~2011年度見込み)
  (2)総市場構成比(2011年度見込み)
  (3)農薬原体市場規模推移(2007~2011年度見込み)
    ①原体市場規模推移(2007~2011年度見込み)
    ②輸入原体市場規模推移(2007~2011年度見込み)
  (4)農薬製剤市場規模推移(2007~2011年度見込み)
2.農薬メーカーシェア(2011年度見込み)
  (1)農薬原体市場(2011年度見込み)
    ①原体市場構成比(国内/輸出)
    ②国内原体市場(2011年度見込み)
    ③輸出原体市場(2011年度見込み)
  (2)農薬製剤市場(2011年度見込み)
3.参入企業動向
  (1)国内原体メーカー動向
  (2)国内製剤メーカー動向
  (3)外資系メーカーの国内展開動向
  (4)微生物・生物農薬メーカー動向
  ※微生物・生物農薬登録・出荷状況一覧
  (生物農薬殺虫剤/BT剤/生物農薬殺菌剤/生物農薬除草剤/合成フェロモン剤)
4.注目流通チャネル動向 ~ホームセンター業界の動向と有力企業~
  (1)ホームセンター業界の概況
  (2)ホームセンターの園芸関連資材取扱い状況
  (3)ホームセンター業界の展望
5.農薬メーカーの提携関係・合弁事業
6.需要分野別市場動向
  (1)農耕地分野
    ①市場概況(農作物の作付面積推移:2005~2010年)
    ②市場規模推移(2007~2011年度見込み)
  (2)非農耕地分野
    ①市場概況(種類別市場構成比:2011年度見込み)
    ②市場規模推移(2007~2011年度見込み)
  (3)家庭園芸分野
    ①市場概況(種類別市場構成比:2011年度見込み)
    ②市場規模推移(2007~2011年度見込み)
7.種類別市場分析
  (1)殺虫剤
    ①市場概況(需要分野別市場構成比:2011年度見込み)
    ②参入企業動向とメーカーシェア(2011年度見込み)
    ③市場規模推移(2007~2011年度見込み)と市場見通し
  (2)殺菌剤
    ①市場概況(需要分野別市場構成比:2011年度見込み)
    ②参入企業動向とメーカーシェア(2011年度見込み)
    ③市場規模推移(2007~2011年度見込み)と市場見通し
  (3)殺虫・殺菌剤
    ①市場概況(需要分野別市場構成比:2011年度見込み)
    ②参入企業動向とメーカーシェア(2011年度見込み)
    ③市場規模推移(2007~2011年度見込み)と市場見通し
  (4)除草剤
    ①市場概況(需要分野別市場構成比:2011年度見込み)
    ②参入企業動向とメーカーシェア(2011年度見込み)
    ③市場規模推移(2007~2011年度見込み)と市場見通し
8.微生物・生物農薬市場
  (1)市場概要
  (2)参入企業動向とメーカーシェア(2011年度見込み)
  (3)市場規模推移(2007~2011年度見込み)と市場見通し
9.農薬の市場拡大要因と阻害要因
10.農薬市場の10年展望と市場規模予測(2011~2020年度予測)
  (1)国内原体・製剤市場
  (2)需要分野別市場
  (3)種類別市場
  (4)微生物・生物農薬市場

