定期刊行物
Yano E plus
エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約100~130ページ
- 商品形態:冊子
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円
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最新号
Yano E plus 2014年1月号(No.070)
●●● トピックス ●●●
《環境・エネルギー関連》
●バイオ燃料市場
~セルロース系燃料や藻類燃料の登場で、新たな展開期待
バイオ燃料とは、生物資源、つまりバイオマスを原料として製造される燃料のことである。
現在、日本では、主に、ガソリンへの混合利用を目的としたバイオエタノールと、軽油代替燃料としてのバイオディーゼル燃料の2種類が実用化されている。
バイオ燃料は、当初、食糧を原料とするトウモロコシなどから生産するバイオエタノールが中心であったことから、食糧との競合が起き、食糧価格の異常な高騰を招く結果となって、混乱のスタートとなった。特に、日本では、広大な面積を有する米国やブラジルなどから輸入することはあっても、自前でバイオ燃料を生産するということは、当初、考えにくかった。実際、広大な農地面積を有しない日本が、バイオ燃料で成功するためには、広大な敷地を必要としない微細藻類バイオ燃料や、廃油を原料とするバイオディーゼル燃料などを効率よく生産するシステムを確立することが鍵となっている。また、食糧と競合しないセルロース系バイオエタノールの生産も重要となろう。
需要喚起を行なうだけで、結局、バイオ燃料を海外から輸入するのでは、石油がバイオ燃料に切り替わるだけのことで、産業の構図は何ら変わることがないが、もし、バイオ燃料が日本発の新たな起業につながれば、バイオ燃料は日本産業の姿を大きく変貌させることになろう。
微細藻類バイオ燃料やバイオディーゼル燃料は、そうした点で、大きな可能性を秘めており、ようやく、そのような動きを始めている企業が出現してきており、今後のバイオ燃料の行方に注目が集まる。
●●● 内容目次 ●●●
《トップ年頭所感》
●2014年 自由と多様性の中にこそ可能性は生まれる (3~5ページ)
株式会社矢野経済研究所 代表取締役社長 水越 孝
《次世代ソリューション》
●ジェスチャーコントロール市場(5) (6~19ページ)
~ベアハンズの“深度カメラ”とは、そしてモーション認識ソフトウエアの現状~
1.深度カメラとソフトウエア
1-1.深度カメラの計測の方法
1-2.赤外線カメラを用いた距離計測(マイクロソフトのKinectを例として)
【図1.Kinectの基板形状】
【図2.Kinectのセンサ位置と名称】
【図3.Kinectのレーザの発光状況】
【図4.Kinectのレーザメッシュパターン】
【図5.Kinectの赤外線ビームの照射パターン】
【図6.Kinectのセンサ感知エリア】
1-3.赤外線カメラを用いた距離計測(LeapMotionを例として)
【図7.Leap Motionの内部】
【図8.Leap Motionが認識する3次元座標系】
【図9.Leap Motionが認識する手の形】
2.ジェスチャーを意味付けるソフトウエア
2-1.Kinect for Windows SDK
2-2.OpenNI
2-3.Intel Perceptual Computing SDK
2-4.Leapmotion SDK
3.まとめ
《環境・エネルギー関連》
●バイオ燃料市場 (20~37ページ)
~当初、食糧との競合問題が生じたが、セルロース系燃料や
藻類燃料の登場で、新たな展開が期待されている!~
1.バイオ燃料とは
2.バイオ燃料の種類
2-1.バイオエタノール
【図1.バイオエタノールの典型的な製造フローチャート】
2-2.バイオディーゼル燃料
【図2.バイオディーゼル燃料の典型的な製造フローチャート】
2-3.微細藻類バイオ燃料
【図3.微細藻類バイオ燃料を産出する微細藻類の顕微鏡写真】
3.バイオ燃料の市場規模推移と予測
【図・表1.バイオ燃料の国内市場規模推移と予測(数量・金額:2010-2015年予測)】
