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Yano E plus

Yano E plus

エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約100~130ページ
  • 商品形態:冊子
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円

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最新号

Yano E plus 2012年9月号(No.054)

 トピックス 

《無線モジュールシリーズ(4)》
●無線モジュール市場
 ~ZigBee、Z-Wave 規格は似ていても方向性異なる、国内普及はまだ不透明

近距離無線通信規格であるZigBeeとZ-Waveは、競合する製品も多くあるが、システムとしてみた時には両者は異なる開発、製品化、マーケティングとなっており、実態はライバル関係にはないと考えてよい。
日本では両者ともこれから普及していくことになり、世界で利用されている製品やサービスが適宜提供されていくことになろうが、競合も多く、日本独特の市場特性に合わせたマーケティングが必要で、普及の足がかりはまだ不透明といえる。

事実上、ZigBeeもZ-Waveも国内での販売実績は少なく、普及はこれからになる。
ともに、利用周波数の再編などの影響が開発・販売に大きく影響するものと考えられ(ZigBeeは2.4GHzも利用できるが、900MHz帯のみのZ-Waveは特に影響を受けやすい)、国内市場は必ずしも右肩上がりとはいえない。しかし、一般消費者市場ではないスマート関連市場を主なターゲットにするZigBeeは、比較的順調に市場を拡大していくものと考えられる。

 内容目次 

《ナノテク特集》

  ●ナノクリスタルデバイス市場 (3~16ページ)
    ~太陽電池、トランジスタ、メモリ向けなどに期待。今後の爆発的な増加が予想される~
    1.ナノクリスタルデバイスとその可能性
    2.ナノクリスタルデバイスの用途
    2-1.太陽電池
    【図1.ナノクリスタル太陽電池の模式図】
    2-2.ナノクリスタルトランジスタ
    【図2.ナノクリスタルトランジスタの模式図】
    2-3.ナノクリスタルメモリ
    【図3.ナノクリスタルメモリの模式図】
    3.ナノクリスタルデバイスの市場規模推移と予測
    【表1.ナノクリスタルデバイスの市場規模予測(金額:2012年見込-2017年予測)】
    【図4.ナノクリスタルデバイスの市場規模予測(金額:2012年見込-2017年予測)】
    【表2.ナノクリスタルデバイスの用途別市場規模予測(金額:2012年見込-2017年予測)】
    【図5.ナノクリスタルデバイスの用途別市場規模予測(金額:2012年見込-2017年予測)】
    4.ナノクリスタルデバイスの主要民間企業の取組動向
    4-1.Nano Gram Corporation(米)
    4-2.Evident Technologies, Inc.(米)
    5.ナノクリスタルデバイスの主要公的研究機関の取組動向
    5-1.大阪大学大学院基礎工学研究科
    5-2.金沢大学理工研究域附属サステナブルエネルギー研究センター
    5-3.筑波大学大学院数理物質科学研究科
    5-4.東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構
    5-5.Massachusetts Institute of Technology(米)
    5-6.National Renewable Energy Laboratory(米)
    6.ナノクリスタルデバイスの今後の見通し

  ●ナノ炭素材料市場 (17~30ページ)
    ~日本発炭素イノベーションの創出を目指せ~
    1.カーボンナノチューブ
    1-1.単層カーボンナノチューブ(SWNT)
    【表1.スーパーグロース法と従来のカーボンナノチューブ合成法との比較】
    1-2.多層カーボンナノチューブ(MWNT)
    【表2.MWNT ワールドワイド市場規模推移(数量:2010年-2020年予測)】
    【図1.MWNT ワールドワイド市場規模推移(数量:2010年-2020年予測)】
    【表3.MWNT WW市場におけるメーカー出荷量とシェア(数量:2010年)】
    【図2.MWNT WW市場におけるメーカーシェア(数量:2010年)】
    【表4.MWNT 主要メーカー生産体制一覧】
    2.グラフェン
    【表5.グラフェンの主な国内研究グループ】
    3.フラーレン
    【表6.フラーレンの応用分野】

