定期刊行物

ヤノニュース

ヤノニュース

昭和33年の創刊以来、百貨店、ショッピングセンター、各種小売業の調査・分析や、アパレル、ファッション、ジュエリー・アクセサリー、スポーツなどを中心に注目企業、成長市場を網羅した月刊調査レポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約90~100ページ
  • 商品形態:PDFファイル
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):79,200円(税込) 本体価格 72,000円

※消費税につきましては、法令の改正に則り、適正な税額を申し受けいたします。

定期購読者(年間購読者)ヤノニュースPDF商品ダウンロード

定期刊行物『ヤノニュース』は、PDF商品です。
毎号パスワードをメールにてご連絡します。
メールアドレス、会社名、該当号のパスワードを入力し、PDF商品をダウンロードしてください。

ご購読者限定 メール配信サービスのご案内

『ヤノニュース』ご購読者限定のメール配信サービスです。
誌面だけでは伝わらないお役に立つ情報をご提供いたします。

メール配信サービス概要

  • ヤノニュースに掲載した企業様の取材後記
  • ヤノニュースに掲載したデータ提供
  • ヤノニュース及び調査関連業務に関する無料ご相談
  • 矢野経済研究所が発刊する資料のご案内・・・etc

最新号

ヤノニュース 2013年6月号

 トピックス 

注目企業分析
●(株)ジェイアイエヌ
 ~メガネSPA、非視力矯正市場開拓で急成長

2013年5月末、メガネ専門店のジェイアイエヌが東証一部に上場した。メガネは視力を矯正するものという常識を覆し、パソコン使用時、花粉症向け、スポーツ用と非視力矯正市場を開拓し、急成長している。低価格で、度付きメガネが即日持ち帰ることができるという点では他の専門店と同様だが、商品開発力において他社を圧倒している。安定した事業を継続するためには顧客の創造が不可欠だが、まさにそれを実行し、メガネ業界のユニクロといえよう。実際、低価格で一定のクオリティがあり、顧客を創造している事業戦略が酷似している。

ジェイアイエヌの成功のポイントを2点に集約すると、①「市場最低・最適価格」②「非視力矯正市場の開拓」になる。

一昔前はメガネは1万円を超える商品が普通だった。これを安くするためにサプライチェーンの改善を図った。現在で4,990円、5,990円、7,990円、9,990円の4ラインが基本のプライスラインである(非視力矯正の機能性商品は3,990円も)。次に価格設定を上記のようにしても、レンズを始めとするオプション(追加料金)で表示価格を上回ってしまうことがよくあった。表示価格とお持ち帰り価格が異なるため、価格のわかりづらさが顧客の購買意欲にマイナスの影響を与えていた。
さらに以前のメガネ店では商品の受け渡しまで1週間ほどかかっていた。これを即日渡せるようにした。
つまり、安くても品質のよいものを、表示価格=お持ち帰り価格にし(一部例外もある)、最短約30分ほどで商品をお渡しできるようにした。これが成功のポイントの一つといえる。メガネの従来型の視力矯正需要の開拓といえる。

もう一つはメガネの着用シーンが多様化し、従来のメガネ=重いという常識を覆すために商品開発に力を入れた。その結晶が「エア・フレーム」である。いわば戦略商品であり、カジュアルウェアのユニクロが展開した「フリース」のような位置づけといえる。この軽量メガネの開発によって、視力矯正需要のさらなる掘り起こしが進むとともに、非視力矯正需要の開拓に拍車がかかった。つまり事業収益基盤が上記①の戦略で視力矯正需要の獲得し安定化したことで、新市場の進出が可能になった。非視力矯正需要では「機能性アイウエア」として、パソコン使用時に着用し眼の負担を軽減する「JINS PC」、スポーツ向けの「JINS SPORTS」、花粉対策用「JINS花粉Cut」、ドライアイ向け「JINS Moisture」などがある。従来のメガネ=視力矯正器具という常識を覆した商品開発でヒットを連発している。