【図・表2.バイオ燃料のWW市場規模推移と予測(数量・金額:2010-2015年予測)】
【図・表3.バイオ燃料の種類別WW市場規模推移と予測(数量:2010-2015年予測)】
【図・表4.バイオ燃料の種類別WW市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
4.バイオ燃料の国別シェア
【図・表5.バイオ燃料のワールドワイド市場における国別シェア(バイオエタノール:2012年)】
【図・表6.バイオ燃料のワールドワイド市場における国別シェア(バイオディーゼル燃料:2012年)】
5.バイオ燃料の主要取組企業・団体の動向
5-1.IHI NeoG Algae合同会社
5-2.川崎重工業株式会社
5-3.株式会社ダイキアクシス
5-4.筑波大学
5-5.株式会社デンソー
5-6.独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所
5-7.バイオ燃料技術革新協議会
5-8.北海道バイオエタノール株式会社
5-9.株式会社ユーグレナ
6.バイオ燃料の海外動向
6-1.米国
6-2.ブラジル
6-3.アルゼンチン
7.バイオ燃料の今後の見通し
《EMC・ノイズ対策関連シリーズ(10)》
●ESD対策関連市場(2) (38~52ページ)
~ICの微細化でESD耐性が低下し、ESD保護素子の需要が増加~
1.はじめに
2.ESD保護素子の市場動向
2-1.ESD対策用バリスタの市場動向
【図・表1.ESD対策用バリスタのWW市場規模推移・予測(金額:2011-2017年予測)】
【図・表2.ESD対策用バリスタの利用分野別WW市場売上比率(2012年)】
2-2.ESD関連ZD系製品の市場動向
【図・表3.ESD関連ZD系製品のWW市場規模推移・予測(金額:2011-2017年予測)】
【図・表4.ESD関連ZD系製品の利用分野別WW市場売上比率(2012年)】
3.注目企業の動
3-1.インフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社
3-2.オリジン電気株式会社
3-3.株式会社ケィティーエル
【図1.Littelfuse / TVSダイオードアレイ】
3-4.トレックス・セミコンダクター株式会社
3-5.パナソニック株式会社
【図2.パナソニックのESD対策部品のトータルソリューション】
3-6.京セラ株式会社
3-7.新電元工業株式会社
3-8.東京電子交易株式会社
《注目領域》
●環境シミュレーション装置市場 (53~73ページ)
~コンピュータシミュレーションの採用が増えているが、
環境シミュレーション装置需要分野の裾野拡大には追い風に!~
1.環境シミュレーション装置とその市場特性
2.環境シミュレーション装置の種類
2-1.温・湿度環境
2-2.風環境
【図1.風環境シミュレーション装置の典型例】
2-3.光環境
【図2.光環境シミュレーション装置の典型例】
2-4.水環境
【図3.水環境シミュレーション装置の典型例】
2-5.振動環境
【図4.振動環境シミュレーション装置の典型例】
2-6.圧力環境
【図5.圧力環境シミュレーション装置の典型例】
2-7.音環境
【図6.音環境シミュレーション装置の典型例】
3.環境シミュレーション装置の需要分野
3-1.自動車・輸送機分野
3-2.医学・バイオ・農業分野
3-3.土木・建築・住宅分野
3-4.繊維・被服分野
4.環境シミュレーション装置の市場規模推移と予測
【図・表1.環境シミュレーション装置の国内市場規模推移と予測(数量・金額:2010-2015年予測)】
【図・表2.環境シミュレーション装置のWW市場規模推移と予測(数量・金額:2010-2015年予測)】
【図・表3.環境シミュレーション装置の種類別国内市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
【図・表4.環境シミュレーション装置の需要分野別国内市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
5.環境シミュレーション装置の企業シェア
