定期刊行物

ヤノニュース

ヤノニュース

昭和33年の創刊以来、百貨店、ショッピングセンター、各種小売業の調査・分析や、アパレル、ファッション、ジュエリー・アクセサリー、スポーツなどを中心に注目企業、成長市場を網羅した月刊調査レポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約90~100ページ
  • 商品形態:PDFファイル
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):79,200円(税込) 本体価格 72,000円

※消費税につきましては、法令の改正に則り、適正な税額を申し受けいたします。

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最新号

ヤノニュース 2011年7月号

 トピックス 

注目企業分析

●効率より世界観を重視 (株)トリニティアーツの「niko and…(ニコアンド)」、立地や規模、商圏に応じて一店一店異なるVMD

今回取り上げる「niko and…(ニコアンド)」はこれまでありそうでなかった業態で、アパレルと服飾雑貨、生活雑貨の複合店舗である。アパレルとバッグや靴などの服飾雑貨を扱う専門店は数多くあるが、ここに家具、インテリアといった生活雑貨を扱う、すなわちライフスタイルを提案するタイプのファッションショップはありそうでなかった。アパレルはともかく、家具やインテリア雑貨は回転率が低く、坪効率が安定しない点がこれまでなかった理由だと考えられるが、効率よりもライフスタイルの提案を優先して事業を立ち上げ、好調に推移している。

業界レポート
●営業を再開した仙台大型商業施設、震災の影響を乗り越え、パワーアップして再開したアウトレットモール

未曾有の大災害だった東日本大震災の影響により、休業をしていた大型商業施設が、相次いで営業再開した。津波の被害を直接受けてしまった「三井アウトレットパーク 仙台港」、地震の影響で建物や配電等に支障が出て休業していた「仙台泉プレミアム・アウトレット」などが6月に営業再開した。アウトレットの2施設のオープンが震災後3ヶ月ほど日数を要したのは、建物が倒壊するなどの大きな被害はなかったものの、三井アウトレットパーク仙台港は浸水した1階部分の汚泥等漂流物の撤去と配電設備等の復旧に時間がかかったこと、仙台泉プレミアム・アウトレットは配電設備等の復旧に時間がかかったことが主な要因である。しかし、各店ともに「元通りの完全な姿(+α)」で営業再開できた。

仙台市宮城野区の「みなと仙台ゆめタウン(仙台港背後地土地区画整理事業)」に位置する三井アウトレットパーク仙台港は、2011年6月25日10時に、営業再開した。震災前の現状復旧だけではなく、新店舗(期間限定含む)15店舗を加えた、パワーアップでの再開だった。15店の新店は、ファッション・ファッション雑貨、スポーツアパレルブランドなどで、来店客の多様化するニーズに応えている。
 営業再開当日は、施設の新規オープン時よりも長い列が出来るほど盛況だった。同SCでも、節電営業を余儀なくされているものの、ガスヒートポンプの空調設備を稼動させるなどして、電力削減を実施している。

仙台市泉区の丘陵地帯にあるニュータウン「泉パークタウン」内に立地している仙台泉プレミアム・アウトレットの営業再開は同施設だけでなく、隣接する「泉パークタウン タピオ」とも連携し“完全復旧”を果たしてからとなった。泉パークタウンは、三菱地所グループが手がける日本最大級の複合開発(住宅、商業施設等)で、仙台泉プレミアム・アウトレットと、泉パークタウン タピオはその中の商業施設エリアである。そして、2011年6月17日(金)に、両SCともに営業再開した。

震災により、数店舗退店したものもあるが、再開にあたり、東北アウトレット初出店の2店(「シーリーベッド」、「ダブルクローゼット」)とスポーツ・アウトドア用品店(「ローカルモーション ハワイ」)の計3店が新規出店した。いずれの施設も、再開を待ちわびた来店客が、オープン前から行列を作るほど盛況であった。

 内容目次 

●商業施設追跡調査 (4~10ページ)
注目商業施設の最新実績レポート(36)
事例:二子玉川ライズ・ショッピングセンター

洗練された街として認知度が高く、“住みたい街”として人気も高い二子玉川。その二子玉川に2011年3月19日、総面積約31,600㎡の大型商業施設が誕生した。東急田園都市線・東急大井町線「二子玉川駅」に直結したその商業施設の名は「二子玉川ライズ・ショッピングセンター(デベロッパー/東京急行電鉄株式会社、東急不動産株式会社)。今回はその概要を報告する。
1.民間再開発として都内最大級の総開発面積を誇る再開発事業「二子玉川ライズ」
2.二子玉川の来街者層を拡大する「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」
  ・二子玉川ライズ・ショッピングセンターのテーマとコンセプト
  ・既に人気エリアである二子玉川に、新たな魅力を追加
  ・二子玉川を「面」で盛り上げていく
  ・二子玉川ライズ・ショッピングセンターショップ一覧

