定期刊行物
ヤノニュース
昭和33年の創刊以来、百貨店、ショッピングセンター、各種小売業の調査・分析や、アパレル、ファッション、ジュエリー・アクセサリー、スポーツなどを中心に注目企業、成長市場を網羅した月刊調査レポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約90~100ページ
- 商品形態:PDFファイル
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):79,200円(税込) 本体価格 72,000円
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最新号
ヤノニュース 2011年6月号
●●● トピックス ●●●
業界レポート
●大型商業施設のエリア間競争~エリア内最大のターミナル駅への百貨店出店の影響、JR博多駅全体の一大商業エリア化、「天神」は街全体で更なる活性化を
都道府県内最大のターミナル駅へ百貨店が新規出店した主なケースは、(1)愛知県のJR名古屋駅、(2)京都府のJR京都駅、(3)北海道のJR札幌駅 の3つである。そして2011年には、福岡県のJR博多駅に阪急百貨店が新規オープンした。各ケースとも、各都道府県の旧来からの(メインとなる)商業集積地は、出店した駅とは離れた場所に存在する。そこに、圧倒的な利用者数を誇る、エリア内最大のターミナル駅に百貨店が進出したことによって、各都道府県でどのような商業エリアの変動があったのだろうか。
福岡市の場合、旧来からの商業集積エリアは「天神」周辺で、岩田屋三越(岩田屋本店)、博多大丸、福岡三越などの百貨店、天神コア、ソラリアプラザ、イムズなどのファッションビルや天神地下街など集積する九州最大の繁華街である。天神駅は西鉄線(天神~二日市~久留米~柳川の、福岡県西部エリアを南北につなぐ私鉄)、地下鉄線の駅であり、博多駅は地下鉄で3駅先の場所にある。天神は福岡市だけでなく福岡県全域、そして九州全域や山口からも集客する商業地域である。天神にはJRの駅はない。
一方、博多駅は2007年3月に博多駅ビル内にあった百貨店が撤退してからは、駅内の商業施設(博多デイトス、マイングなど)以外は大型商業施設が無い状況だった。その後、九州新幹線開業に伴う博多駅改装工事に伴い、博多駅の駅ビルが2010年3月に「JR博多シティ」としてオープンした。また、バスターミナルなどの周辺商業施設も、駅ビル開業に合わせて店舗強化した。JR博多シティには「アミュプラザ博多」がオープンし、アミュプラザ博多には、「東急ハンズ博多店」や「T・ジョイ博多(シネマコンプレックス)」、レストランゾーン「シティダイニングくうてん」などの専門店が集積している。また、旧駅ビルにあった「食堂街一番街」もリニューアルし、博多駅全体が一大商業エリアとして成長した。
震災の影響があったとはいえ、大きく差をつけられた印象のある天神の大型商業施設。天神は、博多駅で盛り上がっている消費熱を取り込む施策が必要である。天神と博多はさほど離れた距離ではない。バスは「福岡都心100円バス」が博多駅~キャナルシティ~天神~呉服町間をつないでいる。地下鉄でも数駅先である。JR博多シティは「駅ビル」という点での展開、一方の天神は百貨店やファッションビル、地下街などで「面」で展開している。街の面白さの点でいえば、天神が優位である。1つ1つの商業施設が個々で取り組むのではなく、天神という街全体で盛り上げる必要がある。
注目企業分析
●眼鏡スリープライスショップの先駆け(株)インターメスティック(Zoff)、
“企画・製造・販売の自社一貫型ビジネスによりコストパフォーマンスに優れた商品を提供”
“近年、更なる成長を掲げ、海外(中国)市場を開拓”
近年、一般消費者の“値ごろ感があっていいもの”というニーズに加え、若年層または若い気持ちを持った大人層の“ファッショナブルで着まわしのきく低価格商品”への需要の高まりを反映し、SPA型“3プライスショップ”や“ワンプライスショップ”が拡大している。こういった状況の中、独自の様々な取り組みで、業界を席巻している企業が(株)インターメスティックである。同社グループは、同社と連結子会社2社(株式会社ゾフ/佐芙(上海)商貿有限公司)にて構成されている。
(株)ゾフとの間においては、フランチャイザー(本部)として眼鏡の企画販売を行い、商標・商品・サービス・経営ノウハウ等のパッケージを提供。(株)ゾフ展開する眼鏡小売「Zoff」では、すべての商品をフレームとレンズセットで5,000円、7,000円、9,000円という3つの定額での販売を行い、その低価格から人気を博している。
●●● 内容目次 ●●●
●商圏調査分析 (4~15ページ)
注目商業施設の来店客評価調査(48)
調査対象施設:コレットマーレ
今回は2010年3月、JR桜木町駅から徒歩1分の好立地にオープンした「コレットマーレ」を調査対象とした。同SCの開発、運営は浅草ROXを開発、運営している(株)テーオーシーだが、運営は子会社の㈱TOCディレクションが行っている。みなとみらいにオープンした当初、日本、神奈川、横浜初出店、初ブランドが全店舗数130店のうちの半数を占め、非常に注目されたSCである。みなとみらい地区にオープンした当SCの来店客の利用実態と評価を調査した。
《今回の調査概要》
■調査対象者:コレットマーレを利用したことのある20~40代女性
■調査方法:WEB調査法
■調査期間:2011年5月中旬
■有効サンプル数:112件
《今回の調査項目》
1.施設までの来店手段
