2014 新版 高機能フィルム市場の展望と戦略
本調査レポートでは、PETフィルム、タッチパネルセンサー用Agメッシュフィルム、ハイバリアフィルム、高硬度フィルムについて、市場及び参入メーカーの動向を取材、アウトプットした。
調査資料詳細データ
調査目的:国内外の高機能フィルムメーカーの現在の動向と今後の事業施策を徹底調査し、さらに周辺調査を行うことで、ワールドワイドの高機能フィルム市場における現状と今後の動向の把握を目的とする。
調査対象:PETフィルム、プロテクトフィルム、リリースフィルム、インプリントメタルメッシュフィルム、ハイバリアフィルム、超高硬度フィルム
調査方法:直接面接取材をベースに、文献調査を併用。
調査期間:2014年4月~2014年7月
- 光学用フィルム需要が再び成長、日本メーカーの進むべき道は
- カスタマイズの追求、既存の枠組みを超える開発
新たな市場を引寄せる日本の技術力に期待 - 徹底したニーズへの対応力が最先端を生み出す原動力に
- 「既存の先」の需要を掘り起こすことでも新たな需要開拓は可能
固定観念に捉われない技術開発、用途開発の中に次の市場の芽がある - PETフィルム 光学依存度抑制のため一般産業用での展開が見直される
- フレキシブルディスプレイ周辺で新市場創出型の開発も進展
- ガラス代替では10-4g/㎡/dayクラスのハイバリアフィルムが量産準備段階に
フレキシブルディスプレイカバー向けで表面硬度9H品の開発も進展 - 非ITO系センサーではインプリントのAgメッシュフィルムが本格始動
Al系、Cu系インクを使用したグレードの開発も進む
※本調査レポート第3章のうち、2.高硬度フィルム市場の動向、3.ハイバリアフィルム市場の動向については、既存の自社企画レポート(2014年版フレキシブルディスプレイ材料市場の展望と戦略:発刊日2014年2月26日)の内容を転載したものです。第4章の高硬度フィルムメーカー及びハイバリアフィルムメーカーの個別記事についても、上記レポートから転載しております。
第1章:高機能フィルム市場の展望
第2章:PETフィルム市場の徹底分析
第3章:注目される新規開発フィルム市場の動向
第4章:工業用高機能フィルムメーカーの展望と戦略
■掲載内容
資料のポイント
第1章:高機能フィルム市場の展望
カスタマイズの追求、既存の枠組みを超える開発
新たな市場を引寄せる日本の技術力に期待
中国でのTV用パネル及び部材生産の拡大で光学用フィルム需要が再び成長
日本勢の進むべき道は?
徹底したニーズへの対応が最先端を生み出す原動力に
「既存の先」の需要を掘り起こすことでも新たな需要開拓は可能
固定観念に捉われない技術開発、用途開発の中に次の市場の芽がある
第2章:PETフィルム市場の徹底分析
1.PETフィルム市場の徹底分析
難易度の高い少量多品種に「次の最先端」がある
(図)PETフィルム市場の変化と進化
摺り合わせ型開発では日本メーカーにアドバンテージあり
技術の棚卸しで既存用途の中に「隠れた」次のメシの種を掘り起こせ
(図・表)TP部材用PETフィルム 地域別販売量推移
中国・台湾地域で活発な設備投資が続く一方、日本、韓国ではラインの停止・廃止の動きも
(表)PETフィルム主要メーカー 生産体制
(図・表)主要メーカーによる地域別PETフィルム供給能力推移
4K-TV、大型TVの拡大でLCD部材用PETフィルムの需要が好転
反射板用白色フィルムは品質の日本vs.価格の中国という色分けが鮮明に
(表)主要メーカーによる光学部材用PETフィルム販売実績推移
(図・表)LCD部材用PETフィルム 地域別販売量推移