機能性アイウエアの認知度向上により、各店の集客力が高まっている。このため受け皿として店舗での接客から商品渡しまでの一連のオペレーションの効率化が課題である。集客力の高まりもあってドライブスルーやオートマティックレンズラボなどを業界初の試みをしてきたが、店舗における対応に課題が出てきている。特段当該事業における新しい課題ではないが、500店舗体制を目指す中で新商品開発、スタッフ教育など出店に伴った課題がある。

 内容目次 

●商業施設分析
複合型商業施設の概況(155) 
(4~16ページ)
事例264:グランフロント大阪
三菱地所ほか計12社で構成されるうめきた先行開発区域プロジェクト開発事業者は、商業施設『グランフロント大阪 ショップ&レストラン』を、グランフロント大阪の“まちびらき”に合わせ、2013年4月26日に開業した。
◆商圏・立地 ◆施設概況

●注目企業分析
①急成長のメガネSPA、(株)ジェイアイエヌ 
(17~21ページ)
非視力矯正市場開拓で急成長
ジェイアイエヌの成功要因
1.商品戦略の特徴 2.価格戦略の特徴 3.店舗戦略の特徴 4.出店戦略の特徴 5.課題

②店舗主導で高回転、化粧品販売でポジション確立、雑貨店「プラザ」 (22~25ページ)
スタイリングライフ・ホールディングスの事業戦略と今後の方針
1.商品・戦略と化粧品販売戦略 2.店舗・業態戦略 3.顧客を”包み込む”CRM戦略 4.競合と今後の課題

③100%自然派化粧品の製造・卸/株式会社ナチュラピュリファイ研究所 (26~29ページ)
著名人を起用してのプロモーション、導入店舗2,000~2,500店舗。
急成長中ブランド「24hコスメ」を展開
1.沿革 2.事業の特徴 3.今後の課題・方向性

④株式会社三松 (30~33ページ)
きもの専門店から総合ファッション企業へ
1.沿革 2.事業戦略および今後の展開方針

●業界レポート
①オーダースーツ業界の構造と主要プレイヤー
 (34~48ページ)
1.オーダースーツ業界の構造 2.主な参入企業の概要・特徴

②2012年量販店衣料品販売動向 (49~63ページ)
効率化で収益力拡大するも、衣料品販売は苦戦が続く
1.商業販売統計にみる量販店販売額の推移
2.量販店市場の動向
(1)大手量販店の衣料品販売額の推移
(2)量販店営業収益ランキング
(3)最近の大手各社の衣料品関連の動き

③首都圏ブライダル施設の顧客満足度調査Ⅱ (64~75ページ)
「料理」「利便性」「会場の雰囲気」項目における充足度が高い施設
調査概要 1.調査対象 2.調査の方法 3.調査期間 4.調査内容・項目 5.分析の仕方について
1.ブライダル施設の充足度ランキング 2.業態別期待値との比較による評価

④中国化粧品市場の動向 (76~97ページ)
1.中国化粧品市場規模推移(2008~2012年)とメーカーシェア(2012年)
2.製品カテゴリー別市場動向 3.中国化粧品の流通ルート別市場動向
4.日系メーカーの動向 5.中国化粧品市場の今後の見通し

●スポーツネットワークデータ〔2013年3月期〕 (98~103ページ)
スポーツシューズブランドシェア動向
市場動向/ブランド・モデル動向(当月の数量ベースにおけるブランドシェア)/上位モデル
  ・ランニングシューズ
  ・サッカーシューズ
  ・バスケットボールシューズ
  ・テニスシューズ
  ・フィットネスシューズ

●商圏リサーチ (104~114ページ)
全国政令指定都市のエリア・マーケティング(2) 千葉市
~商圏調査にみる地域特性の基礎データ~

【千葉市の概要】
(1)千葉市の人口・世帯の状況 (市区別人口、年齢別人口)
(2)千葉市鉄道利用及び道路交通状況
  ①鉄道利用の状況など ②道路交通の状況
(3)商業及び商業集積地の状況
(4)千葉市の再開発事業等

[データファイル]
月次データファイル (115~125ページ)

関連マーケットレポート