2017年版 ミネラルウォーター市場の現状と将来展望
「水」が生活水として根付き、消費者にその価値が認められたことで、ミネラルウォーター、宅配水市場とも成長が続いているが、ミネラルウォーター市場を牽引しているのはフレーバーウォーターなどの派生商品であり、宅配水市場は新規顧客獲得が難しくなるなど、両市場とも過渡期を迎えつつある。しかし、両市場とも有望カテゴリーであることに変わりはなく、主要企業を中心にもう一段の成長に向けた取り組みを推進している。
本調査レポートでは、カテゴリー別、チャネル別の各社戦略を取材する事で、今後のマーケットの方向性を分析した。また、水素水、ニアウォーターといった注目カテゴリーにも焦点を当てると共に、消費者調査による消費者動向を加味することにより、当該市場を総合的に分析し、今後を予測した。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:ミネラルウォーター市場、宅配水市場を広く調査・収録することによって当該市場に関するマーケティング戦略作成のための基礎資料とする。
調査対象:
1.ミネラルウォーター市場
国産及び輸入品のナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター、ミネラルウォーター、ボトルドウォーターを対象とする。
ミネラルウォーターブランドとして販売されるスパークリングウォーター(天然発泡水は別ブランドでも対象内)、フレーバーウォーターは対象とする。
BIB及び宅配水は対象外とする。
2.宅配水市場
ウォーターサーバーとセットで供給されるミネラルウォーターで、宅配されるものを対象とする。
ウォーターサーバーを利用しないタイプやペットボトルの宅配などは対象外とする。
調査対象先:飲料メーカー、宅配水製造企業を調査対象とした。また、併せてインターネットによる消費者調査も実施した。
調査方法:直接面接取材、アンケート調査、電話取材を実施。インターネット消費者調査及びHP、公開資料の編集
調査期間:2016年12月~2017年2月
- ミネラルウォーター市場はフレーバーウォーターが拡大を牽引しヒット商品が相次ぐ一方で、プレーンウォーターは微増で推移。軟水志向の高まりで伸長する国産ブランドと、それに押されて苦戦する輸入ブランドの、拡大に向けた参入企業各社の戦略を解説
- 宅配水市場は企業ごとの明暗が分かれ始め、統合や提携を含めた事業再編が起きている。新規顧客獲得が難しくなり、獲得単価が上昇する中、参入企業各社は新たなビジネスモデルを模索している。市場の維持・拡大に向けた参入企業各社の戦略を解説
- 各製品分野ごとの動向、メーカーシェア、ミネラルウォーターの国産・輸入比率、宅配水のリターナブル・ワンウェイ比率などの各種市場構成、参入各社の成長戦略を分析
- ミネラルウォーター、宅配水市場の課題、問題点を抽出し、さらなる成長に必要なカギを明確化。参入各社の方向性を探ることで、今後の市場展望を解説
- 宅配水の使用状況を消費者調査。消費者がブランドに求める選択基準は何か?宅配水はどのような使用がなされ、満足点、不満点は何か?ユーザーニーズを明確化し、ミネラルウォーター、宅配水の利用実態を詳細分析
- 主要飲料メーカー10社、宅配水サービス企業69社(詳細個票:21社、簡易個票:48社)を掲載。各社の戦略、現状を詳説
第Ⅰ章 ウォータービジネスの概況
第Ⅱ章 ミネラルウォーター市場
第Ⅲ章 宅配水市場
第Ⅳ章 消費者動向分析
第Ⅴ章 有力参入企業の研究
■掲載内容
調査結果のポイント
第Ⅰ章 ウォータービジネスの概況
1.飲料市場におけるウォータービジネスの位置づけ
(1)ウォータービジネスの市場概況
(2)採水地別の動向
(3)ミネラルウォーターの1人当たり消費量
2.ウォータービジネスにおける注目動向
(1)水素水の動向
①市場概況
②チャネル別動向
③品目別動向
④メーカー別動向
⑤今後の課題と展望
(2)フレーバーウォーターの動向
①市場概況
②品目別動向
③メーカー別動向
④今後の課題と展望
第Ⅱ章 ミネラルウォーター市場
1.ミネラルウォーターの市場動向
(1)ミネラルウォーターの市場概況
(2)ミネラルウォーターの製品動向
①国産ミネラルウォーター
②輸入ミネラルウォーター
(3)ミネラルウォーターの参入企業動向
(4)ミネラルウォーターの市場規模推移(2009~2016年度見込み)
(5)ミネラルウォーターの市場構成比(2014年度/2015年度)
①メーカーシェア
②国産・輸入別販売構成比
③容器別販売構成比
④チャネル別販売構成比
2.ミネラルウォーターの市場戦略
(1)商品戦略
◆主要メーカーの商品戦略
(2)価格戦略
◆主要メーカーの価格戦略
(3)販売促進策
◆主要メーカーの販売促進策
(4)チャネル別販売戦略