(表)LCDバックライト反射シート用白色PETフィルム 市場規模推移
TP部材は低干渉対応のカスタマイズで日本勢が圧倒的シェアを確保
(表)TP部材向けPETフィルム販売量推移
光学用への依存度抑制のため一般産業での展開が見直される傾向に
(表)主要メーカーによる一般産業用PETフィルム販売実績推移
(表)太陽電池バックシート用PETフィルム市場規模推移
(表)太陽電池バックシート用PETフィルム需要動向推移(汎用グレード)
(表)太陽電池バックシート用PETフィルム需要動向推移(高機能グレード)
リリースフィルムは東レ尖端素材、三菱樹脂、帝人デュポンフィルムが三つ巴の戦いに
(表)PETフィルムメーカー各社のシリコーンコート用フィルムシェア(2013年)
(表)PETフィルムメーカー各社のシリコーンコート用フィルムシェア(2014年見込み)
(表)工業用PETフィルム 主要用途別需要量推移(主要9社合計)
(表)国内市場におけるメーカー各社のPETフィルム分野別需要動向(2012年実績)
(表)国内市場におけるメーカー各社のPETフィルム分野別需要動向(2013年実績)
2.プロテクトフィルム
偏光板出荷時保護用の成熟の一方でITOフィルムなどの工程内保護・キャリアの需要が拡大
(表)光学用PETプロテクトフィルム 販売量推移
偏光板保護用は特に大きなシェア変動は見られず
(表)偏光板用PET系プロテクトフィルムメーカー別トータル販売量
価格下落の中、日本勢は円安の恩恵で競争力を発揮、海外品からの切り替えも
藤森工業、サンエー化研の海外生産拠点は2015年より本格始動
(表)LCD偏光板メーカーにおけるPET系プロテクトフィルムメーカーシェア
TP部材の工程内保護・キャリア用ではITOの低抵抗化に伴う高温アニール対応が課題に
新輝光電が親会社の新化光電と共同で180℃対応品を投入
(表)TP部材保護・キャリア用PET系プロテクトフィルムメーカー別トータル販売量
(表)プロテクトフィルムメーカー各社の主要材料調達状況
(表)PETプロテクトフィルム 主力メーカーの生産体制
3.剥離フィルム(リリースフィルム)
偏光板セパは安定的な成長が続く
(表)偏光板リリースフィルムメーカー各社の販売利用推移
(表)主要偏光板メーカーにおけるリリースフィルムメーカーのシェア推移
OCAリリースフィルムはユーザーサイドのシェア変動にリンクした動き
韓国・栗村化学がライン増設後飛躍的な伸びを示す
(表)OCA用リリースフィルムメーカー各社の販売量推移
(表)OCA主要メーカーにおけるリリースフィルム調達状況(2014年見込み)
MLCC向けは2012年、2013年と年間10%前後の成長率を示す
国内向けに25μmの薄肉品の出荷が始まる
(表)MLCCリリースフィルムメーカー別販売量推移
(表)セラミックコンデンサーメーカーにおけるリリースフィルムメーカーシェア(2013年)
(表)主要リリースフィルムメーカー各社の生産体制
東レ株式会社
国内外拠点での最適地生産化により日本は高付加価値・開発品重視の展開へ
摺り合わせ・カスタマイズ型の開発・提案による需要確保に強み
国内外のグループ全体で40万t/年を超える生産能力を確保
東アジア拠点での光学用設備の最適配置が完了
工業用は光学依存度の低いバランスの取れた展開に強み
光学用白色グレードは品質・性能が評価され面積ベースで55%のシェア確保
TPセンサー用低干渉フィルム「Uシリーズ」はITOフィルムの生産性向上に貢献
TP構成変化や薄肉化の中でも安定的な成長を維持
太陽電池バックシートでは耐加水分解性とUV耐性・耐久性を併せ持つグレードに注力
金属調光沢フィルム「PICASUS」は家電・自動車内装などで実績拡大
