定期刊行物
Yano E plus
エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約100~130ページ
- 商品形態:冊子
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円
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最新号
Yano E plus 2013年3月号(No.060)
●●● トピックス ●●●
《無線モジュールシリーズ(10)》
●近距離無線市場
~活発化する特定小電力無線とスマホの普及で注目される可視光通信
近距離無線通信の中で、可視光通信と特定小電力無線通信は、時代のニーズに合致した、あるいは時代を先取りした無線方式として注目を集め始めた。いずれの方式も既存の無線通信網のなかで、ユニークな光を放ちつつある。
特定小電力無線は、古くから多様な無線機器で利用されてきた。小電力であれば免許不要で利用できることや、手ごろな伝達距離などに使い勝手の良さがあり、低廉な無線モジュールの供給なども相まって、現在でも多くのシステムが運用されている。
デジタル通信機器の開発・提供企業も多く、帯域幅を求めるミリ波通信(より高い通信速度と大きな帯域幅を求める)へのトレンドとともに、低速だが手軽で、電池駆動も可能な省電力で、安価な近距離無線ネットワークとして普及していくものと考えられる。
当該無線利用市場の参入企業はきわめて多岐にわたるが、近距離無線通信として、データ通信のためのLAN などの利用危機については、主に特定用途の専用機として、あるいはニッチ市場となっている。しかし、世界共通の無線周波数帯として市場の活性化が期待され、センサーネットワークなどの分野で利用が進むものと考えられる。
可視光通信は、大学の研究者が中心となって研究・開発を行ってきた(比較的)特殊な用途向けの近距離通信であった。しかしLED照明の普及とスマートフォンによる移動体データ通信の普及により、大きく変貌を始めている。まず、LED照明を介したデータ通信は、多様なスマートフォンの近距離無線通信(現在標準的に搭載されているのは、Wi-Fi、Bluetooth、NFC、赤外線通信など)の1つになる可能性がある。また、可視光通信の副産物ともいえる高精度な位置情報の提供は、ビッグデータを背景にしたM2Mのニーズにマッチするデータを提供できる可能性が高い。特に屋内位置情報の計測手段が模索される中、有望視される方法の1つになっている。
通信大手企業などが研究開発を行っており、製品化への取り組みが始まっている。上市は数年以内、特定途(通話、測量など)の利用から始まり、スマートフォンへの通信装置の組み込みが進めば、一気に市場拡大が見込める。
●●● 内容目次 ●●●
《宇宙・航空関連シリーズ(1)》
●ロケット材料市場 (3~16ページ)
~専用開発の先端材料を広く他用途へも展開し採算を確保~
1.宇宙産業の俯瞰
1-1.宇宙産業の全体イメージ
【図1.宇宙産業の全体イメージ】
1-2.宇宙産業の方向性
2.日本のロケット技術
【図2.H-IIAロケットの概観】
【表1.H-IIAロケットに用いられている材料】
3.ロケット材料の動向
3-1.アルミニウム合金
3-2.炭素繊維複合材料
3-3.シリコン系耐熱材料
4.ロケット材料の市場規模推移と予測
【表2.ロケット材料の国内市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
【図3.ロケット材料の国内市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
【表3.ロケット材料のWW市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
【図4.ロケット材料のWW市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
【表4.ロケット材料の種類別国内市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
【図5.ロケット材料の種類別国内市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
5.ロケット材料の企業シェア
【表5.ロケット材料の国内市場における企業シェア(2012年)】