《半導体シリーズ》

  ●次世代有望メモリ市場 (31~51ページ)
    ~一部は量産化も進む。市場は揺籃期から離陸期へ~
    1.次世代有望メモリの概要
    【表1.次世代有望メモリとその特徴】
    2.次世代有望メモリの種類と特徴
    2-1.FeRAM
    【図1.FeRAMの模式図】
    2-2.MRAM
    【図2.MRAMの模式図】
    2-3.PRAM
    【図3.PRAMチップの製品例】
    2-4.ReRAM
    【図4.ReRAMの模式図】
    3.次世代有望メモリの市場規模推移と予測
    【表2.次世代有望メモリの市場規模推移(数量・金額:2009年-2014年予測)】
    【図5.次世代有望メモリの市場規模推移(数量・金額:2009年-2014年予測)】
    【表3.次世代有望メモリの種類別市場規模推移(金額:2009年-2014年予測)】
    【図6.次世代有望メモリの種類別市場規模推移(金額:2009年-2014年予測)】
    4.次世代有望メモリのシェア
    【表4.次世代有望メモリの主要取組み企業】
    【表5.次世代有望メモリのワールドワイド市場における企業シェア(金額:2011年)】
    【図7.次世代有望メモリのワールドワイド市場における企業シェア(金額:2011年)】
    5.次世代有望メモリの主要民間企業の取組動向
    5-1.エルピーダメモリ(株)
    5-2.シャープ(株)
    5-3.(株)東芝
    5-4.パナソニック(株)
    5-5.(株)日立製作所
    5-6.富士通(株)
    5-7.4DS, Inc.(米)
    5-8.Everspin Technologies, Inc.(米)
    5-9.Infineon Technologies AG(独)
    5-10.QUALCOMM Incorporated(米)
    5-11.Ramtron International Corporation(米)
    5-12.Samsung Electronics Co., Ltd.(韓)
    6.次世代有望メモリの主要公的研究機関の取組動向
    6-1.奈良先端科学技術大学院大学
    6-2.(独)産業技術総合研究所
    7.次世代有望メモリの今後の見通し

《自動車関連シリーズ》

  ●超小型自動車の開発動向と市場性 (52~62ページ)
    ~2015年には80万台市場に成長~
    1.超小型車の市場概況
    2.国内大手メーカーの動向
    【表1.実証実験に使用された超小型車(2011年までに開発されたプロトタイプ)】
    3.超小型車の海外動向
    【表2.超小型車のWW市場規模予測(数量・金額:2011年-2020年予測)】
    【図1.超小型車のWW市場規模予測(数量・金額:2011年-2020年予測)】
    4.国内ベンチャー企業による取り組み動向
    【表3.各自治体の実証実験の内容】
    【表4.実証実験の結果(要旨)】
    5.最大市場 中国の取り組み

《無線モジュールシリーズ(4)》

  ●無線モジュール市場(ZigBee/Z-Wave) (63~76ページ)
    ~規格は似ていても方向性は異なる~
    1.ZigBeeとZ-Wave
    【表1.ZigBeeとZ-Waveの規格の比較】
    2.ZigBeeの概要
    2-1.ZigBeeの規格
    (1)基本となる規格
    【図1.ZigBee独自のプロトコル体系】
    【表2.ZigBeeのプロファイルの例】
    (2)拡張される規格
    【図2.ZigBeeの拡張プロトコル体系】
    (3)その他の動き
    2-2.ZigBeeの標準化
    2-3.ZigBee Alliance
    2-4.日本企業の動き
    3.Z-Waveの概要
    3-1.Z-Waveの開発
    3-2.Z-Waveの特徴
    3-3.Z-Waveの規格
    【表3.Z-Waveのプロトコル体系の特徴】
    3-4.Z-Waveの利用周波数(国内)
    3-5.Z-Waveの利用分野
    【表4.Z-Wave機器の価格例】
    3-6.Z-Waveの市場
    (1)海外市場
    (2)国内市場
    3-7.Z-Wave Alliance
    3-8.その他
    4.市場規模予測
    【表5.ZigBee関連およびZ-Wave関連の国内市場規模予測(金額:2011年-2016年予測)】
    【図3.ZigBee関連およびZ-Wave関連の国内市場規模予測(金額:2011年-2016年予測)】
    【表6.国内市場で想定されるイベント】