三菱樹脂株式会社
LCD関連需要が拡大する中国を成長市場と位置づけリソースを配分
原反、加工の両面で需要地のニーズに対応
中国では原反に続き2015年に加工拠点の稼働を予定、光学関連市場の成長を取り込む
一般産業用ではアメリカ拠点の能力増強も検討中
中国ライン稼動の影響で2014年には輸出が一時的に落ち込むも影響は限定的
TP部材や偏光板離型などが引き続き好調に推移
帝人デュポンフィルム株式会社
製膜、加工の両面で独自プロセスの強みを発揮
国内拠点の再編で生産拠点集約・最適化は一段落
熱収縮に対する追随性の高いフィルムが高く評価され実績拡大
TPセンサー基材はユーザーのHC層に合わせた光学調整コートに強み
中国の増設ライン稼動後、太陽電池バックシート用の拡大に期待
LCD反射型偏光板、易成形フィルムなど他社に無い製品の提案も推進
リリースフィルムは原反の薄肉化に伴いプロセスの強みが発揮される
東洋紡株式会社
偏光板PVA保護用で超複屈折フィルムが実績化
つるがフィルム工場に投入したハイブリッドライン稼働率は順調に工場
主力の光学部材・副資材向けは2013年、2014年見込みと年間2ケタの成長率示す
4K-Tの拡大で「コスモシャイン®」の高透明性が再評価される
「コスモシャイン®超複屈折タイプ(SRF)」が大手TVメーカーの偏光板で採用される
2014年以降は台湾パネルメーカー向けでの採用にも期待
太陽電池バックシート向けは海外勢との競争激化の中で横ばいをキープ
白色フィルム「クリスパー」は品質・性能を維持した廉価版投入で需要拡大図る
SKC Co.,LTD(エスケーシー株式会社)
韓国、アメリカ、中国の3極で需要地に最適化した事業展開を推進
韓国・鎮川、中国・南通に続き米国拠点で新ラインが稼働
既存ラインの稼働率は80~90%の高い水準を維持
包装用はシュリンクフィルムに特化し収益性を改善
光学用途の他、カラーフィルムなど一般産業での新規需要取り込みを推進
TORAY ADVANCED MATERIALS KOREA Inc.(東レ尖端素材株式会社)
東レグループ内で「LCD部材・副資材用グレードの主力拠点」のポジション
品質、性能と価格の双方での競争力を発揮
光学用では部材向け厚物グレードと副資材向け中厚グレードの専用ラインを保有
加工品はウェットコーター12台を保有しリリースフィルムで高いシェアを確保
磁気用、包装用縮小の一方で工業用が安定的に成長
LCD-TVの大画面化で光学用途向けの実績が急拡大
自社加工のリリースフィルムは偏光板、MLCC、OCAともに大きく成長
KOLON Industries,Inc.
PETフィルム事業収益性向上のため生産ラインの削減を実施
高付加価値グレードへの集中を進める
稼働率維持目的の汎用グレードから
光学部材・副資材など高付加価値品へのシフトで収益性改善を図る
4K、大型TVの普及でLCD部材向けが拡大の一方で光学副資材向けは大幅減少
一般産業用は低価格・ボリュームゾーンの扱いを削減
南亜塑膠股份有限公司(NANYA PLASTICS CORPORATION)
中国のディスプレイ関連市場拡大で光学グレード設備がフル稼働に
新工場建設とライン増設で需要の確実な取り込みを図る
2014年は偏光板保護セパなど光学用副資材が成長
新工場が稼働する2015年以降はLCDバックライト、TPなど部材向けの急成長に期待
一般産業用での新たな主力グレード、主力用途の開発が課題
シリコーンコートフィルムは中国のOCA抜き加工業者向けが急拡大
新科光電材料股份有限公司(SHINKONG MATERIALS TECHNOLOGY CO.,LTD.)