2.来店までにかかる時間
3.来店回数
4.利用時間帯
5.施設への同行者
6.来店目的
7.当該施設でよく利用する専門店名
8.利用金額
9.当該施設以外でよく利用する商業施設名と購入品目、利用理由
10.当該施設を利用するようになって利用しなくなった商業施設・専門店の有無及びその店名
11.当該施設の評価
a.立地評価 b.品揃え・店舗構成の充実性評価 c.駐車場についての評価
d.施設内案内の分かりやすさに関する評価 e.施設内のトイレに関する評価
12.施設内の商品、入店している専門店に関する不満点、改善点、満足している点
13.施設内の設備など施設のハード面についての不満点、改善点、満足している点
14.当該施設以外で最近利用し満足した施設の有無とその店名、その理由
●商業施設分析 (16~23ページ)
複合型商業施設の概況(131)
事例231:大阪ステーションシティ
2011年5月4日、西日本最大のターミナル駅:JR大阪駅に巨大ショッピングエリア「大阪ステーションシティ」が開業した。同施設は既存の駅ビル(アクティ大阪)を増床改築した「サウスゲートビルディング」、駅北側に新設された「ノースゲートビルディング」などで構成されている。
立地・商圏等/施設概況
●注目企業分析 (24~29ページ)
眼鏡スリープライスショップの先駆け (株)インターメスティック(Zoff)
“企画・製造・販売の自社一貫型ビジネスによりコストパフォーマンスに優れた商品を提供”
“近年、更なる成長を掲げ、海外(中国)市場を開拓”
・企業概要
1.商品戦略について
2.出店戦略について
3.今後(まとめ)
●業界レポート (30~61ページ)
①大型商業施設のエリア間競争分析
エリア内最大のターミナル駅へ百貨店が出店した4つのケース
名古屋市のケース/京都市のケース/札幌市のケース/福岡市のケース
②2010年量販店衣料品販売動向
量販店総販売額が対前年比+1.1%、しかし衣料品販売額は▲6.9%
衣料品苦戦の最大の理由は、今期も増収と好調な専門店チェーンの影響
2010年の量販店衣料品販売動向について、2回に分けレポートする。今回は統計データから、近年の動向を見る。次回は大手各社の衣料品関連の動きを見る。
【1.商業販売統計にみる量販店販売額の推移】
【2.量販店市場の動向】
③ジーンズOEM市場における近年の動向
高付加価値製品とボリューム価格帯製品の二極化が進む市場で、方向性を模索
1.業界構造(サプライチェーン)と主要企業
2.客先からの要望の変化・ポイント
④拡大する食品宅配市場
高齢化社会の到来、社会構造の変化などで、ネット宅配サービスも急成長
※弊社 2011年4月刊『2011年版 食品宅配市場の展望と戦略』より抜粋
弊社では、食品宅配市場に関する調査を実施している。ライフスタイルの変化、加速する高齢化社会、一般家庭でのIT化などの環境変化から、同分野の成長が期待されている。
食品宅配総市場 ~高齢化と社会構造の変化により食品宅配のニーズは着実に増加、多様化~
(グラフ・表)食品宅配の総市場規模推移(2006~2010年度)
(グラフ・表)食品宅配の総市場規模予測(2011~2015年度)
コンビニ・ネットスーパー市場 ~高齢化社会の到来、社会構造の変化などで、マーケットは拡大基調~
(グラフ・表)コンビニ・ネットスーパーの市場規模推移(2006~2010年度)
●海外レポート (62~66ページ)
中国流通市場レポート Vol.36 中国最級の靴SPA企業 DAPHNE(ダフネ)
中国では3,800店舗を展開し、年間3,000万足を販売、女性に圧倒的な支持を得る靴ブランド「DAPHNE(ダフネ)」。
1987年に香港で設立されたこのブランドは、現在単一ブランドの売上高では中国最大規模となっている。年間500店舗以上の驚異的なペースで出店を続ける同ブランドの成長の秘密はどこにあるのか。
■もともとはOEMメーカーだった
■ブランディングのための直営展開
■2020年までに8000店舗を展開
■在庫・発注管理は各地域の分公司に任せる
■今後はDAPHNE以外のブランド業態も強化し、チャネルも開拓する
※チャイナブランドニュース2011Summer号(2011年6月10日発売)より一部抜粋
●スポーツビジネス分析 (67~74ページ)
スポーツ用品小売市場の現状と今後
2010年のスポーツ用品小売市場規模は対前年比99.8%の1兆7,659億3,000万円
※弊社刊「2011年版 スポーツ産業白書」より
(1) スポーツ用品小売市場の現状
① スポーツ量販店
② スポーツ専門店 - スポーツ用品専業・年商200億円未満の企業群 -
③ 百貨店 - 日本百貨店協会加盟店 -
④ GMS - 総合スーパー(日本チェーンストア協会加盟店) -
⑤その他 - 直営店、アウトレット、eコマース、各施設のインショップ、靴店ほか -
(2) スポーツ用品小売市場の今後
●商圏リサーチ (75~87ページ)
東京23区のエリア・マーケティング(2)中央区
~商圏調査にみる地域特性の基礎データ
【中央区の概要】
(1)中央区の人口・世帯の状況(中央区エリア別人口、年齢別人口、昼間人口)
(2)中央区の鉄道利用及び道路交通状況
(3)商業及び商業集積地の状況
(4)中央区の再開発状況、地区別方針
[データファイル] (88~100ページ)
月次データファイル
主要繊維・ファッション関連企業・小売業の2010年度決算速報
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