【図・表5.環境シミュレーション装置の国内市場における企業シェア(2012年)】
6.環境シミュレーション装置の主要取組企業・団体の動向
6-1.株式会社朝日工業社
6-2.岩崎電気株式会社
6-3.エスペック株式会社
6-4.株式会社荏原製作所
6-5.株式会社大西熱学
6-6.一般財団法人カケンテストセンター
6-7.株式会社神戸製
6-8.コイト電工株式会
6-9.株式会社大気社
6-10.大陽日酸株式会社
6-11.株式会社東洋製作所
6-12.ペクセル・テクノロジーズ株式会社
6-13.三菱重工業株式会社
7.環境シミュレーション装置の今後の見通し
●薄膜形成技術市場 (74~92ページ)
~半導体産業と共に発展し、多方面へ展開
先端技術分野として革新的な技術開発が絶えず続けられている~
1.薄膜と薄膜形成技術
2.薄膜形成技術の種類
【表1.代表的な薄膜形成技術の種類】
2-1.真空蒸着法
【図1.典型的な真空蒸着法の模式図】
2-2.イオンプレーティング法
【図2.典型的なイオンプレーティング法の模式図】
2-3.スパッタリング法
【図3.典型的なスパッタリング法の模式図】
【図4.典型的なスパッタリング装置の外観写真】
2-4.熱CVD法
2-5.プラズマCVD法
【図5.典型的なプラズマCVD法の模式図】
【図6.典型的なプラズマCVD装置の外観写真】
2-6.光CVD法
2-7.有機金属CVD(MOCVD:Metal Organic CVD)法
2-8.液相エピタキシャル法
【図7.典型的な液相エピタキシャル装置の外観写真】
2-9.ゾルゲル法
3.薄膜形成技術の代表的需要分野
3-1.半導体分野
3-2.液晶分野
3-3.光・レーザー分野
3-4.磁気分野
3-5.熱分野
3-6.その他分野
4.薄膜形成技術の市場規模推移と予測
【図・表1.薄膜形成装置の国内市場規模推移と予測(数量・金額:2010-2015年予測)】
【図・表2.薄膜形成装置のWW市場規模推移と予測(数量・金額:2010-2015年予測)】
【図・表3.薄膜形成装置の種類別国内市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
【図・表4.薄膜形成装置の需要分野別国内市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
5.薄膜形成技術の企業シェア
【図・表5.薄膜形成装置の国内市場における企業シェア(2012年)】
6.薄膜形成技術の主要取組企業の動向
6-1.アプライドマテリアルズジャパン株式会社
6-2.株式会社アルバック
6-3.キャノンアネルバ株式会社
6-4.芝浦メカトロニクス株式会社
6-5.株式会社昭和真
6-6.株式会社シン
6-7.東京エレクトロン株式会社
7.先端薄膜形成技術の進展
《太陽電池シリーズ(1)》
●結晶Si太陽電池市場 (93~108ページ)
~中国勢は内需+日本市場で延命を目指す~
1.結晶Si太陽電池市場規模推移
【図・表1.結晶Si太陽電池市場規模推移(数量:2010-2020年予測)】
【表1.結晶Si太陽電池 メーカー別出荷量推移(上位20社)
【表2.大手中国メーカー 生産体制】
2.結晶Si太陽電池市場の展望
2-1.台湾勢は日本や中国とセル・モジュールの分業体制構築へ
【表3.台湾における太陽電池の需要予測(Moderate:2010-2016年予測)】
【表4.台湾大手3社 地域別出荷構成(2012年)】
【表5.大手台湾メーカー 生産体制】
2-2.韓国・Hanwhaグループが積極的なM&Aで世界市場での存在感を高める
【表6.韓国における太陽電池の需要予測(Moderate:2010-2016年予測)】
【表7.大手韓国メーカー 生産体制】
2-3.日本市場はメガソーラー向けが急伸、輸入モジュールの国内シェアは2012年度に2割に達する
【表8.日本の主要太陽電池メーカー 生産体制】
2-4.パナソニックとSunPowerの高効率化競争にシャープが参戦
《あとがき》
2013⇒2014年、キープコンセプト (109ページ)
関連マーケットレポート
- D56100801 Yano E plus 2014年1月号(No.070)