定期刊行物

ヤノ・レポート

ヤノ・レポート

昭和37年の創刊以来、住宅・建材・不動産ビジネス、紙パルプ・化学分野を中心に幅広い視点と深い分析で、各分野の最新状況をレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約80ページ
  • 商品形態:冊子・オンライン
  • 発刊頻度:月2回発刊(年22回)
  • 販売価格(1ヵ年):
    冊子 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
    冊子+オンライン 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
    オンライン 88,000円(税込) 本体価格 80,000円
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最新号

ヤノ・レポート 2012年3月25日号

 トピックス 

紙・パルプ、印刷

●クラフト紙の市場動向 ~封筒用途を中心に大幅減、加工用途は比較的堅調
封筒向けの紙使用量は、08年のリーマン・ショック以降、大きく減少している。
背景には、民間企業を中心に低コスト指向が強まり、圧着はがきへシフトしたり、Web化の流れの中で各種申し込み手続きやDM類がネット上にシフトしたりして、封筒が以前よりも使われなくなったことがある。さらにクラフト紙の場合は、これら要因に加えて他品種へのシフト、すなわち安価な一般上質紙や色上質紙、透明ビニルなどへのシフトが追い打ちをかけ、非常に厳しい状況にある。

加工用途に使用されるクラフト紙は、封筒用の需要が、リーマン・ショック後に大きく減少したのに比べると、比較的落ち込みは小さく済んでいる。ユーザーの海外生産シフトや輸入品の増加を背景に、カーペットロールや綿棒の軸など、以前からまとまったボリュームのあった用途は減少している。しかし、その一方で、食品包装(ビールラベル、ヨーグルトの蓋、ラーメンカップの断熱材、ピザ包装箱、惣菜用カップ、コンビニ持ち帰り用ファーストフ-ドの包装など)の需要は堅調であり、全体を下支えしている。

加工用途の今後の注力ポイントは、安定需要の見込める食品分野をいかに開拓していくかである。直接食品に触れる包装の場合、異物管理が以前に増して厳しくなっているため、それら需要を開拓するには継続的に設備投資が必要になるなどの面はあるものの、他の分野の需要が減少傾向にあることから、各社注力分野になっている。

住宅・建材

●ストック事業の強化に取り組む「東急ホームズ」の事業戦略
東急ホームズは、東急グループ唯一の住宅事業会社として、1982年に東急不動産から独立、1993年には輸入住宅に本格参入するなど着実に発展、1995年には、FC事業にも進出、さらに、2008年4月1日付けでリフォーム専業の「(株)東急アメニックス」と合併、「(株)東急ホームズ」としてストック型市場に対応した住生活総合ソリューション会社として新たなスタートをきっており、今年創業30周年を迎える。

同社の特徴としては、①本物の北米のデザイン様式と高気密・高断熱性能、多彩な生活を提案する輸入住宅「ミルクリークシリーズ」での展開。②「環境・健康住宅」を打ち出し、「空気・水・安全・安心」の4つの健康理念を揚げ、全館空調、全館浄水システム及び花粉対策や防災対策についても提案している。③「心を癒す、くつろぎの家」をテーマに、分譲住宅の新しい建売商品「リフレスト」を展開。④リフォームで定価制全改装商品「暮らしアップ」を打ち出し、耐震補強工事を標準設定、健康や省エネに関する提案も行っている。
同社が、好調に伸びてきた要因は、ロングセラーの「ミルクリーク・ノーブル」をベースに、企画型住宅などのコストパフォーマンスに優れた商品力と商品ごとの明確なコンセプトを打ち出している点にあり、輸入住宅としてのブランドを確立している。

同社は、リフォーム専業の「東急アメニックス」との合併により、「暮らしアップ事業本部」でリフォーム事業を展開してきたが、さらに、リフォーム事業全体の体制強化を図り、2011年4月に「暮らしアップ事業本部」と「リフォーム事業本部」に分割している。

同社の住宅ストック数は、15,000棟を超えており、価格や工事内容を明示した定価制商品などのユーザーニーズにマッチした商品開発や法人施設のリニューアルなど事業領域も広げている。
一般的に、リフォームを依頼する際に、顧客が感じる不安として、(1)企業に対する不安(信用できる会社なのか)(2)価格の不安(いくらかかるのか)(3)品質・施工の不安(工事は安心できるのか)があると言われており、これらの不安に対し、同社では、(1)企業に対する不安に対しては「東急ブランド」で、(2)価格の不安に対しては、定価制で、(3)品質・施工の不安に対しては、リフォーム創業40余年に及ぶ長年の経験と累計55万件以上の実績により信頼が裏打ちされている。

今後は、グループの総合力を活かし、不動産流通の「東急リバブル」との連携を強化していく考えである。

 内容目次 

紙・パルプ、印刷

【特別企画】
●過度な拡大を抑え、持続的発展を目指す
中国製紙産業発展の第12次5ヵ年計画
 (2~7ページ)

【注目市場動向】
●クラフト紙の市場動向(中) ~封筒用途を中心に大幅減、加工用途は比較的堅調~ (8~13ページ)
図.紙袋向けクラフト紙 品種別構成
封筒用途:色クラフト紙を中心に大幅減、需要減とグレードダウンが響く
図.封筒向けクラフト紙 品種別構成
加工用途:需要の落ち込みは限定的、食品分野の開拓が今後の焦点
図.加工用途向けクラフト紙 品種別構成

<注目カテゴリ別のオンデマンド印刷市場の分析>
●バリアブルDMの市場動向 ~大手、凖大手、中堅上位での取り組みは前進~ (14~20ページ)

住宅・建材

【注目市場動向】
●遮熱塗料(高日射反射率塗料)の動向
 ~省エネルギー対策に寄与、塗料業界で最注力されている期待の塗料~
 (21~35ページ)
遮熱塗料の市場動向
遮熱塗料の市場規模推移
参入メーカーの動向
建築用遮熱塗料の商品状況
表.建築用遮熱塗料の主要商品一覧
遮熱性舗装の市場動向
遮熱性舗装の市場規模推移

●収納ビジネス市場 ~Part2 レンタル収納/コンテナ収納市場~ (36~40ページ)
図.全国のコンテナ収納市場規模推移(年換算値)

●2011年の住宅リフォーム市場(速報値) (41~43ページ)
図.住宅リフォーム市場の市場規模の推移
図.市場の四半期ベースの推移(市場規模)
図.市場の四半期ベースの推移(前年同期比)
図.住宅リフォーム市場の短期予測

【注目企業分析】
●ストック事業の強化に取り組む「東急ホームズ」の事業戦略 (44~54ページ)

【注目市場動向】
●照明市場の動向④
照明総市場の市場規模動向 
(55~64ページ)
図表.照明総市場(一般照明用途)の市場規模推移(金額ベース)
図表.照明総市場におけるメーカー別市場シェア
図表.照明総市場における光源別市場シェア
図表.照明総市場の建物用途別市場シェア
図.建物用途別にみるLED化率(フローベース)
 

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