定期刊行物
ヤノ・レポート
昭和37年の創刊以来、住宅・建材・不動産ビジネス、紙パルプ・化学分野を中心に幅広い視点と深い分析で、各分野の最新状況をレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約80ページ
- 商品形態:冊子・オンライン
- 発刊頻度:月2回発刊(年22回)
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販売価格(1ヵ年):
冊子 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
冊子+オンライン 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
オンライン 88,000円(税込) 本体価格 80,000円 - 定期刊行物 ヤノ・レポート オンライン購読 サンプル資料はこちら
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最新号
ヤノ・レポート 2012年9月10日号
●●● トピックス ●●●
紙・パルプ
●紙製品業界 ~全体では市場縮小継続も付加価値の追求で筆記市場が好調
10年度の紙製品市場は、景気の回復局面を迎えたことで持ち直しが期待されたものの、企業の経費削減やインターネットへの代替などを反映して最大需要分野である封筒の落ち込みに歯止めが掛からず、全体では引き続き厳しい結果となった。付加価値を認められにくい封筒はもともと価格優先になりやすく、経費削減の流れを受けて単価ダウンも継続している。
これに対して、ノート、レポート用紙、ルーズリーフは単価の上昇や企画商品のヒットに支えられ、比較的堅調に推移している。
なかでも好調なのがノート市場である。07年度以降、拡大基調にある。背景には、08~09年度にかけて原材料高騰に伴う価格上昇があったことと、各種企画ノートのヒットがある。企画ノートは、今までにない斬新な切り口による新製品の投入がノート市場の活性化につながっている。
また、ルーズリーフでも書き味にこだわった製品など、付加価値製品の投入がこのところ目立っている。
総じて、IT社会が成熟に向かうにつれて、紙製品の使用機会が徐々に減少していくという構造的な厳しさは変わっていない。例えば、学童より上の世代になると、ノート類を使わずにパソコンに打ち込んでPPC用紙などにプリントするケースが定着してきており、基本的にノート類は今後も厳しい環境にある。また、便箋も、手紙を書く機会が減り、代わってパソコンや携帯電話による電子メールの利用が、今や高齢者層にも広がり始めている。さらに、保険などの申し込み手続きがネット上でできるようになってきたことは封筒需要を冷え込ませる方向に働いている。
長期的に見れば市場が縮小していくことは間違いなく、そのなかにあって、消費者ニーズを先取りした魅力のある付加価値製品をいかに開発できるかが、生き残るための必須条件になっている。デフレ経済下において価格競争は今後も続くと見られるが、ノート市場で見られたような付加価値を高めた新商品は、価格競争とは異なる次元で消費者に受け入れられている。そもそも紙製品は携帯電話の通信費などと比べれば遥かに安価であり、魅力のある製品であれば少しぐらい高くても買ってもらえる性質をもっている。したがって低価格化が進行するにしても、付加価値化による需要喚起により、価格帯の上昇は可能であると考えられる。
●●● 内容目次 ●●●
紙・パルプ
【注目市場動向】
●紙製品業界 ~全体では市場縮小継続も付加価値の追求で筆記市場が好調~ (2~22ページ)
ノート、学習帳、レポート用紙・ルーズリーフ、封筒、スケッチブック
メーカー動向 1.ショウワノート 2.アピカ 3.マルマン
●製紙用薬品の市場動向③コーティング顔料・填料
~印刷用紙低迷に東日本大震災がダブルパンチ~ (23~39ページ)
1.カオリン 2.湿式重質炭カル 3.軽質炭カル 4.タルク 5.酸化チタン
住宅・建材
【注目市場動向】
●システムキッチン市場の動向
~2009年を底に回復傾向 リフォーム需要の取り込みが鍵~ (40~47ページ)
図表:システムキッチン市場規模推移
図表:システムキッチンシェア
●工場復旧も市況軟化に対応する合板市場の展望 (48~58ページ)
図:合板類及び木質ボード類の生産推移
図:針葉樹合板の生産量推移
化学
【特別連載】
●バイオプラスチック市場の成長戦略②
BASF、ノバモント
~マルチフィルム主体の展開、欧州での高い実績を日本市場でも活かせるか~ (59~69ページ)
表:エコフレックス物性
表:エコバイオF物性
表:BASF「エコバイオファミリー」の概要
表:エコフレックスLDPEとのフィルム物性比較(50μm)
表:マタービー日本市場における展開グレード
表:マタービーフィルム(18μ、CF51は25μ)の物性例
物流
【業界リサーチ】
●物流市場実態シリーズ PART6
鉄道貨物輸送市場の実態2011 ~モーダルシフトの担い手として輸送能力強化を進行中~ (70~77ページ)
表:鉄道貨物輸送事業の主たる有力企業一覧
表:鉄道利用貨物運送事業の主たる有力企業一覧
図表:鉄道貨物輸送事業における市場規模の推移と予測
その他
【注目企業分析】
●鮮度にこだわり、業績伸ばすカルビー (78~85ページ)
・創業者のスピリットが原点
・ポテトチップスは生鮮食品
・三連番地も鮮度重視の一環
・店頭でも鮮度にこだわる
・カルビーの歴史はパッケージ変遷の歴史
・広角度でカルビーファン増やす
・コスト・リダクションとイノベーション注力
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