2013年版 医薬品製造受託市場の展望と戦略
大手製薬企業の生産体制再編はほぼ完了しましたが、中堅製薬企業は設備更新時期を向かえており、外部委託の活用強化は必至の状況にあります。受託企業は設備増強で需要増への対応を図っていますが、参入企業の増加に伴う競争激化により将来的には業界再編の可能性が予測されます。本調査レポートは、安定成長が見込まれると同時に企業間競争が激しさを増す医薬品製造受託市場の実態と製造受託企業の戦略を探りました。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:医薬品製造受託市場の参入企業における医薬品製造受託事業の方向性と各社の企業戦略および委託企業のアウトソーシング戦略を調査・分析することにより、医薬品製造受託市場の現状把握と将来性を展望することを目的として実施した。
調査対象:医薬品製造受託企業、医薬品製造委託企業、他
調査方法:直接面接調査および電話調査、郵送調査を実施
調査期間:2013年3月~2013年5月
■本資料のポイント
- 医薬品製造受託市場の実態と中期予測-市場規模推移と予測を掲載
- 主要製造受託企業の展望と戦略を徹底分析
- 有力製造受託企業の受託可能剤型・工程一覧を一挙掲載
■本資料の概要
第1章 医薬品製造受託の市場動向分析
第2章 主要医薬品製造受託企業の市場戦略分析
第3章 委託企業のアウトソーシング戦略
第4章 主要医薬品製造受託企業の市場戦略
第5章 有力医薬品製造受託企業の実態
第6章 有力製造受託企業の受託可能剤型・工程一覧
■掲載内容
第1章 医薬品製造受託の市場動向分析
1.医薬品製造受託市場の特性と現状
(1)医薬品製造受託市場を取り巻く環境
【表】主な工場の集約化・閉鎖・分社化・譲渡状況
(2)医薬品製造受託企業の動向
1)新規参入動向
【表】工場分社化や受託市場参入に関する主な動き
2)営業動向
3)設備投資動向
4)品質管理動向
5)研究開発動向
【表】主な医薬品製造受託企業の設備投資状況
2.医薬品製造受託の市場規模推移(2002~2011年度)
3.現状の問題点と課題
【表】主要医薬品製造受託企業の受託事業売上高推移
4.医薬品製造受託市場の今後の方向性
(1)強化すべき業務・技術・サービス
1)品質保証体制の構築、品質管理体制の強化
2)調達から配送に至るまでのシームレスな総合受託サービスの構築
3)技術力強化による専門性の向上
4)事業構造の再構築によるコスト追求
5)顧客視点に立脚した問題解決型営業体制の構築
(2)今後の有望分野
(3)今後の市場見通し
1)委託企業の対応
2)受託企業の対応
【表】日本CMO協会会員企業
5.医薬品製造受託の市場規模予測(2012~2016年度)
第2章 主要医薬品製造受託企業の市場戦略分析
1.事業概要
2.発注メーカーからの最近の要望
3.研究開発動向
4.生産及び品質管理動向
5.営業動向
6.今後の市場戦略
7.今後有望と思われる製造受託事業の分野と業務、需要見通し
第3章 委託企業のアウトソーシング戦略
1.アウトソーシングに対する考え方と事業における位置付け
2.アウトソーシングする基準としている条件や剤型
3.アウトソーシング先の選考基準
4.アウトソーシングに関する問題点と課題
5.今後のアウトソーシングに対する考え方と方向性
6.今後アウトソーシングしたい製品
7.アウトソーシング先に求められる基準・サービス・設備・ノウハウ
8.アウトソーシングの将来性
第4章 主要医薬品製造受託企業の市場戦略
1.秋山錠剤(株)
・技術向上、製剤研究を重ね「品質」にこだわる
2.(株)科薬
・ポーラファルマの製造部門として特化。凍結乾燥注射剤で強みを持つ
3.(株)廣貫堂
・呉羽工場の稼働率向上でさらなるコスト低減の推進を目指す
武田薬品の受注減を他社からの受注増でカバーし売上増を達成
4.佐藤薬品工業(株)
・新ラインの稼動、研究開発人員強化でグループ売上100億円を目指す
5.シミックホールディングス(株)
・スケールメリットと全ての剤型をカバーする総合力で新規顧客拡大を目指す
6.昭和薬品化工(株)
・疼痛ケアと歯科にかかわる医薬品を重点品目に生産体制の強化を図る
7.ダイト(株)
・高薬理活性製剤棟の新設を計画、2014年の稼動開始を予定
8.大洋製薬(株)
・外用剤を強みとし、品質の向上・安全性を追及する
9.高田製薬(株)
・新工場建設で固形製剤の生産能力増強、高薬理活性製剤の受託製造も検討
