2023 従業員エンゲージメント市場 ~「個」を活かす人的資本経営へ~
組織の生産性向上、持続性、人材獲得、離職防止といった課題を背景に、従業員エンゲージメントが注目されている。テクノロジーの進展が後押しする形で従業員エンゲージメント可視化ツール、従業員エンゲージメント向上につながる様々なサービス、機能のリリースが加速してきた。そして昨年8月には 「人的資本可視化指針」が政府から公表され、ここで参考にされている「人材版伊藤レポート2.0」において、人材戦略に求められる3つの視点と5つの共通要素の一つに「従業員エンゲージメント」が挙げられている。また金融庁も今年の1月に「有価証券報告書等」の記載事項を改正し、企業の人的資本情報の開示を推し進めている。今後、人的資本情報をどういった方法で、どのように表現するのか、各社が注目しているとみられる。「従業員エンゲージメント」というキーワードに対する注目度は落ち着いたように見られるが、組織の競争力を高めていくため「個」を活かす視点は非常に重要な視点となる。本資料では、こうした「従業員エンゲージメント」にかかわる企業や市場の動き、課題をとりまとめている。
調査資料詳細データ
調査目的:本レポートでは、日本国内における従業員エンゲージメントに関しての調査を行い、下記を明らかにすることを目的とした。
①従業員エンゲージメント市場の現状と将来展望
②従業員エンゲージメント関連の企業動向
③従業員エンゲージメント関連のプロダクト動向
調査対象:本レポートでは、日本国内において従業員エンゲージメントに関わるプロダクト、サービスを展開している企業を調査対象とした。
①従業員エンゲージメント診断・サーベイツール/サービス
②心理的安全性、ウェルビーイングサーベイツール/サービス
③1on1 運用支援ツール/サービス
④タレントマネジメントシステム
⑤オンライン社内報ツール/サービス
⑥その他組織変革ツール/サービス
⑦データ分析ツール/サービス
調査方法:
①弊社研究員による面接取材、電話取材
②公的データ収集などの文献調査
③アンケート調査
調査期間:2023年4月~2023年6月
従業員エンゲージメント市場に関する調査を実施(2023年)
2022年の従業員エンゲージメント診断・サーベイクラウドの市場規模は、前年比132.0%の66億円
~人的資本の情報開示義務化により市場への注目度高まるも、課題は従業員エンゲージメントを高める行動へつなげられるか、各社機能を拡充~
- マーケットトレンドを読み解く情報が満載!
人的資本の情報開示の義務化で改めて従業員エンゲージメント注目される
1on1はAIやセンシングによる高度な分析ニーズが高まるも、慎重傾向も
従業員エンゲージメントは改善行動の提案や支援が求められるフェーズへ
タレマネシステムは人的資本開示の影響で、ダッシュボード機能強化の動き
負担が増加するマネージャーのフォローが急務、AIのレコメンド機能が進化
「個」を活かす視点でのサービスや機能のリリースが増加
主観的なサーベイと客観的な人事データを掛け合わせ分析、課題解決へ - 前回版との違い
人的資本の情報開示義務化の影響を各プレイヤーのヒアリングから考察
タレマネ、採用、サーベイ、1on1支援等で展開する新たな企業個票を追加
調査結果のポイント
第1章 従業員エンゲージメント市場の現状と展望
第2章 分野別従業員エンゲージメントサービスの動向
第3章 注目サービス事業者の取り組み
≪掲載企業一覧≫
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