調査目的：本レポートは、矢野経済研究所と中国・衆安グループのZAテクジャパンによる共同研究を通じて、日中での保険代理店を巡るビジネスおよび InsurTech の事業動向について比較することで、両国の事業者にとって更なる事業成長の可能性、方向性を探ることを目的としている。
本調査にあたっては、保険代理店におけるInsurTechに関する取組み状況について、日本市場は当社において、中国市場はZAテクジャパンにおいて各々調査を実施した。具体的には日本国内では、保険代理店におけるInsurTechについて、関連プレーヤーである①大手保険代理店や②インターネットプラットフォーマー内の保険代理店、③IT事業者、そして④InsurTech 企業を対象に、保険代理店におけるDXの実態について調査した。一方、中国国内については、①大手保険代理店や②新興代理店（新形態仲介業者）、③インターネットプラットフォーマー内の保険代理店、④InsurTech企業などを対象に、日本と同様に取材調査および文献調査を通じて DX の実態ついて調査。また、中国については、保険会社の動向についても調査、その動向を記載している。
なお、日本における保険会社の調査については、生命保険会社を対象に別途『生命保険会社における InsurTech 市場の実態と展望 2020-2021』を 2021 年 5 月末に発刊している。
調査対象：日本企業12社（調査担当：矢野経済研究所）／中国企業9社（調査担当：ZAテクジャパン）
調査方法
（１）日本側　弊社研究員による直接面談取材／Eメール含む電話調査および文献調査など
（２）中国側　ZAテクジャパンによる直接面談取材／Eメール含む電話調査および文献調査など
調査期間：2021年3月～2021年10月

保険代理店のInsurTechに関する日本・中国での比較研究を実施（2021年）
～大手の差異は軽微も、「InsurTech企業 兼 保険代理店」において大きな差異～

• 日中の保険代理店についてビジネス面、IT活用面の観点から比較を実施
• 日本および中国の保険代理店やプラットフォーマー、スタートアップの事業動向を比較
• 保険販売における日中のInsurTech活用に係る実態把握が可能