10.田辺三菱製薬工場(株)
・品質管理体制を刷新し、事業・構造改革の加速化(グループにおける全体最適化)を図る
11.テイカ製薬(株)
・貼付剤に続き点眼剤、軟膏剤の製造能力を増強製造受託の需要拡大を中心に売上高100億円突破が目前
12.帝國製薬(株)
・「人類の痛みからの解放」を目指し、開発に注力
13.テバ製薬(株)
・新規受注活動の中断で製造受託売上高は200億円規模に低下
製造受託事業の再強化に方針転換。注射剤への特化で差別化図る
14.東洋紡(株)
・多品種小ロット対応の受託が伸長、さらに注射剤製造設備の増設を検討
15.中北薬品(株)
・内用液剤・外用液剤に特化した受託製造企業化を図る
16.ナガセ医薬品(株)
・新棟(第2注射棟)を構築し、抗がん剤事業の強化を図る
17.日新製薬(株)
・受託比率が50%を超す。新工場稼動で需要増に対応、2015年5月期に売上高200億円を見込む
18.日東メディック(株)
・点眼薬に特化した展開により差別化を図ると同時にスケールメリットの発揮による効率化を目指す
19.ニプロファーマ(株)
・2020年度に製造受託売上高1,200億円以上を目標。2015年にベトナム工場
生産開始予定。低コスト化の実現で競争激化の時代を勝ち抜く
20.(株)富士薬品
・治験薬を含め総合的対応が可能な注射剤に強み、差別化打ち出し需要獲得を図る
21.武州製薬(株)
・製造受託は固形製剤に特化。バイオ医薬品の検査・包装にも注力
外資系を中心に需要増で売上高は140億円に達する
22.目黒化工(株)
・医薬品の受託品目数増加で、2015年3月期に売上高100億円を計画
23.持田製薬工場(株)
・「注射剤」「固形剤」「半固形剤」受託製造で委託企業とのベストパートナーを目指す
24.(株)陽進堂
・生産能力を増強した外用剤の受託に積極対応
第5章 有力医薬品製造受託企業の実態
(株)アールテック・ウエノ、アイロム製薬(株)、アピ(株)、アルフレッサファーマ(株)、
(株)池田模範堂、伊丹製薬(株)、岩城製薬(株)、エール薬品(株)、(株)大石膏盛堂、
大木製薬(株)、大蔵製薬(株)、(株)大阪製薬、大原薬品工業(株)、大峰堂薬品工業(株)、
岡山大鵬薬品(株)、笠野興産(株)、(株)カナエ、キャタレント・ジャパン(株)、救急薬品工業(株)、
キョーリンリメディオ(株)、協和新薬(株)、(株)廣昌堂、小林化工(株)、沢井製薬(株)、
サンケミファ(株)、三生医薬(株)、サンド(株)、三宝製薬(株)、滋賀県製薬(株)、
至誠堂製薬(株)、ジャパンメディック(株)、新新薬品工業(株)、新生薬品(株)、翠松堂製薬(株)、
生晃栄養薬品(株)、全星薬品工業(株)、第一薬品工業(株)、大晃生薬(有)、大昭製薬(株)、
(株)大毎代理部薬品部、ダイヤ製薬(株)、大和化成工業(株)、大和製薬(株)、(株)タカミツ、
辰巳化学(株)、田村製薬(株)、田村薬品工業(株)、中外医薬生産(株)、長生堂製薬(株)、
ツキオカフィルム製薬(株)、鶴原製薬(株)、トーアエイヨー(株)、東亜薬品(株)、
東亜薬品工業(株)、東海カプセル(株)、東光薬品工業(株)、同仁医薬化工(株)、東菱薬品工業(株)、
東北ニプロ製薬(株)、東洋カプセル(株)、東洋製薬化成(株)、東和薬品(株)、常盤薬品工業(株)、
長野県製薬(株)、日医工(株)、日興製薬(株)、日清ファルマ(株)、日東薬品工業(株)、
ニプロパッチ(株)、日本アルツ製薬(株)、日本化薬(株)、(株)日本凍結乾燥研究所、日本薬品(株)、
日本薬品工業(株)、寧薬化学工業(株)、(株)パナケイア製薬、万協製薬(株)、日野薬品工業(株)、
ファーマパック(株)、福地製薬(株)、富士化学工業(株)、富士カプセル(株)、藤永製薬(株)、
(株)フヂミ製薬所、芳香園製薬(株)、堀井薬品工業(株)、前田薬品工業(株)、松本製薬工業(株)、
摩耶堂製薬(株)、マルホ(株)、三笠製薬(株)、三星製薬(株)、ムネ製薬(株)、明治薬品(株)、
森下仁丹(株)、山本漢方製薬(株)、祐徳薬品工業(株)、(株)龍角散、リンテック(株)、
和光堂(株)、渡辺薬品工業(株)
第6章 有力製造受託企業の受託可能剤型・工程一覧
剤型別受託可能企業数(125社中)
工程別受託可能企業数(125社中)
企業別受託可能剤型一覧(125社)
企業別受託可能工程一覧(125社)
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