2021年版 国内クラウドファンディングの市場動向

海外では、既に大きな市場に成長しているクラウドファンディングですが、我が国では、2001年に初めてクラウドファンディングのサービスが提供されました。その後、2011年から本格的な展開が始まり、現在では多くのサービス提供企業が存在します。2008年には資金貸付を行なうソーシャルレンディング、2015年5月には新規・成長企業へのリスクマネーの円滑な供給に資することを目的として、非上場株式の発行を通じて資金調達を行うための制度として創設され、2017年4月から「株式型」クラウドファンディングが始動しました。また、12月には「不動産投資型」クラウドファンディングの法整備が整いました。
本調査レポートは、「寄付型」、「購入型」、「貸付型」、「株式型」、「事業投資型」、「不動産型」の類型ごとに市場規模を算出。2020年はコロナ禍によって、プロジェクト起案や支援・投資者へも動向に大きな変化が現れました。こうした状況を、「寄付型」を除く5つの類型から、成長市場を支える有力企業を通して事業戦略や取り組みの実態についてヒアリングし、市場の動向、将来展望もまとめました。

発刊日
2021/05/28
体裁
A4 / 243頁
資料コード
C63100600
PDFサイズ
9.3MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:国内クラウドファンディング市場の参入企業の経営実態と展開サービス及びサイトを利用したプロジェクト起案企業の利用動向を通じ、同市場動向と展望を明らかにすることを目的とした。
調査対象先:当市場において、参入企業及び利用企業として実績がある企業等を任意抽出。
調査方法:専門社員による個別面接取材、オンライン取材
調査期間:2021年2月~2021年5月

調査結果サマリー
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国内クラウドファンディング市場の調査を実施(2021年)
2020年度の国内クラウドファンディング市場規模は、新規プロジェクト支援額ベースで前年度比17.6%増の1,841億円
~そのうち、新型コロナウイルス関連のプロジェクト件数は3,280件、支援者数124万人、支援額が156億円~

資料ポイント
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  • 前回版との違い
    ・ファンド型を事業投資型、不動産型に区分し6類型として市場規模を算出
    ・コロナ禍における1億円超のプロジェクト動向を定量把握
    ・クラウドファンディング型ふるさと納税の動向を独自分析

リサーチ内容

調査結果のポイント

1.市場動向
2.企業動向
3.展望と課題

第Ⅰ章 総論編

1.業界動向
  (1)業界を取巻く環境
  (2)主な参入企業と類型別シェア
  (3)参入企業数
  (4)企業規模
2.クラウドファンディングの市場規模
  (1)年間支援額(市場規模)の推移
  (2)企業別の年間支援額推移
  (3)類型別にみる支援額の中央値、構成比
    ①中央値
    ②構成比
  (4)年間支援プロジェクト件数の推移
  (5)企業別の年間支援プロジェクト件数推移
  (6)年間支援者数
  (7)企業別の年間支援者数推移
  (8)サイト別の累計調達額、登録会員数
3.クラウドファンディング型ふるさと納税の実績
  (1)ふるさと納税の受入額(支援額)
  (2)ふるさと納税の受入件数(支援件数)
  (3)ふるさと納税利用者の動向
4.事業実績
  (1)従来の動向
  (2)コロナ禍での動向変化
  (3)コロナ関連のプロジェクト
    ①類型別の実績
    ②サイト別
5.コロナ禍におけるプロジェクトを通して見えた日本の近未来
6.将来展望
7.業界の課題と自社の対策

第Ⅱ章 各論編

1.経営戦略、事業戦略
  (1)現状
  (2)課題
  (3)今後
2.業界内における各社の強み
3.収益性、業績
  (1)現状の手数料率と今後
  (2)収益性
  (3)業績
  (4)株式型、事業投資型、不動産型、貸付型の投資者への平均利回りと今後
4.プロジェクト政策(営業・販促面、情報発信・提供、ツール、他)
  (1)プロジェクトの動向(従来とコロナ禍)
  (2)プロジェクトの成立方式
  (3)ジャンル、業種・業態の割合と変化(従来とコロナ禍)
  (4)コンセプト、支援内容の変化(従来とコロナ禍)
  (5)募集額の動向と変化、成立プロジェクトの金額規模の推移(従来とコロナ禍)
  (6)掲載したいプロジェクトとその獲得策、誘致策
  (7)サイトアップ基準(与信基準)
  (8)プロジェクトの達成までの支援、達成率向上策
  (9)プロジェクト達成後/募集成立後のフォロー、リピート策
  (10)不成立プロジェクトのフォロー
  (11)海外企業(海外プロジェクト)への対応策
5.支援者/投資者政策(営業・販促面、情報発信・提供、ツール、他)
  (1)支援者/投資者の年代、男女比、職業等の割合と変化(従来とコロナ禍)
  (2)支援額/投資額、支援者/投資者の動向と変化、その要因や背景(従来とコロナ禍)
  (3)支援/投資の促進策
  (4)獲得したい支援者/投資者とその施策、利便性向上策
  (5)既存支援者の囲い込み策(リピート策)
6.サイトの認知度アップ策
  (1)プロジェクトに対するサイト認知度アップ策
  (2)支援者/投資者に対するサイト認知度アップ策

第Ⅲ章 個別企業編

<購入型>
  1.【CAMPFIRE】(株)CAMPFIRE
  2.【GREEN FUNDING】(株)ワンモア
  3.【Motion Gallery】(株)Motion Gallery
<株式型>
  4.【FUNDINNO】(株)日本クラウドキャピタル
  5.【Unicorn】(株)ユニコーン
<事業投資型>
  6.【Crowd Realty】(株)クラウドリアルティ
  7.【Sony Bank GATE】ソニー銀行(株)
<不動産型>
  8.【大家.com】(株)グローベルス
  9.【CREAL】クリアル(株)
  10.【ハロー! RENOVATION】(株)エンジョイワークス【小規模不動産特定共同事業者】
<貸付型>
  11.【J.LENDING】(株)ジャルコ
  12.【FUEL オンラインファンド】FUEL(株)

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