2020年版 食品向け非破壊検査装置市場の現状と将来展望
昨今、食農×IT(フードテック)による新たなビジネスが続々と登場し、利便性を追求するだけでなく、食農にまつわる様々な課題解決に貢献することが期待されている。
矢野経済研究所においてもIoTやAIを活用した「スマート農業」を始め、「機能性農産物」の開発や「フードロス」問題、「代替肉」ビジネスなど話題の市場をレポート化してきた。「食の安全・安心」についても従来の食品分析サービスや検査キット市場に加えて、IT化が進む検査装置・システム市場に着目。なかでも非破壊検査装置は食の安全・安心を守るだけでなく、製造・加工現場の人手不足解消に貢献し、食品の高付加価値化にも一役買っている。
そこで、本調査レポートでは、食品分野(加工食品・農産物)における非破壊検査装置・システムの需要及び開発動向をまとめ、現状の課題を明らかにするとともに今後の方向性を展望する。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:食品検査装置メーカー及び販売業者/食品検査関連サービス事業者/食品(飲料)製造・加工業者、外食・中食(惣菜)・給食業者、商社・流通・小売業者(需要動向調査対象先)/その他、官公庁、関連団体ほか
調査方法:直接面談調査と電話・アンケート調査を併用
調査期間:2020年6月~2020年9月
食品用非破壊検査装置市場に関する調査を実施(2020年)
“食の安全”と人手不足を背景に、食品用非破壊検査の少人化・自動化ニーズが高まる
食品用非破壊検査装置の国内需要は堅調、今後は海外への輸出拡大の見込
- 食品検査の自動化と食品の高付加価値化に貢献する最新機器・システム市場
- 目視検査を代替する外観検査装置市場は技術開発&新規参入が活発化
- X線検査装置は海外市場開拓で躍進
- 農産物の品質評価で農業生産・流通のスマート化を実現
- 非破壊検査装置ユーザー100社の個票掲載
- 参入企業の製品概要、需要動向、事業戦略を詳細掲載
第Ⅰ章 食品向け非破壊検査関連のトピックス
第Ⅱ章 食品向け非破壊検査装置の市場動向
第Ⅲ章 食品向け非破壊検査装置の需要動向(実需者調査)
第Ⅳ章 参入企業の個別動向
第Ⅰ章 食品向け非破壊検査関連のトピックス
1.非破壊検査の進化を支える注目技術!
(1)近赤外分光法
(2)ハイパースペクトルイメージング(ハイパースペクトルカメラ)
(3)AI(ディープラーニング)
2.食品検査をデジタル化、話題のAI画像判定サービスとは?
(1)AI画像判定サービス「MMEye」と食品検査
(2)「MMEye」の特長
(3)食品工場における導入事例
(4)今後の取り組み
第Ⅱ章 食品向け非破壊検査装置の市場動向
1.食品向け非破壊検査装置総市場
(1)市場概況と市場規模推移(2017~2019年度)
(2)分野別市場構成比(2019年度)
(3)今後の見通しと市場規模予測(2020、2025年度)
2.外観検査装置(色彩・光学式、機械式選別機)市場
(1)市場概況と参入企業動向
(2)製品概要と技術開発動向
(3)需要動向
(4)現状の課題と取り組み
(5)今後の市場見通しと市場規模推移(2017~2020、2025年度、予測を含む)
3.内部検査装置(金属検出機&X線検査装置)市場
(1)市場概況と参入企業動向
(2)製品概要と技術開発動向
(3)需要動向
(4)現状の課題と取り組み
(5)今後の市場見通しと市場規模推移(2017~2020、2025年度、予測を含む)
4.農産物の外観・内部品質検査装置(等級選別機)市場
(1)市場概況と参入企業動向
(2)製品概要と技術開発動向
(3)需要動向
(4)現状の課題と取り組み
(5)今後の市場見通しと市場規模推移(2017~2020、2025年度、予測を含む)
第Ⅲ章 食品向け非破壊検査装置の需要動向(実需者調査)
回答属性
1.食品(原料を含む)の安全性確保に向けた取り組み
2.食品向け非破壊検査の実施状況
(1)非破壊検査を実施している工程について
(2)使用している非破壊検査装置・システムについて
(3)非破壊検査装置・システムのメーカーについて
3.自社の食品検査において、非破壊検査装置・システムを利用している場合
(1)自社で非破壊検査装置・システムを利用する理由
(2)非破壊検査装置・システムの不満点・改善点
4.食品の非破壊検査を外部委託、あるいは外部のシステムやサービスを利用している場合
5.今後の非破壊検査(体制)の方向性・意向
6.食品検査・分析に関する課題や要望
<アンケート回答事業者 100社・団体>
食品(飲料)製造+加工業者
外食・中食(惣菜)・給食業者
商社・流通・小売業者
第Ⅳ章 参入企業の個別動向
アイ・アール・システム
~ハイパースペクトルカメラで食品業界に新規参入~
イシダ
~「はかり」だけではないX線検査装置のリーディングカンパニー~
キユーピー
~世界初の良品学習型原料検査装置を開発 他社に販売も~
システムスクエア
~世界トップレベルの精度を誇る非破壊検査装置メーカー~
シブヤ精機
~選果機のトップメーカーとして、農業生産・流通のスマート化を目指す~
JFEテクノリサーチ
~近赤外線(NIR)機器のパイオニア~
服部製作所
~食品用選別機のパイオニア 高付加価値製品で差別化を~
日立造船
~食の安全・安心と省人化を両立する、大量・高速異物選別に強み~
三井金属計測機工
~青果物非破壊内部品質検査で30年の実績 新規需要の開拓にも注力~
YE DIGITAL
~安川電機グループならではのAIとリアルなラインの連携を提案~
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