《次世代二次電池シリーズ(4)》

  ●次世代二次電池市場(Na-S電池/Naイオン電池) (77~96ページ)
    ~NAS電池は2012年度下期から再出荷、同年度80億円へ~
    1.はじめに
    1-1.ナトリウム-硫黄電池の現状と課題
    (1)NAS電池の構造とメカニズム
    【図1.NAS電池の構造と充放電原理】
    【図2.NAS電池の50kWモジュールとシステム外観】
    (2)NAS電池の利点と安全対策
    (3)常温作動型Na-S電池の取り組み
    1-2.ナトリウムイオン電池の現状と課題
    1-3.今後の市場展開予測
    (1)NAS電池市場の見通し
    【表1.日本ガイシ(株)のNAS電池売上推移と予測(金額:2008年度-2015年度予測)】
    【図3.日本ガイシ(株)のNAS電池売上推移と予測(金額:2008年度-2015年度予測)】
    【表2.NAS電池の稼働中総容量に占める海外比率(2011年8月)】
    【図4.NAS電池の稼働中総容量に占める海外比率(2011年8月)】
    (2)ナトリウムイオン電池の市場展開
    【表3.ナトリウムイオン電池のWW市場規模予測(金額:2010年-2020年予測)】
    【図5.ナトリウムイオン電池のWW市場規模予測(金額:2010年-2020年予測)】
    2.注目機関・企業の動向
    2-1.ナトリウム-硫黄電池関連
    (1)日本ガイシ(株)
    【図6.NAS電池の単電池の内部構造と外形】
    (2)大阪府立大学大学院工学研究科
    【図7.立方晶ガラスセラミックスとβアルミナ(圧粉成形体)のイオン伝導率】
    (3)横浜国立大学大学院工学研究院
    【図8.イオン液体使用の常温作動Na-S電池の構造(概念図)】
    2-2.ナトリウムイオン電池関連
    (1)住友電気工業(株)
    【図9.溶融塩電解液電池の外観(開発品)】
    (2)学校法人東京理科大学理学部
    【図10.ナトリウムイオン電池のコンセプトイメージ】
    (3)国立大学法人東北大学金属材料研究所
    【図11.新開発 Na2(BH4)(NH2)のナトリウムイオン伝導率】

《バイオプラスチックシリーズ(1)》

  ●電機メーカーのバイオプラ採用(1) (97~109ページ)
    ~日本電気(株):難燃性と植物度の両立、非可食原料化を目指し、
    ポリ乳酸ベースとセルロースベースの2種類に本命を絞り込む~
    1.はじめに 電気・電子機器部品におけるバイオプラスチック採用状況と課題
    【図1.電気・電子部品におけるバイオプラスチック実用化競争イメージ】
    【表1.米国UL規格の概要】
    2.日本電気(株) 環境対策におけるバイオプラスチックの位置づけ
    3.バイオプラスチック開発の経緯
    4.本格採用に向けて取組んでいるバイオプラスチック
    4-1.ニューサイクル
    【表2.難燃ポリ乳酸複合材「ニューサイクル」の最新成果(2012年7月末)】
    4-2.カルダノール付加セルロース樹脂
    【表3.カルダノール付加セルロース樹脂の特性比較】
    【図2.カルダノール付加セルロース樹脂の特性比較】
    5.今後の展望
    【表4.非食用の多糖類から高機能バイオプラスチックの開発】
    【図3.日本電気(株)バイオプラスチックのベンチマーク】

《アプリケーションシリーズ》

  ●IT技術を利用した地震防災・BCP支援システムの動向 (110~127ページ)
    ~急速に需要拡大する地震対策ソリューション~
    1.市場動向
    2.代表的な事業者のシステム・サービス
    2-1.鹿島建設(株):リアルタイム防災システム
    (1)リアルタイム防災システムの概要
    (2)リアルタイム防災システムの適用分野
    2-2.白山工業(株):計測地震防災システム
    (1)計測地震防災システムの概要
    【図1.計測地震防災システム:VissQ】
    (2)計測地震防災システムの特徴
    ①大きな揺れを到達前に知る
    ②建物の揺れをリアルタイムに把握
    ③長周期地震動対策
    ④被災直後の被災度判定支援
    ⑤データ活用
    (3)計測地震防災システムの適用分野
    2-3.清水建設(株):構造ヘルスモニタリングシステム
    (1)構造ヘルスモニタリングシステムの概要と特徴
    ①オンライン型システム
    【図2.構造ヘルスモニタリングシステム】
    ②オフライン型システム
    (2)構造ヘルスモニタリングシステムの適用分野
    2-4.大成建設(株):地震防災システム
    (1)地震防災システムの概要と特徴
    ①地震防災システム「T-RESQ」、「T-RESQ F」
    ②地震・風観測モニタリングシステム
    【図3.地震・風観測モニタリングシステム】
    (2)地震防災システムの適用分野
    2-5.(株)大林組:構造ヘルスモニタリングシステム
    (1)構造ヘルスモニタリングシステムの概要
    (2)システムの適用分野と特徴
    【図4.構造ヘルスモニタリングシステム】
    (3)センサー
    2-6.(株)竹中工務店:竹中免震モニタリングシステム
    (1)竹中免震モニタリングシステムの概要
    (2)竹中免震モニタリングシステムの特徴と適用分野
    【図5.竹中免震モニタリングシステム】
    2-7.日本電気(株):地震対策ソリューション
    (1)地震対策ソリューションの概要
    ①IT強震計センサー
    ②M2Mソリューション
    【図6.日本電気(株)のM2Mソリューションの概念図】
    (2)地震対策ソリューションの特徴
    (3)地震対策ソリューションの適用分野
    3.今後の課題
    3-1.低コスト化
    3-2.通信方式
    3-3.システムの拡張と普及

《コラム》

  ●意外とサービス大国 (128~129ページ)

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