【図6.ロケット材料の国内市場における企業シェア(2012年)】
6.ロケット材料の主要取組企業の動向
6-1.宇部興産株式会社
6-2.東レ株式会社
6-3.古河スカイ株式会社
7.ロケット材料の今後の見通し
《環境・エネルギー関連シリーズ》
●電力会社の天然ガス戦略 (17~28ページ)
~川上から川下までLNG事業を強化~
1.市場概況
【表1.国内コンバインドサイクル発電の導入実績(集計)計画数(2013年1月現在)】
【図1.日本の発電量構成(2010年)】
【図2.日本の発電量構成(2011年)】
【図3.日本のLNG供給ソース(2011年)】
2.電力会社の天然ガス事業への取組み
【表2.日本のLNG契約、輸入量(2011年)】
3.市場規模推移と予測
【表3.電力会社及びガス会社のLNG受入量(2010-2011年)】
【表4.国内電力会社及びガス会社のLNG受入量予測(2012-2020年予測)】
4.LNG調達の課題と対応
5.将来の展望と市場性
【表5.世界の主なガス開発事業者】
《電子デバイスシリーズ》
●紫外線LED市場 (29~41ページ)
~異なる波長による新たな用途の広がりが期待される~
1.紫外線LEDの概要
1-1.紫外線とは
1-2.紫外線LEDの概要
【図1.LEDの基本構造】
【図2.紫外線LEDの発光の様子】
2.紫外線LEDの需要分野別動向
2-1.産業関連分野
2-2.医療・バイオ関連分野
2-3.環境・計測関連分野
3.紫外線LEDの市場規模推移と予測
【表1.紫外線LEDの国内市場規模推移と予測(数量・金額:2010-2015年予測)】
【図3.紫外線LEDの国内市場規模推移と予測(数量・金額:2010-2015年予測)】
【表2.紫外線LEDのWW市場規模推移と予測(数量・金額:2010-2015年予測)】
【図4.紫外線LEDのWW市場規模推移と予測(数量・金額:2010-2015年予測)】
【表3.紫外線LEDの需要分野別国内市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
【図5.紫外線LEDの要分野別別国内市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
4.紫外線LEDの企業シェア
【表4.紫外線LEDの国内市場における企業シェア(2012年)】
【図6.紫外線LEDの国内市場における企業シェア(2012年)】
5.紫外線LEDの主要企業の取組動向
5-1.アルワン電子株式会社
5-2.京セミ株式会社
5-3.DOWAエレクトロニクス株式会社
5-4.ナイトライド・セミコンダクター株式会社
5-5.日亜化学工業株式会社
5-6.日機装株式会社
6.紫外線LEDの公的研究機関の取組動向
6-1.独立行政法人産業技術総合研究所
6-2.国立大学法人東京農工大学
6-3.独立行政法人理化学研究所
7.紫外線LEDの今後の見通し
●RFIDタグ市場(1) (42~57ページ)
~大日本印刷株式会社、トッパン・フォームズ株式会社
タグ、リーダ・ライタからソリューションまでトータルサービスを提供~
1.はじめに
【表1.RFIDタグとバーコード、2次元コードの比較一覧】
2.大日本印刷株式会社
2-1.参入時期/位置づけ
2-2.担当部署
2-3.提供製品・サービス
2-4.市場開拓の基本姿勢
2-5.事業規模
2-6.主要用途
(1)図書館・書店
(2)医療
(3)物流
【図1.OptiSite サービスフロー】
(4)オフィス
【図2.イフコ・ジャパンと共同開発した青果物レンタルコンテナ一元管理システム概要】
2-7.最近の主な新製品/特長的な製品
(1)新製品
(2) 特長的な製品
2-8.市場に対する見方/今後の方向性
3.トッパン・フォームズ株式会社
3-1.参入時期/位置づけ
3-2.担当部署
3-3.提供製品・サービス
3-4.市場開拓の基本姿勢
3-5.事業規模
3-6.主要用途
(1)セキュリティ判定
(2)資産管理
(3)物流管理
【図3.ロジビューア 運用フロー】
(4)製造工程管理
(5)医療・福祉
【図4.群馬大学医学部附属病院薬剤部「調剤工程管理システム」運用イメージ(上)
とシステム構成(下)】
(6)図書館
3-7.最近の主な新製品/特長的な製品
(1)新製品
(2)特長的な製品
3-8.市場に対する見方/今後の方向性
《添加剤シリーズ(5)》
