定期刊行物
Yano E plus
エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約100~130ページ
- 商品形態:冊子
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円
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最新号
Yano E plus 2012年4月号(No.049)
●●● トピックス ●●●
《環境関連特集》
●自然環境シミュレーション装置市場~アプリケーションの裾野徐々に広がる
自然環境シミュレーション装置とは、自然環境に似せた環境を人工的に作り出し、試験対象物をその環境に曝し、性能試験をしたり、データを取得したりすることによって、製品化・実用化に役立てようとする装置である。中には自然界に見られる以上のストレスを試験対象物に与え、極限の耐久性を比較的短期間に調べる試験装置などもある。
自然環境シミュレーション装置対象となる需要分野は広範囲に及ぶ。自動車・輸送機分野、医学・バイオ・農業分野、建築・土木・住宅分野などが代表的な分野であるが、それ以外にも食品分野、衣服・繊維分野、化学工業分野等において用いられることがある。
例えば、自動車・輸送機分野においては自動車の空力特性を測定するフルボディ風洞試験装置などが有名であるが、それ以外にも近年、環境意識の高まりから燃費向上を図るための開発や排ガス規制強化に伴って、自然環境シミュレーション装置の需要は旺盛である。
また、医学・バイオ・農業分野においては、当初は自然環境シミュレーション装置はスポーツ医学との関係で発展してきた経緯があるが、最近ではそればかりでなく、人間と日常生活環境との関わり合いなどを追求する視点からの活用が活発化している。さらに、農業分野では農業生産性の向上に関連した試験・研究などの際に、自然環境シミュレーション装置が活用されている。自動車分野等に比べると基礎研究開発の要素が大きいが、二酸化炭素の増加に伴う地球環境温暖化等の問題から、植物生理にかかわる研究は重要なテーマとして浮上してきており、自然環境シミュレーション装置はこうした分野の研究において必須アイテムとなってきている。
更に土木・建築・住宅分野においては、排ガスの拡散、高層ビルのガラスの強度評価、新築住宅の建材から発生するホルムアルデヒド等の化学物質の測定等に関連して、自然環境シミュレーション装置を使用する傾向が強まっている。
自然環境シミュレーション装置の応用分野は多岐に渡り、分野毎に要求される項目が大きく異なるため、ユーザーニーズを全方位的に満足させることは容易ではなく、自然環境シミュレーション装置メーカーは需要分野毎に細分化される傾向になっている。
今後の注目分野としては、自動車、バイオ、人間環境の三つの分野を挙げることができる。
●●● 内容目次 ●●●
《環境関連特集》
●自然環境シミュレーション装置市場 (3~14ページ)
~アプリケーションの裾野が徐々に広がる~
1.自然環境シミュレーション装置の概況
2.自然環境シミュレーション装置の需要分野別動向
2-1.自動車・輸送機分野
【図】自動車用フルボディ風洞試験装置
2-2.医学・バイオ・農業分野
2-3.土木・建築・住宅分野
2-4.その他分野
3.自然環境シミュレーション装置の市場規模推移と予測
【表・グラフ】自然環境シミュレーション装置の国内市場規模推移(金額:2009年-2014年予測)
【表・グラフ】自然環境シミュレーション装置の需要分野別国内市場規模推移(金額:2009年-2014年予測)
4.自然環境シミュレーション装置のメーカーシェア
【表・グラフ】自然環境シミュレーション装置の国内メーカーシェア(金額:2011年)
5.自然環境シミュレーション装置の主要取り組み企業の動向
5-1.エスペック株式会社
5-2.株式会社荏原製作所
5-3.株式会社大西熱学
5-4.コイト電工株式会社
5-5.株式会社東洋製作所
5-6.上記以外の企業
6.自然環境シミュレーション装置の今後の見通し
●超臨界流体技術 (15~30ページ)
~技術確立からアプリケーションへの展開へ~
1.超臨界流体とは
【図】超臨界流体の領域を示す模式図(水の場合)
2.超臨界流体技術をめぐる動向と位置づけ
3.超臨界流体技術の応用分野
【表】超臨界流体技術の需要分野別開発ロードマップ
【表】当面の応用テーマと超臨界流体技術
3-1.排水処理
3-2.難分解性物質の分解
3-3.化学反応溶媒
3-4.微粒子製造
4.超臨界流体技術の市場規模推移と予測
【表・グラフ】超臨界流体技術の国内市場規模推移(金額:2005年-2020年予測)
【表・グラフ】超臨界流体技術の需要分野別国内市場規模推移(金額:2005年-2020年予測)
5.超臨界流体技術のメーカーシェア
【表・グラフ】超臨界流体技術の国内メーカーシェア(金額:2010年)
