定期刊行物
Yano E plus
エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約100~130ページ
- 商品形態:冊子
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円
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最新号
Yano E plus 2011年2月号(No.035)
●●● トピックス ●●●
●光通信用半導体レーザー市場~高速通信への期待から、中期的には引き続き高成長が期待~
光通信用半導体レーザーは10Gb/s WDM の導入と加入者系PON(Passive Optical Network)需要増のため、2008年までは大幅増加が続いていたが、リーマンショックによる景気後退の影響と、FTTH需要が成熟化しつつあることから、国内の成長速度が鈍る傾向となってきている。一方ワールドワイドでは高い成長が持続している。
光通信のデータ増大と高速化ニーズはますます高まってきており、そうした課題を解決するために、従来技術の様々な技術改良が進められている。その一方で、技術課題を一気に解決する新しい伝送方式の開発が不可欠となっており、とりわけ注目されているのが、量子ドットレーザーとコヒーレント光通信である。
量子ドットレーザーは100Gbpsを目指す次世代高速データ通信の光源としての適用が期待されている。コヒーレント光通信についてはこれまで次世代の光通信の高速化技術として有望視されつつも実用化が困難と言われてきたが、コヒーレント光通信向け光位相同期技術の開発が進んでいる。今後ネットワークの容量増加傾向は続くものとみられているため、それに伴ってネットワーク機器の消費電力も今後、大幅に増加することが見込まれており、コヒーレント光通信はネットワークの低電力消費に大きく貢献するものとして期待されている。
●Zigbee市場~米国で普及 スマートグリッド向け主要サプライヤになれるかが生き残りへのカギ~
日本国内におけるZigbeeであるが、まだ知名度も低く、製品化も進んでいない。多くの利点は強調されるものの、競合となると近距離無線規格も多く、キラーアプリとなる優位的製品も現在のところまだない。そうなると米国の例を引き合いに出して、日本版スマートグリッドに期待することになるのではと考えたくなるが、国内の電力事情は、米国のそれとはやや異なっている。しかしそれほど遠くない将来に、米国とは異なる日本のエネルギー安全保障の考え方が変化し、スマートグリッドが必要な時がくることは恐らく間違いないであろう。国としていつこれに取りかかるのかという点が日本におけるZigbeeの普及の重要なポイントになるものと考えられる。
●●● 内容目次 ●●●
《光通信特集》
- 光通信用半導体レーザー市場 (3~10ページ)
~高速通信への期待から、中期的には引き続き高成長が期待~
1.光通信用半導体レーザーの概要
1-1.光通信市場の概況
1-2.光通信用半導体レーザー
3.光通信用半導体レーザー市場の市場規模推移と予測
【表・グラフ】光通信用半導体レーザーの国内市場規模推移と予測(金額:2008年-2013年予測)
【表・グラフ】光通信用半導体レーザーのWW市場規模推移と予測(金額:2008年-2013年予測)
【表・グラフ】光通信用半導体レーザーの国内市場規模推移と予測(金額:2008年-2013年予測)
4.光通信用半導体レーザーのメーカーシェア
【表・グラフ】光通信用半導体レーザーの国内シェア(金額:2010年)
5.光通信用半導体レーザーの取組企業の状況
5-1.住友電工デバイス・イノベーション
5-2.日本オプネクスト
5-3.古河電気工業
5-4.三菱電機
6.光通信用半導体レーザー市場の今後の見通し
- 光回線終端装置市場 (11~18ページ)
~国内は成熟しつつも高水準をキープ ワールドワイドでは引き続き高い伸びが期待~
1.光回線終端装置の概要
1-1.光回線終端装置の機能
1-2.光回線終端装置の構成
【図】光回線終端装置の使用状況を示した模式図
2.光回線終端装置の市場規模推移と予測
【表・グラフ】光回線終端装置の国内市場規模推移と予測(金額:2008年-2013年予測)
【表・グラフ】光回線終端装置のWW市場規模推移と予測(金額:2008年-2013年予測)
