2020年版 嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食に関する市場実態と将来展望
周辺環境の大きな変化と新たな製品の市場投入で成長期にある『嚥下食』『咀嚼困難者食』『介護予防食』の市場について、その市場動向と参入企業動向、市場の将来見通しなどを、総合的、多面的に調査、分析を行います。
なお、前回版との違いとしまして、本年は食品表示制度や給食費の改定など、各種制度変更が当該市場にどの様に影響を与えるかについて分析します。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食のメーカーにおける製品取扱い動向と、市場戦略を調査、分析することで、嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の市場の現状分析と今後の見通しを行うことを当調査の目的とする。
調査対象製品
嚥下食(とろみ調整食品、ゲル化剤、デザートベース食品、水分補給ゼリー)
咀嚼困難者食(やわらか食(きざみ食)、ブレンダー食(ミキサー食)、その他(形そのまま、ゼリー食等))
介護予防食(たんぱく強化食品、ビタミン等強化食品、カロリー制限食品)
調査対象企業:嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食のメーカー26社
調査方法:弊社専門研究員による直接面接調査と電話等による間接調査を実施。
調査期間:2020年1月~2020年4月
嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食に関する調査を実施(2020年)
入院・入所者数の増加や調理現場の人手不足で、嚥下食市場、咀嚼困難者食市場は成長の見込
~高齢者の低栄養対策で、高カロリー、高タンパク、経口補食の介護予防食が伸長~
第Ⅰ章 市場分析編
第Ⅱ章 参入企業個別実態調査編(26社)
調査のポイント
1.市場動向
2.企業動向
3.展望と課題
第Ⅰ章 市場分析編
1.嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の市場概況
1)市場の定義
2)栄養療法における嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の位置付け
3)2020年の最新市場概況
(1)嚥下食
(2)咀嚼困難者食
(3)介護予防食
4)嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の関連基準
(1)特別用途食品
(2)ユニバーサルデザインフード
(3)スマイルケア食
(4)嚥下食ピラミッド
(5)日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2013
(6)黒田留美子式高齢者ソフト食
5)市場に影響を与える制度変更
(1)入院時食事療養費における特別食加算の廃止
(2)在宅半固形栄養経管栄養法指導管理料(2,500点)の新設
(3)病院給食などの消費税の軽減税率について
(4)食品表示法の経過措置は2020年3月31日迄
6)介護食品の流通構造
7)日本メディカルニュートリション協議会の活動
8)地域高齢者等の健康支援を推進する配食事業の栄養管理に関するガイドライン
9)日本栄養支援配食事業協議会の活動
10)省力化に貢献するとろみ調整機
2.嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の市場規模推移
1)嚥下食の市場規模推移(2014~2018年度)
2)咀嚼困難者食の市場規模推移(2014~2018年度)
3)介護予防食の市場規模推移(2014~2018年度)
3.嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の市場構成比(2018年度)
1)製品別
(1)嚥下食
(2)咀嚼困難者食
(3)介護予防食
2)温度帯別
(1)嚥下食
(2)咀嚼困難者食
(3)介護予防食
3)チャネル別
(1)嚥下食
(2)咀嚼困難者食
(3)介護予防食
4)対象患者別(用途別)
(1)嚥下食
(2)咀嚼困難者食
(3)介護予防食
4.嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食のメーカーシェア(2018年度)
1)嚥下食の製品別
(1)嚥下食全体
(2)とろみ調整食品
(3)デザートベース食品
(4)水分補給ゼリー
(5)ゲル化剤
2)嚥下食の温度帯別
(1)常温
3)嚥下食のチャネル別
(1)病院・福祉施設
(2)ドラッグストア
(3)量販店・スーパー
(4)通販、その他
4)咀嚼困難者食の製品別
(1)咀嚼困難者食全体
(2)やわらか食(きざみ食)
(3)ブレンダー食(ミキサー食)
(4)その他(形そのまま、ゼリー食等)
5)咀嚼困難者食の温度帯別
(1)常温・レトルト
(2)冷凍
6)咀嚼困難者食のチャネル別
(1)病院・福祉施設
(2)ドラッグストア
(3)量販店・スーパー
(4)通販、その他
7)介護予防食のメーカー別