6.超臨界流体技術の主要企業の取り組み動向
6-1.株式会社IHI
6-2.株式会社荏原製作所
6-3.神鋼エアーテック株式会社
6-4.三菱重工業株式会社
7.超臨界流体技術の公的研究機関の動向
7-1.大阪大学大学院工学研究科
7-2.京都大学理学部
7-3.公益財団法人かがわ産業支援財団 地域共同研究部
7-4.独立行政法人産業技術総合研究所 超臨界流体研究センター
7-5.静岡大学工学部物質工学科
7-6.東京工業大学大学院生命理工学研究科
7-7.東京大学環境安全研究センター
7-8.東北大学大学院工学研究科附属超臨界溶媒工学研究センター
8.超臨界流体技術の今後の見通し
《車載用電子デバイスシリーズ(7)》
●車載電子部品市場(車載データ通信モジュール) (31~46ページ)
~テレマティクスで拡大するデータ通信需要~
1.車載データ通信とは
2.各社の利用形態
2-1.主要乗用車メーカー提供のテレマティクス・サービス
(1)トヨタ自動車株式会社「G-BOOK」
①概要
②料金
【表】G-BOOK mXおよびG-BOOK mX Proの利用料金
③機能
④採用メーカー
⑤DCM通信モジュール
【図】DCMモジュール内構成
【図】G-BOOK mX Pro専用DCM
【図】DCM機能概念図
⑥DCM通信モジュールの機能
(2)日産自動車株式会社「カーウイングス」
①概要
②料金
③機能
④採用メーカー
⑤通信モジュール
⑥EV(リーフ)用通信モジュール
(3)ホンダ技研工業株式会社「インターナビ」
①概要
②料金
③機能
④採用メーカー
⑤通信モジュール
【表】インターナビ用通信端末一覧
【図】インターナビ無料化の対応
2-2.その他の利用形態
3.参入メーカー(キャリアを中心として)
3-1.株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
【図】テレマティクスモジュールTM01-SA
3-2.KDDI株式会社
【図】KCMV-200とKCMP
3-3.ソフトバンクモバイル株式会社、株式会社ウィルコム
【図】WS012GS
4.市場規模
【表・グラフ】車載データ通信モジュール国内出荷数(数量:2010年-2020年予測)
5.今後の展望
●減速機の市場動向 (47~61ページ)
~新興国での産業機械・設備需要に期待が集まる一方、新規用途の開拓が急がれる~
1.はじめに
【表】減速機の分類
2.市場全体の動向と予測
【表・グラフ】固定比減速機の国内生産高の推移(重量・金額:2004年-2011年見込)
【表】本稿における減速機市場予測の対象
【表・グラフ】固定比減速機の市場規模推移(金額:2010年-2014年予測)
3.製品区分別の市場動向
3-1.精密減速機
【表・グラフ】精密減速機の需要分野別市場構成比(金額:2011年見込)
3-2.大型減速機・ギアボックス
【表・グラフ】大型減速機の需要分野別市場構成比(金額:2011年見込)
3-3.中型減速機・ギアモーター
【表・グラフ】中型減速機の需要分野別市場構成比(金額:2011年見込)
3-4.小型減速機・ギアモーター
【表・グラフ】小型減速機の需要分野別市場構成比(金額:2011年見込)
4.主要企業の動向
4-1.住友重機械工業株式会社
【図】サイクロ減速機とパラマックス減速機
4-2.ナブテスコ株式会社
【図】ヨー駆動装置
4-3.株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ
【図】ハーモニックドライブとアキュドライブ
4-4.日本電産シンポ株式会社
【図】エイブル減速機とコロネット減速機
4-5.SEW EURODRIVE
【図】Rシリーズ(ヘリカル・ギヤモータ)
4-6.WITTENSTEIN
【図1】TP+(同心軸用)とTK+(直交軸用)
5.まとめ
《半導体シリーズ》
●MOSロジック市場 (62~70ページ)
~スマートフォンの普及により順調に拡大~
1.市場概況
2.市場規模の推移とシェア
2-1.市場規模の推移
【表・グラフ】MOSロジックWW市場規模の推移(金額:2008年-2012年予測)
2-2.市場シェア(全世界)
【表】MOSロジックWW市場のシェア推移(金額:2009年-2011年見込)
【グラフ】MOSロジックWW市場のシェア(金額:2010年、2011年見込)
3.製品動向
3-1.特定用途向けロジック(ASSP)が伸びる
3-2.日本国内の半導体メーカーはシステムLSIに傾注
4.各社の動向
4-1.テキサス・インスツルメンツ(Texas Instruments Incorporated)
4-2.STマイクロエレクトロニクス(STMicroelectronics)
4-3.インテル(Intel Corporation)
4-4.IBM(International Business Machines Corp.)