【表・グラフ】光回線終端装置の種類別国内市場規模推移と予測(金額:2008年-2013年予測
【表・グラフ】光回線終端装置の種類別WW市場規模推移と予測(金額:2008年-2013年予測)
3.光回線終端装置のメーカーシェア
【表・グラフ】光回線終端装置の国内シェア(金額:2010年)
4.光回線終端装置の取組企業の状況
4-1.富士通テレコムネットワークス
4-2.三菱電機
5.光回線終端装置市場の今後の見通し
《レアメタルと代替技術シリーズ(2)》
- 白金族 (19~35ページ)
~貴金属半減・代替の自動車・燃料電池用触媒開発進む~
1.はじめに
2.白金族の用途
【図】2009年日本の白金族需要
【図】自動車用排ガス浄化触媒(三元触媒)
3.国家プロジェクトの動向
【表】白金族代替技術に関する国家プロジェクト
4.自動車用触媒における脱白金化
4-1.排ガス浄化触媒
【図】日産自動車で開発された触媒の構造
【図】マツダで開発された触媒の構造
【図】「インテリジェント」触媒の原理
4-2.ディーゼル排ガス浄化触媒
【図】大型ディーゼル車用排ガス浄化システム
5.燃料電池用触媒他における脱白金化
【図】PEFCの構造
【表】NEDO「PEFC実用化推進技術開発」における触媒開発に係る研究テーマ(H22採択分)
5-1.金属酸化物系
【図】非白金触媒の酸素還元電位の変化
5-2.炭素材料系
5-3.低白金化技術
5-4.その他
6.まとめと今後の展望・市場
6-1.自動車触媒のまとめ
6-2.ディーゼル車用触媒のまとめ
6-3.燃料電池触媒のまとめ
6-4.今後の展望と市場
【表・グラフ】日本の自動車用触媒の生産量と白金族需要の予測(数量:2005年-2015年予測)
《無線モジュールシリーズ(2)》
- Zigbee市場 (36~49ページ)
~米国で普及 スマートグリッド向け主要サプライヤになれるかが生き残りへのカギ~
1.Zigbeeとは
【表】Zigbeeの仕様(抜粋)
1-1.概要
【図】Zigbeeの構造
【図】Zigbeeのネットワーク
(1) ZigBeeのネットワーク構成
【表】ZigBee端末の種類
(2) ZigBeeのバージョン
【表】Zigbeeのバージョン
(3) ZigBeeの応用範囲
1-2.Zigbee SIG
1-3.Zigbeeの競合技術・規格
【表】Zigbeeの競合技術(抜粋)
1-4.Zigbeeの協業・協調関係
2.米国におけるZigbeeの位置づけ
2-1.ホームネットワーキング
【表】ホームネットワーキングの分類
【表】ホームネットワーキングの分類と事例
2-2.スマートグリッドの幹となるエネルギー政策
【表】2010年までに行うべき研究開発・実証(抜粋)
2-3.既存通信技術・規格とZigbee
(1) 制御系の技術・規格のデファクト
【表】主要な制御系ネットワーク標準技術(電力線利用中心)
① X10
② X10技術の高度化(lnsteonその他)
(2) 新たな制御系の技術・規格
【表】主要な制御系ネットワーク標準技術(電力線利用中心)
3.まとめおよび市場規模
《EMC・ノイズ対策関連市場(7)》
- 電磁シールド関連市場(近傍界編①) (50~66ページ)
~FPC用電磁波シールドフィルムの急伸が目立つ~
1. はじめに
1-1.近傍界の電磁波シールド材
【表】電磁波シールドの種類
1-2.主要電磁波シールド材の特長
(1) フィルム・シート類
① PDP用
【図】PDP電磁波シールド用金属メッシュ
② FPC用
(2) テープ類
(3) ガスケット類
1-3.電磁波シールド材の市場動向
(1) フィルム・シート類
① PDP用シールド材の市場規模推移
【表・グラフ】PDP電磁波シールドフィルムのWW市場規模推移(金額:2007年-2011年予測)
【表・グラフ】PDP電磁波シールドフィルムのタイプ別内訳(金額:WW市場:2010年見込み)
② FPC用シールド材の市場規模推移
【表・グラフ】FPC用電磁波シールドフィルムのWW市場規模推移(金額:2007年-2011年予測)
【表・グラフ】電磁波シールドフィルムに占めるFPC用製品の比率(金額:WW市場:2010年見込み)
(2) テープ・ガスケット類
【表・グラフ】電磁波シールドテープ・ガスケット類の国内市場規模推移(金額:2007年-2011年予測)
2.注目企業のメーカ動向
