調査目的：「フェムテック」は日本でも SDGs やジェンダー平等などの潮流により注目を集め、2021年には「生理の貧困」などが社会課題としてメディアで大きく取り上げられた。こうした社会の動きを受けて、2021 年は大手企業も吸水ショーツを発売して同市場に参入するなど、さらに注目された。政府においても、2021 年 6 月に閣議決定した「骨太方針 2021」と「成長戦略フォローアップ」に「フェムテックの推進」という文言が初めて盛り込まれ、複数の実証事業が補助金を受けて進められている。2022 年以降も市場は盛り上がり続けるのか、それとも落ち着いていくのか、この分野が今後市場を形成し拡大していくためには、認知やビジネス面での課題など、今のフェーズで超えていかなければならないハードルも少なくないとみられる。そこで、本書においては、フェムテック市場を総合的に把握できるよう、同市場を取り巻く課題、動向を調査・編集した。
（１）フェムケア＆フェムテックマーケットの現状と展望
（２）女性の健康課題別、アイテム・サービス分野別の動向
（３）参入企業個票
調査対象：フェムケアアイテム製造企業、販売企業、フェムテック参入企業、フェムテックアイテム流通企業等、同市場に関係する企業
調査方法：
（１）弊社研究員による直接面接・オンライン取材
（２）文献調査その他データ収集
（３）消費者調査アンケートの実施
調査期間：2022年7月～2022年9月

前回版との違い

• 法人向けフェムケア＆フェムテックの動向を掲載
• ジェンダード・イノベーションの動向・事例を掲載