◆主要メーカーのチャネル別販売戦略
(5)製造体制・設備投資動向
◆主要メーカーのミネラルウォーターにおける製造体制・設備投資動向
3.今後のミネラルウォーターの市場展望
(1)ミネラルウォーター市場の問題点と課題
(2)ミネラルウォーター市場の見通し
(3)ミネラルウォーターの市場規模予測(2017~2021年度)
第Ⅲ章 宅配水市場
1.宅配水の市場動向
(1)宅配水の市場概況
(2)宅配水の製品動向
①リターナブル方式
②ワンウェイ方式
(3)宅配水の参入企業動向
(4)宅配水の市場規模推移(2009~2016年度見込み)
(5)宅配水の市場構成比(2014年度/2015年度)
①メーカーシェア
②販売容器別構成比(リターナブル方式、ワンウェイ方式)
③チャネル別構成比(個人向け、法人向け)
2.宅配水参入企業の市場戦略
(1)商品戦略
◆主要参入企業の商品戦略
(2)サーバーに対する取り組み
◆主要参入企業のサーバーに対する取り組み
(3)販売促進策
◆主要参入企業の販売促進策
(4)生産・供給体制
◆主要参入企業の生産・供給体制
(5)代理店政策
◆主要参入企業の代理店政策
(6)品質管理体制
◆主要参入企業の品質管理体制
3.今後の宅配水の市場展望
(1)宅配水市場の問題点と課題
(2)宅配水市場の見通し
(3)宅配水の市場規模予測(2017~2021年度)
■宅配水参入企業一覧
第Ⅳ章 消費者動向分析
1.宅配水の使用状況に関する調査
■調査概要
(1)家庭内で主に飲用する「水」
(2)宅配水の利用経験
(3)宅配水の利用中止理由
(4)宅配水の非利用理由
(5)宅配水の利用意向
(6)利用している宅配水の銘柄
(7)宅配水の利用開始時期
(8)宅配水利用のきっかけ
(9)利用している宅配水の銘柄を選択した理由
(10)利用している宅配水の銘柄を決定した際に参考にした情報
(11)宅配水の利用に際し重視する点
(12)利用している宅配水の銘柄の満足している点
(13)利用している宅配水の銘柄の不満な点
(14)宅配水の利用用途
(15)宅配水の利用シーン
(16)今後の宅配水の継続利用意向
第Ⅴ章 有力参入企業の研究
【飲料メーカー】
アサヒ飲料株式会社、株式会社伊藤園、大塚食品株式会社、
キリンビバレッジ株式会社、コカ・コーライーストジャパン株式会社、
コカ・コーラウエスト株式会社、サントリーフーズ株式会社、
ダイドードリンコ株式会社、北海道コカ・コーラボトリング株式会社、
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社
【宅配水参入企業】
アクアクララ株式会社、岩谷産業株式会社、株式会社ウォーターネット、
エア・ウォーター株式会社、株式会社オーケンウォーター、株式会社コスモライフ、
サーラの水株式会社、株式会社サイサン、株式会社サニクリーン(アクアサービス事業)、
株式会社サンエス、サントリービバレッジソリューション株式会社、
大丸エナウィン株式会社、株式会社ダスキン、株式会社トーエル、株式会社TOKAI、
株式会社ナック、株式会社Beautiful Life、富士山の銘水株式会社、
株式会社プレミアムウォーターホールディングス、株式会社ユニマットライフ、
ラピロスウォーター株式会社
【簡易個表】
株式会社i・ライフソリューションズ、有限会社アクアポット、有限会社麻水、
アルテッセ株式会社、株式会社いずみや、株式会社イメージワークス、
株式会社イングコーポレーション、ウォーターエナジー株式会社、
有限会社ウォーターデリバリー、ウォーターポイント株式会社、株式会社MTG、
株式会社オアシス、株式会社合馬天然水、株式会社オキシー、九州石油ガス株式会社、
コウノウォーター株式会社、河野商事株式会社、株式会社コムサプライ、
さくらウォーター株式会社、株式会社さららいと、山陰クボタ水道用材株式会社、
サン神戸ウォーターサプライ株式会社、シャディ株式会社、
株式会社JR東日本ウォータービジネス、ジェイウォーター株式会社、株式会社スナガ、
ゼオライト株式会社、仙代テック株式会社、双日新都市開発株式会社、
株式会社ダイオーズ、大和ライフネクスト株式会社、株式会社タナベエナジー、
株式会社中京医薬品、特種東海製紙株式会社ウォーター事業部、株式会社ナチュレ、
日本水資源工業株式会社、有限会社麦飯石の水、HACK JAPANホールディングス株式会社、
久本木材株式会社、株式会社プロメディア、ヘルシーウォーター株式会社、
穂積株式会社、株式会社マーキュロップ、株式会社マルエイ、
株式会社ミツウロコビバレッジ、株式会社ライフシード、両備ホールディングス株式会社、
ワンウェイウォーター株式会社
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