●熱安定剤市場 (58~79ページ)
~脱鉛化が加速する中で注目の新製品や新事業が登場~
1.はじめに
1-1.熱安定剤の特性と種類
(1)ポリ塩化ビニルと熱安定剤
(2)熱安定剤の分類
【表1.主な塩ビ用熱安定剤と特徴】
①鉛系安定剤
②有機錫系安定剤
③複合系安定剤
1-2.熱安定剤の市場動向
(1)塩化ビニルの生産動向(WW市場)
【表2.塩ビWW市場規模推移と予測(総出荷量:2009-2014年予測)】
【図1.塩ビWW市場規模推移と予測(総出荷量:2009-2014年予測)】
(2)熱安定剤のタイプ別動向(WW市場)
【表3.塩ビ用熱安定剤WW市場規模推移と予測(総出荷量:2009-2014年予測)】
【図2.塩ビ用熱安定剤WW市場規模推移と予測(総出荷量:2009-2014年予測)】
【表4.塩ビ用熱安定剤の地域別出荷量(WW市場:2012年)】
【図3.塩ビ用熱安定剤の地域別出荷量シェア(WW市場:2012年)】
【表5.塩ビ用熱安定剤の成分系統別内訳(WW市場:2012年)】
【図4.塩ビ用熱安定剤の成分系統別内訳(WW市場:2012年)】
(3)国内の熱安定剤市場の動向
【表6.熱安定剤の国内出荷量の推移(主要4品目)】
【表7.熱安定剤の成分系統別構成比(主要4品目:2011年度)】
【図5.熱安定剤の成分系統別構成比(主要4品目:2011年度)】
(4)塩ビの注目アプリ市場の概要
①自動車用塩ビ材料市場
【表8.自動車用塩ビの使用分野別構成比(国内市場:2011年)】
②樹脂サッシ市場
【表9.樹脂サッシ・タイプ別出荷量推移(国内市場)】
2.注目企業の動向
2-1.堺化学工業株式会社
2-2.株式会社ADEKA
【表10.ADEKAの塩ビ用安定剤の主要製品】
2-3.水澤化学工業株式会社
2-4.株式会社サンエース
2-5.勝田化工株式会社
2-6.NIケミテック株式会社
2-7.大協化成工業株式会社
2-8.日辰貿易株式会社
2-9.株式会社海水化学研究所
《無線モジュールシリーズ(10)》
●その他近距離無線市場(1) (80~92ページ)
~活発化する特定小電力無線とスマホの普及で注目される可視光通信~
1.その他近距離無線通信
2.特定小電力無線
2-1.新たな周波数帯への期待
2-2.利用できる周波数帯の特性
【表1.特定小電力無線と無線LANの比較】
2-3.標準化動向
【表2.プロトコルスタックの例】
2-4.多彩な要求とソリューション
(1)三菱電機の事例
【表3.特定小電力無線モジュールの無線諸元】
3.可視光通信
3-1.可視光通信の特性
3-2.可視光通信の特長
(1)通信対象や通信エリアが視認できる
(2)照明などが通信インフラとなる
3-3.光通信の伝送形態と考慮すべきポイント
(1)光通信の伝送トポロジー
(2)1対N接続の課題
3-4.可視光通信システムの実用例
(1)株式会社タムラ製作所の開発した3種類のシステム
①可視光LANシステム
【表4.可視光LANの仕様】
②可視光インカムシステム
③可視光通信アダプタシステム
④位置情報サービスへの応用(慶應義塾大学の例)
【表5.可視光通、無線測位、GPSの比較】
4.市場の動き
4-1.特定小電力無線
【表6.免許不要のワイヤレス通信帯域】
4-2.可視光通信
《モーターシリーズ(2)》
●小型ブラシレスDCモータ市場 (93~100ページ)
~今後は家電及び自動車での展開が焦点に~
1.小型ブラシレスDCモータ市場規模推移
【表1.小型ブラシレスDCモータ市場 世界主要モータメーカー市場規模推移
(数量:2008-2013年度予測)】
【図1.小型ブラシレスDCモータ市場 世界主要モータメーカー市場規模推移
(数量:2008-2013年度予測)】
2.小型ブラシレスDCモータ需要分野別内訳
【表2.小型ブラシレスDCモータ需要分野別内訳(数量:2011年度見込)】
【図2.小型ブラシレスDCモータ需要分野別内訳(数量:2011年度見込)】
3.小型ブラシレスDCモータメーカーシェア
【表3.小型ブラシレスDCモータ世界主要メーカーシェア(数量:2010年度)】
4.小型ブラシレスDCモータ市場の展望
《コラム》
●Yano E plusの”プチ”コンシュルジュ、進捗報告 (101ページ)
関連マーケットレポート
- D55100803 Yano E plus 2013年3月号(No.060)
- D55100803 Yano E plus 2013年3月号(No.060)