5.嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の研究開発、生産、流通、販売動向
1)研究開発動向
(1)嚥下食(とろみ調整食を含む)
①第三世代の次はコストパフォーマンス重視
②一般的な基準
③色(にごり)、味、臭いの改良
④付着性の低減
⑤スピード化、少量化
⑥コストダウンに向けられた開発
⑦ゲル化剤
⑧容器の工夫、改良
⑨新しい嚥下食メニューの開発
(2)咀嚼困難者食
①主食(おじや、お粥、雑炊)メニューの開発
②栄養バランスの重視(栄養素、エネルギーの充実)
③品揃えの強化
④見た目のおいしさを重視したメニュー開発
⑤酵素応用やわらか食
⑥健常者に近いシルバー向けのメニュー開発
⑦冷凍食品、チルド食品などの製品開発
⑧味の改良
⑨お湯をかけるだけで食べられる即席タイプのおかゆ
⑩介護食『らくらく食パン』
(3)介護予防食
2)生産動向(市場拡大と自社生産)
(1)嚥下食
(2)咀嚼困難者食
(3)介護予防食
3)流通動向(専門卸売企業への販売)
(1)嚥下食の流通動向
(2)嚥下食の流通経路
(3)咀嚼困難者食の流通動向
(4)咀嚼困難者食の流通経路
(5)介護予防食の流通動向
(6)介護予防食の流通経路
4)販売動向(一般市販ルートの拡大が待たれる)
(1)嚥下食
(2)咀嚼困難者食
(3)介護予防食
6.嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の参入企業製品概況(製品一覧)
1)嚥下食
2)咀嚼困難者食
3)介護予防食
7.製品動向
1)形状(形態)の改良
2)添加栄養素の改良
3)味の改良、見た目のおいしさの追求
4)食感の改良
5)食物繊維入り(消化、吸収性の改良)
6)褥瘡対策
7)たんぱく質の重要性
8)エネルギー強化製品
9)冷凍食品タイプの増加
10)現場の省力化対応
8.価格動向(製品別実勢価格)
1)嚥下食
2)咀嚼困難者食
3)介護予防食
9.新規参入動向
1)嚥下食
2)咀嚼困難者食
3)介護予防食
10.企業提携動向(専門卸売企業との提携)
1)嚥下食
2)咀嚼困難者食
3)介護予防食
11.対象患者&ユーザー動向
12.在宅栄養市場&一般家庭市場動向
1)嚥下食
2)咀嚼困難者食
3)介護予防食
4)在宅介護市場との相関
(1)行政施策の今後
(2)商流、物流の今後
13.市場拡大要因・阻害要因
1)嚥下食
2)咀嚼困難者食
3)介護予防食
14.嚥下食、咀嚼困難者食、介護予防食の将来展望
1)嚥下食の将来展望
2)嚥下食の市場規模予測(2019~2023年度)
3)咀嚼困難者食の将来展望
4)咀嚼困難者食の市場規模予測(2019~2023年度)
5)介護予防食の将来展望
6)介護予防食の市場規模予測(2019~2023年度)
第Ⅱ章 参入企業個別実態調査編(26社)
アサヒグループ食品株式会社
~ベビーフードで培った開発力で「バランス献立」シリーズを拡充~
旭松食品株式会社
~業務用・在宅用カットグルメが期待以上の成長~
イーエヌ大塚製薬株式会社
~「あいーと®」を31アイテム展開、在宅が7割占める~
キッセイ薬品工業株式会社
~治療食と介護食の両輪でヘルスケア事業を第二の柱に~
キユーピー株式会社
~「やさしい献立」シリーズの拡充で在宅需要の取り込みを図る~
クックデリ株式会社
~高齢者の毎日の楽しみを実現する施設向け食事提供サービス~
株式会社クリニコ
~病院・施設を拡大しつつ、経口商品で在宅に注力~
SOMPOケアフーズ株式会社
~グループ介護施設給食をコア事業に外販を拡大~
株式会社タカキベーカリー
~介護・離乳食にこだわらず食べやすいパンを作る~
大和製罐株式会社
~オンリーワンの「ムース食」「とろみ付き飲料」で介護分野に参入~
堂本食品株式会社
~シルバー施設で「思いやり堂本便」が伸長~
ニュートリー株式会社
~「ブイ・クレスCP10ゼリー」が“えん下困難者用食品”の表示許可受ける~
ネスレ日本株式会社
~アクティブシニアに向け『アイソカルサポートファイバー』を発売~
ハウス食品株式会社
~業務用カップタイプ、ゼリーとおかずが好調
株式会社フードケア
~主力の介護食品が好調に推移~
株式会社ファイン
~現場の時短ニーズに対応できる商品開発に注力~
フジッコ株式会社
~コア事業の強化とともに業務用(ウェルネス)の伸長を図る~
ヘルシーフード株式会社
~卸、メーカー、通販の全方位に展開~
株式会社ベスト
~『まろやか食専科』は新規販売チャネルを開拓~
ホリカフーズ株式会社
~天然素材・美味しさにこだわった独自の介護食を開発~
株式会社マルハチ村松
~業務用は朝食向けと手間いらずが支持される~
マルハニチロ株式会社
~「メディケア食品」は業務用冷凍食品が牽引~
三島食品株式会社
~オンラインショップを強化するも基本は業務展開~
株式会社明治
~「トロメイク」「ブリックゼリー」「ソフトゼリー」が好調~
株式会社メディカルフーズ
~病態食のノウハウを活用、新たな商品領域に参入~
株式会社𠮷野家
~「𠮷野家のやさしいごはん」を業務用、市販用で展開~
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