●商業施設分析 (11~15ページ)
複合型商業施設の概況(132)
事例232:レイクタウンアウトレット

2011年4月29日、イオン株式会社は、埼玉県越谷市の「イオンレイクタウン」に「レイクタウンアウトレット」をオープンした。同SCは、同社初のアウトレット業態で、同社が目指す“自然と一体化したエコロジー溢れる『新世代』ショッピングモール”である。その概要を報告する。
立地・商圏等/施設概況

●注目企業分析 (16~21ページ)
①効率より世界観を重視 (株)トリニティアーツの「niko and…」立地や規模、商圏に応じて一店一店異なるVMD
1.事業戦略の特徴
2.「ニコアンド」の商品戦略
3.「ニコアンド」の出店戦略
4.「ニコアンド」の競合
5.「ニコアンド」の課題と計画

②貴金属買取専門店『ジュエルカフェ』の全国展開で急成長!!(株)クレインの戦略
1.(株)クレインの特徴・戦略
2.強み・差別化の方向性
3.好調要因分析

●業界レポート (22~74ページ)
①営業を再開した仙台大型商業施設の事例
震災の影響を乗り越え、パワーアップして再開したアウトレットモールなど
再開事例1.三井アウトレットパーク仙台港
再開事例2.仙台泉プレミアム・アウトレット
再開事例3.仙台パルコ
再開事例4.その他 主な仙台市内の大型商業施設

②2010年量販店衣料品販売動向
量販店各社、衣料品のSPA化進める
2010年の量販店衣料品販売動向について、次回に引き続きレポートする。前回は統計データから、近年の動向を見た。今回は大手各社の衣料品関連の動きを見る。
【1.最近の大手各社の衣料品関連の動き】

③ゼネラル通販販売企業4社の動向
4社の2010年度売上高合計は前年度比で96.7%と、縮小幅はやや回復

業績の概況
ニッセン
  2010年度業績概況/インターネットチャネル/新カタログ/リアル店舗増設/
  バーチャルコーディネートルーム/スタイリングシミュレーターサービス/2011年12月期の事業戦略
千趣会
  2010年度業績概況/カタログ政策/インターネットチャネル/2011年度の取組み
ベルーナ
  2010年度業績概況/総合通販事業/若年層媒体「リュリュ」「ルアール」伸長/
  インターネットチャネル/リアル店舗開設の計画
セシール
  2010年度業績概況/新媒体

④子供関連市場における近年の動向
子供向けの商品やサービスは、比較的単価が高くても売れる

※弊社刊「子供市場総合マーケティング年鑑2011年版」より
1.子供関連ビジネスの市場規模推移
2.子供を取り巻く商品戦略
  1)品質重視と選択消費の傾向強まる
  2)子供向けから親子向けへ、さらに祖父母もターゲットに
  3)イクメンブームで父親も取り込み狙う
  4)対象年齢層の拡大図る、教育分野では低年齢化進む
  5)マーケティングに活用、子育て支援サイト拡充

⑤震災後のジュエリー市場予測
震災前の上昇トレンドは変わらず、回復も早い。ただし、本格回復は秋以降

震災による宝飾市場への影響
百貨店の震災以降の売上高前年比
震災に関するアンケート結果
震災後の宝飾市場規模予測

●スポーツネットワークデータ〔2011年4月期〕 (75~80ページ)
スポーツシューズブランドシェア動向
市場動向/ブランド動向(当月の数量ベースにおけるブランドシェア)/上位モデル
 ・ランニングシューズ
 ・サッカーシューズ
 ・バスケットボールシューズ
 ・テニスシューズ
 ・フィットネスシューズ

●商圏リサーチ (81~95ページ)
東京23区のエリア・マーケティング(3)港区
~商圏調査にみる地域特性の基礎データ
【港区の概要】
(1)港区の人口・世帯の状況 (港区エリア別人口、年齢別人口、昼間人口)
(2)港区の鉄道利用及び道路交通状況
(3)商業及び商業集積地の状況
(4)港区の再開発状況

[データファイル] (96~106ページ)
月次データファイル

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