LCD-TVの需要好調で光学部材・副資材向け実績が拡大
原反~コンバーターのグループ展開で製品開発・技術開発面でのシナジーを発揮
設備稼働率は90%に達する、新たな工場建設も検討中
中国、台湾でのLCDパネル生産量拡大とともにPETフィルム販売量も成長
第3章:注目される新規開発フィルム市場の動向
1.インプリントメタルメッシュフィルム市場の動向
ノートPC、AiO-PCなど大型製品でTP搭載モデルが普及
低抵抗な非ITO系センサーの需要が拡大
(図)主なセンサー用フィルムの抵抗値(シート抵抗値)
製造工程が短くコスト競争力の高いインプリントメッシュの実績が拡大
低抵抗、低コスト、細線パターンによる線見え防止でユーザーから評価される
(表)メタルメッシュフィルム概況
Samsung向けで先行したミレナノテック、2014年中には火災からの復活を果たす
LGI、OFILMも本格的な量産を開始
(表)主要メーカーのAgインプリントメッシュフィルム
Al系、Cu系インクを使用したインプリントメッシュの開発も進む
ITOフィルム価格下落も、センサー価格ではメッシュフィルムが競争力を発揮
(表)センサー用透明導電性フィルム 価格概況
2.高硬度フィルム市場の動向
表面硬度9Hの超高硬度グレードの開発が進展
基材や原料樹脂に遡った研究開発などコンバーティングの枠を超えた対応が求められる
3.ハイバリアフィルム市場の動向
電子デバイスのフレキシブル化でガラス代替のハイバリアフィルムに注目が集まる
(表)バリアフィルムの主な種類
10-6g/㎡/dayレベルの超ハイバリアフィル市場は2014~2015年頃の立ち上がりに期待
ガラスの薄肉・フレキシブル化でも工程内での破損リスクの無いフィルムに優位性あり
10-3~10-4g/㎡/dayのハイバリアフィルムは既存技術・設備の応用での生産が可能
フレキシブルディスプレイ量産化後の価格競争力で勝負
(表)主なハイバリア~超ハイバリアフィルム概要
(表)極薄板ガラスとハイバリアフィルムの価格比較
(表)各種バリアフィルムの需要予測
第4章:工業用高機能フィルムメーカーの展望と戦略
藤森工業株式会社
2015年より台湾でプロテクトフィルム、リリースフィルム生産開始
海外需要の取り込みに加え国内市場のさらなる開拓を推進
偏光板プロテクトフィルムは新興国での需要拡大とTVの大画面化で拡大
偏光板部材、TP部材向けも大幅な成長を遂げる
円安の影響で価格競争力が強化、海外顧客の需要を取り込む
台湾工場の稼働開始でプロテクトフィルム生産能力は25,000万㎡/年に
リリースフィルムはOCA用の需要増減が金額ベース、面積ベースの実績に影響
得意の摺り合わせ型開発・提案で多様化・高度化するニーズに対応
一般産業用の需要は安定的に推移
台湾拠点稼動後は、改めて国内需要の掘り起こしと需要開拓を推進
LG Chem,Ltd.(LG化学)
プロテクトフィルムは外販や偏光板以外の用途での展開を活発化
2014年には生産量の35%以上が自社偏光板以外で使用される
スピードアップによる能力増強で2014年の生産能力は計17,600万㎡/年に
耐熱グレードのラインナップなどITOキャリア向けの実績拡大に注力
OSUNG LST Co.,LTD(オーソンLST株式会社)
製品ラインナップの見直しで事業収益の改善を図る
OCAメーカーと共同で独自の付加価値品の開発を推進
HCフィルムも実績化し製品ラインナップの多様化が進む
ボリュームゾーンの偏光板向けに加えITOキャリア向けが販売量の10%弱まで成長
耐熱グレードなど高付加価値品の開発に注力
新輝光電股份有限公司(ShinBright Optronics Corporation)
親会社である新科光電と共同で耐熱プロテクトフィルムを開発
ITOフィルムの低抵抗化に対応
TP部材及びLCD部材のプロセス保護・キャリアフィルム販売量は
年間2ケタの順調な成長が継続
博威電子股份有限公司(Koatech Technology Corporation)
摺り合わせ型開発を得意とし、個々のニーズに対応した品揃えで差別化
TP関連材料に注力、2016年にはOCAと飛散防止フィルムが全体の15%に達する見込み
保護フィルムはITOフィルムのアニールに対応した耐熱グレードの開発を推進
SKC Haas Display Films Company (SKCハース)
SKC、ダウケミカルなどグループ各社のシナジーを活かし
ユーザーニーズに最適化した製品を開発
主力の天安工場では3ライン800万㎡/年体制でリリースフィルムを生産
OCA用リリースフィルムは2014年以降も年間10%の成長率をキープ
生産終了するPDP用に替わり、保護フィルムセパなど新たな用途が成長
LG Innotek Co., Ltd.
独自のインプリント技術によるAgメッシュフィルムの量産開始
海外ユーザーをターゲットに拡販を推進
線幅3μm・抵抗値40~50Ω/□で展開、インクの開発、パターン設計を独自に実施
大型製品をターゲットに中国など海外市場を開拓
新規参入の競合による価格下落を懸念
視認性、モアレ対策、安定供給と全てのニーズへの対応力に自信
線見えにはパターンのさらなる細線化に対応、中小型向けでの展開も検討
深圳欧菲光科技股份有限公司(SHEN ZHEN O-FILM TECH. CO.,LTD.)