第Ⅲ章 有力農薬メーカーの事業戦略分析

1.国内戦略
2.海外戦略
3.新製品と開発動向
4.生産体制
5.流通・販売対策
6.現状の問題点と課題
7.今後の事業戦略

第Ⅳ章 <特集> 注目される施設園芸市場

1.施設園芸農業の現状
  (1)施設園芸の変化と設置実面積及び新設面積推移(1999~2009年:エリア別)
  (2)大型施設園芸(1棟あたり5,000㎡以上)の推移(2001~2009年)
  (3)養液栽培施設の設置面積(野菜+花き)の推移(1989~2009年)
  (4)養液栽培メーカーの主要商品
  (5)施設園芸関連に関する2012年度予算の概要(農水省)
2.施設園芸農家の経営課題と展開の方向性
  (1)現状の施設園芸の経営コストの実態
  (2)施設園芸における省エネルギー対策のポイント
  (3)農作物のマーケティングの必要性
    ①市場ニーズの把握
    ②ニーズ探索・対応機能も含めた組織運営の仕組みづくり
    ③生産技術・ブランド育成の機能
    ④販路や物流、販売チャネルなど流通機能
    ⑤生産情報の提供、コミュニケーション機能
    ⑥各マーケティング機能を総合する機能
3.栽培システムにおける省エネ・省コスト化に向けた注目資材動向
  (1)複合環境制御システム
    ①複合環境制御装置の普及状況
    ②主要参入企業の動向
  (2)冷熱システム
    ①加温設備の普及状況
    ②施設園芸において省エネルギーが求められる社会背景
    ③施設園芸にヒートポンプを導入するメリット
    ④主要参入企業の動向
  (3)植物育成用光源
    ①植物育成用光源の種類と特徴
    ②LED照明のメリット・デメリット
    ③主要参入企業の動向
4.施設園芸の市場規模と今後の有望分野
  (1)新設施設園芸の市場規模
  (2)養液栽培の方式別市場規模予測

第Ⅴ章 有力農薬メーカーの個別実態(28社)

<国内農薬メーカー(21社)>
アグロカネショウ
  ~震災・原発事故の影響による福島工場の操業停止対策と生産・研究開発体制の再構築~
エス・ディー・エスバイオテック
  ~出光興産(株)グループとの統合シナジーを実現し、特色ある農薬事業を国内外に展開~
大塚アグリテクノ
  ~農薬の創製や施肥技術の開発を通じ、農業を支え、豊かな実りと健やかな暮らしに貢献~
協友アグリ
  ~2期連続で過去最高売上を記録、今後も自社開発ピラクロニルの拡充に努める~
クミアイ化学工業
  ~「いのちと自然」を守り育てることをテーマに安全で環境負荷の少ない農薬の開発に注力~
クレハ
  ~麦・菜種用殺菌剤「メトコナゾール」が好調推移、今後も拡大を見込む~
サンケイ化学
  ~大手に出来ない地域に密着した製品、環境に優しい商品の開発に注力~
信越化学工業
  ~引続き、海外におけるフェロモン製剤の普及に努め、輸出拡大を図る~
住友化学
  ~農業法人を設立し、「トータル・ソリューション・プロバイダー」ビジネスを指向~
ニッソーグリーン
  ~ゴルフ場向け除草剤“コンクルード”が順調推移、更なる拡販を目指す~
日産化学工業
  ~特色ある価値創造型企業を目指し、顧客ニーズに即した製品・サービスの創出に努める~
日本カーリット
  ~好調な“シャルウィード”に続く緑地管理向け除草剤の開発に注力~
日本化薬
  ~「グローバルニッチ市場」をターゲットに独自の新剤創出とポートフォリオの充実~
日本曹達
  ~高機能高付加価値の農業化学製品を世に送り出すファイン化戦略の推進~
日本農薬
  ~「明日の農業を考える」日農として創薬力を一層強化し、収益力の向上を図る~
フマキラー
  ~「安全・安心」「天然」「予防」をコンセプトに「カダンシリーズ」充実に注力~
北興化学工業
  ~農作業の省力化や環境への安全性等のニーズに対応した新製剤及び新施用技術の確立~
保土谷アグロテック
  ~保土谷化学グループの農薬事業再編によるシナジー効果の実現と事業強化~
丸和バイオケミカル
  ~「原体仕入による製剤化」及び「デュポンの殺虫剤販売」に注力~
三井化学アグロ
  ~農業現場のニーズに即した先端農薬の創出と品目育成により明日の「農」を支える~
Meiji Seika ファルマ
  ~グループ再編による「薬品」事業アイデンティティの明確化と統合効果の創出~

<外資系メーカー・商社(7社)>
アリスタライフサイエンス
  ~生物農薬を中心としたIPMと化学農薬を融合した環境に優しい農業へのサポート~
シンジェンタ ジャパン
  ~シンジェンタシードと統合し、総合ソリューション提供を指向~
住商アグロインターナショナル
  ~住友商事グループのバリューチェーンの強化・拡大によりアグロビジネスの最大化を図る~
デュポン
  ~豊富なパイプラインによる新剤の市場投入と迅速な展開で原体価値最大化を図る~
長瀬産業
  ~商社機能とメーカー機能を組み合わせたビジネスソリューションの提供~
バイエルクロップサイエンス
  ~グローバル企業として農業に適切なソリューションを継続的に提供する~
丸紅
  ~トレードと事業投資のシナジーによるグローバルなアグリビジネスの拡大~
 

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