2-1.凸版印刷
【図】凸版印刷のPDP用電磁波シールドメッシュ
2-2.大日本印刷
2-3.セーレン
【図】セーレンの電磁波シールド材「プラット®」シリーズ
2-4.藤森工業
2-5.タツタ電線
2-6.東洋インキ製造
【図】東洋インキ製造のFPC用電磁波シールドフィルム
2-7.住友スリーエム
【表】住友スリーエム/超透明シールディングフィルムの特性
2-8.ソニーケミカル&インフォメーションデバイス
【表】シールド用導電性両面テープの電磁波シールド効果
2-9.日本ジッパーチュービング
【図】日本ジッパーチュービングのシールド用製品
2-10.森宮電機
《電子デバイスシリーズ》
- SSD市場 (67~84ページ)
~30US$で低容量ストレージのニーズにマッチ~
1.はじめに
【表】SSDの特徴
【表】HDDとSSDの比較
【表】SLC、MLCの特徴
2.市場動向
SSDの市場規模はノートPCやサーバ需要で拡大傾向、2010年には1,000万台、2013年には4,500万台の可能性も
【表・グラフ】SSD市場規模推移/予測(数量:2008年~2013年予測)
3.メーカーシェア
4.メーカ動向
4-1.株式会社東芝
SSDはノートPC、サーバ、NANDフラッシュはUMPC、タブレットPCなど用途拡大
【表】SSDの利点(HDDと比較して)
【表】東芝のSSDアプリケーション
512GBのSSDは4GB×8段の両面16個実装で実現、大容量化と共にソリューションメニューも拡充
【図】東芝の512GB SSDの8段スタック
【図】東芝MobileLBA-NANDの構成(従来のNANDとの比較)
4-2.SAMSUNG ELECTRONICS(サムスン電子)
内販増加、アプリケーション拡大等のSSD/NANDフラッシュとの競合対策から、HDD、SSD/NANDフラッシュのハイブリッド化による共存へ
4-3.Western Digital
2009年にSSDに参入、HDDとは異なりソリューションビジネスで医療、軍事向けに展開
5.将来展望
SSDの記憶容量拡大のキーはウエハ線幅の微細化、多値化、多次元化
【表】 SSDの信頼性向上に向けた取り組み状況例
《電子部材シリーズ》
- ウィンドウフィルム市場 (85~95ページ)
~環境問題意識の高まりで注目集まる~
1.ウィンドウフィルム市場の概要
【表・グラフ】WW市場におけるウィンドウフィルム市場規模推移(数量:2009年-2014年予測)
【表・グラフ】WWにおけるウィンドウフィルムのメーカーシェア(自動車用+建築用)(数量:2009年-2012年予測)
2.用途別動向
2-1.自動車用
【表・グラフ】自動車用ウィンドウフィルム 地域別市場規模推移(数量:2009年-2014年予測)
2-2.建築用
【表・グラフ】建築用ウィンドウフィルム 地域別市場規模推移(数量:2009年-2014年予測)
3.ウィンドウフィルム 地域別動向
3-1.中国
3-2.日本
3-3.北米
3-4.東南アジア
- LIB正極材市場 (96~108ページ)
~材料別では「コバルト離れ」が加速 存在感を増す三元系正極材、マンガン酸リチウム~
1.LIB正極材世界市場規模
【表・グラフ】LIB正極材 世界市場規模 材料別推移(数量:2008年度-2010年度見込)
【表・グラフ】LIB正極材 世界市場規模 材料別推移(金額:2008年度-2010年度見込)
2.メーカーシェア
【表・グラフ】LIB正極材メーカ別 世界市場規模シェア(数量:2010年度見込)
【表・グラフ】LIB正極材メーカ別 世界市場規模シェア(金額:2010年度見込)
3.メーカ動向
3-1.日亜化学工業
3-2.ユミコア
3-3.湖南杉杉
3-4.L&F
3-5.中信国安
3-6.三徳
3-7.AGCセイミケミカル
3-8.戸田工業
3-9.日本電工
4.国別推移
【表・グラフ】正極材 世界市場規模国別推移(数量:2008年度-2010年度見込)
【表・グラフ】正極材 世界市場規模国別推移(金額:2008年度-2010年度見込)
《コラム》
- やっぱりガラパゴスな私 (109~111ページ)
関連マーケットレポート
- D53100802 Yano E plus 2011年2月号(No.035)
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