4-5.フリースケール・セミコンダクタ(Freescale Semiconductor, Inc)
4-6.株式会社東芝
4-7.ルネサス エレクトロニクス(Renesas Electronics Corporation)
4-8.富士通セミコンダクター株式会社
4-9.LSIコーポレーション(LSI Corporation)
4-10.その他のメーカー
5.今後の見通し
《再生可能エネルギーシリーズ》
●PPS事業動向(2) (71~81ページ)
~難局に苦悩する新電力(PPS)事業とその課題~
1.震災後供給能力不足で動きが取れない
2.PPS事業各社の動向
2-1.株式会社エネット
2-2.日本テクノ株式会社
2-3.サミットエナジー株式会社
2-4.JX日鉱日石エネルギー株式会社
2-5.新日鉄エンジニアリング株式会社
2-6.昭和シェル石油株式会社
2-7.オリックス株式会社
2-8.エネサーブ株式会社
2-9.東京エコサービス株式会社
【表・グラフ】PPS事業の市場規模と参入企業の供給シェア(数量:2011年度)
3.PPS事業における課題と今後の方向性
4.供給電力不足と電源コストの上昇による問題
《電子デバイスシリーズ》
●フィルムコンデンサ市場 (82~104ページ)
~エコカーや新エネルギー関連を中心に新たな需要が見込まれる~
1.最近の市場動向
1-1.フィルムコンデンサの特長
(1)金属箔電極型と金属化フィルム型
【図】金属箔電極型フィルムコンデンサの構造
(2)PPフィルムとPETフィルム
(3)フィルムコンデンサの外装形態
【図】樹脂ディップ形リード付フィルムコンデンサ
(4)フィルムコンデンサの優位性
1-2.フィルムコンデンサ市場の動向
(1)総市場規模推移・予測
【表・グラフ】フィルムコンデンサのワールドワイド市場規模推移(数量・金額:2009年-2013年予測)
【表・グラフ】フィルムコンデンサWW市場の日系メーカーシェア(金額:2011年)
(2)タイプ別動向
【表・グラフ】金属化フィルム型と金属箔電極型のWW市場構成比(金額:2011年)
【表・グラフ】金属化フィルム型の材料別 WW市場構成比(金額:2011年)
【表・グラフ】フィルムコンデンサの外装形態別 WW市場構成比(金額:2011年)
(3)アプリケーション分野とメーカーシェア
【表・グラフ】フィルムコンデンサの利用分野別 WW市場構成比(金額:2011年)
【表・グラフ】フィルムコンデンサのWW市場メーカーシェア(金額:2011年)
(4)フィルムコンデンサの材料市場の概要
【表・グラフ】フィルムコンデンサ/蒸着用フィルムのWW市場構成比(金額:2011年)
2.注目企業の動向
2-1.コンデンサメーカー
(1)パナソニックエレクトロニックデバイス株式会社
【図】パナソニックエレクトロニックデバイス株式会社 海外規格認定品(樹脂ケース形)
(2)KEMET/リチャードソン・アールエフピーディー・ジャパン株式会社
(3)株式会社指月電機製作所
【図】株式会社指月電機製作所/インバータ平滑用「MECコンデンサ」
(4)株式会社タイツウ
(5)日通工エレクトロニクス株式会社
(6)日立エーアイシー株式会社
【図】日立エーアイシー株式会社/円筒形MPPコンデンサ(MLC)
2-2.材料メーカー
(1)東レ株式会社
【図】東レKPフィルム株式会社/コンデンサ用蒸着フィルム
(2)王子特殊紙株式会社
(3)株式会社アルバック
【図】株式会社アルバック/フィルムコンデンサ用巻取式蒸着装置「EWE-060」
●リチウムイオン電池市場 (105~114ページ)
~技術確立からアプリケーションへの展開へ~
1.市場概要及び市場規模推移
【表・グラフ】LIBワールドワイド市場規模推移(金額:2010年度-2015年度予測)
2.LIBメーカーシェア(金額ベース)
【表】LIBワールドワイド市場メーカーシェア(金額:2008年度-2011年度)
【グラフ】LIBワールドワイド市場メーカーシェア(金額:2010年度、2011年度)
3.LIB市場の現状、及び展望
《コラム》
●一足早い中国活用 (115~116ページ)
関連マーケットレポート
- D54100804 Yano E plus 2012年4月号(No.049)