部材内製に伴うユーザーへのスピード対応力が強み
2014年度全社売上高は150~200億RMBを目標、TP+LCDのセット販売にも注力
Agメッシュ系TPでは、2014年Q2~Q3にG1F及びGF1タイプを投入
InkTec Co.,Ltd.
引出線用ペースト、センサー用透明Agインキなど
TP周辺のプリンテッドエレクトロニクス向け材料の拡販に注力
ナノインプリント方式によるAgメッシュフィルム向けインキを開発
TPの大型化に伴う需要の本格的な拡大に期待
新日鉄住金化学株式会社
高い鉛筆硬度とガラスライクな質感が評価され
スマートフォンの最表面での採用が進展、ウェアラブル端末への期待が高まる
表面硬度9Hの「J200」「J300」はカバーガラス代替としての検討も始まる
昭和電工株式会社
ガラス並みの光学特性を持つ耐熱フィルム「ショウレイアル」の提案を推進
アフターマーケットの保護フィルムで高透明、低複屈折が高く評価される
飛散防止フィルムなど表面部材としての採用にも期待
リケンテクノス株式会社
基材、表面処理とも独自に開発した高耐熱・高硬度フィルム
「REPTY®DC100でガラス代替を目指す
9Hの表面硬度と高温プロセスに対応した耐熱性を実現
ニーズにカスタマイズした開発を推進し2014年夏頃の量産化を目指す
グンゼ株式会社
高耐熱、高硬度、透明導電など、様々な機能を付与した光学用フィルムで
フレキシブルデバイスでのガラス代替ニーズの取り込みを図る
高透明・高耐熱・高寸法安定の「Fフィルム」では
OLEDやタッチパネル電極基板をターゲットに提案営業を推進
9Hの表面硬度を実現する「HDフィルム」はカバーガラス代替に期待
フレキシブルで量産性の高い銀メッシュフィルム「DPT」はTPのフレキシブル化に対応
凸版印刷株式会社
透明蒸着フィルム「GLフィルム」はレトルト対応のハイバリア品に強み
新規バリアフィルム「PRIME BARRIR」は電子部材のガラス代替も視野に
2011年5月にクレハから譲授した「ベセーラ」と「GLフィルム」の技術融合など
軟包材のトップメーカーとしてのシナジーを活かした展開を進める
GLを超えるハイバリアシリーズ「PRIME BARRIER」を投入
2014年以降、電子ペーパーや有機太陽電池などでの展開を睨んだ製品開発を推進
三菱樹脂株式会社(ハイバリアフィルム)
シリカ蒸着技術の応用で食品包装から太陽電池まで幅広い領域をカバー
従来のバリアフィルムとは一線を画すハイバリア品「X-BARRIER」では
太陽電池フロントパネルに最適化した「VIEW-BARRIER」の早期量産化に取り組む
東レフィルム加工株式会社
グローバルオペレーションの中で国内外の拠点での生産品を最適地に供給
国内拠点では新規設備導入で生産効率を強化
ハイバリアフィルム「バリアトップ」04を東レと共同で展開
耐屈曲性、透明性を武器にフレキシブルデバイス向けに提案を推進
尾池工業株式会社
基盤技術の応用による高機能フィルム事業の一環として
フレキシブルデバイス用のハイバリアフィルムを開発
自社の基盤技術の応用と既存の量産ラインの活用で3×10-4g/㎡/dayレベルの性能を実現
量産性を念頭に置いた製品開発と価格競争力で差別化
平坦化フィルム、低抵抗透明導電性フィルムなど独自の高機能フィルムも積極的に投入
富士フイルム株式会社
有機無機積層タイプの超ハイバリアフィルムは有償でのサンプル供給を開始
優れた曲げ耐性と独自処方のバリア膜の品質で差別化
ポリマー設計、Roll to Roll、品質評価・解析に関する独自技術を結集
曲げ試験10万回でもバリア性を維持する性能を実現
コニカミノルタ株式会社
Roll to Rollで10-6g/㎡/dayのハイバリアを実現する「Flexent」外販開始
自社の有機EL照明向けの実績を武器に拡販に注力
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