インフラ系メーター市場の現状と展望-電力・ガス・水道メーターにおけるスマート化のポテンシャル-
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
(1)調査主旨:メーターのスマート化は電力部門が先行し、2024年までにほぼ全数をスマートメーター化する計画となっており、その数量は8,000万台強におよぶ。ガスメーターは広義の「スマート化」は1990年代に実現しているが、さらに保安性を高めた狭義のスマート化を実現する動きが出てきている。水道は一部電子化が実現しているが、その「商品」や「事業」の性格上、電力やガスに比べるとスマート化の必然性は高くない。
しかしながら、電力部門でのスマート化が進展することで、ガスが便乗し、水道も便乗しやすい環境が整ってくるとみられる。このことで、ITを駆使したサービス業態など新ビジネスが創出される可能性が高まっている。
(2)調査期間:電力分野 2014年11~12月/ガス・水道分野 2014年8~9月
(3)調査方法:研究員による直接面談・電話・メール・ウェブ・文献調査を併用。
(4)企画・制作:コンテンツイノベーション・グループ
1.インフラ系メーター市場の現状と展望
■電力・ガス・水道メーターにおけるスマート化のポテンシャル
分野と階層により温度差も、それでも進むメーターのスマート化
■(図表)電力・ガス・水道分野におけるスマートメーターの定義
■(表)電力・ガス・水道分野におけるスマートメーターの需要動向
(2014年以降は予測)国際競争入札で海外メーカーも名乗り
■現状は高い参入障壁も中長期的には国内メーカーに脅威も
■スマートメーターという新市場創設で様々な場面に波及効果
高耐久が求められる液晶ディスプレイは海外勢が追いつけない品質
■「電力小売完全自由化および発送電分離」、「ガス小売自由化および導管部門分離」の影響
2.電力量計市場の現状と展望
■スマート化は日本国内で8000万台強のポテンシャル
国際競争入札で“メーターメジャー”を巻き込んだコンペティションへ
電力各社は2024年までにほぼ全数をスマート化する計画
■(図表)電力量計における方式別主要デバイスの役割と方法
■日本国内市場は厳しい品質とデリバリーが高い参入障壁も
価格次第では海外品の採用も視野に入れてきた電力会社の本気度
■低圧機械式計器はリサイクル品が3/4を占める、2016年頃には新品の生産は停止へ
■(図表)低圧・機械式(新品)メーカーの販売量・シェア推移
■(図)電力量計のサプライチェーン
■低圧電子式計器はオール電化住宅ブームが需要を牽引もスマートメーターの出現で役割は終了
■(図表)低圧・電子式(新品)メーカーの販売量・シェア推移
■高圧電子式計器は電力会社から他電力・新電力へシフトしても、電力会社で計量を実施
■(図表)高圧・電子式(新品)メーカーの販売量・シェア推移
■電力量計のスマート化の狙いとポイント、展開計画(東京電力を例に)
■(図表)東京電力における従来型計器(機械式)とスマートメーターの比較
■(図表)東京電力におけるスマートメーターの入札と落札の状況
■東京電力仕様と関西電力仕様では計器の構造が大きな違い
■(図表)スマートメーター(家庭用)メーカーの販売量・シェア推移
■入札が導入されたことでメーターメーカーにとってコスト競争力強化は必須
■(図表)電力量計(合計・新品のみ)メーカーの販売量・シェア推移
■(図表)参入企業動向
■電力量計のスマート化の進展こそ、将来のガス、水道との連携を促進する可能性を高める
■電力小売全面自由化および発送電分離で複雑化するチャネル、メーターは誰のものか
■(表)電力各社のスマートメーターの年度別導入数量推定
■(表)電力量計の需要台数推移・予測
■(図)電力量計の需要台数推移・予測
3.ガスメーター市場の現状と展望
■ガスメーターは10年で交換が義務付けで需要の波は10年サイクル
年間平均需要量は都市ガス向け290万個、LPガス向け240万個
■(図表)ガスメーターの種類別需要量推移と予測
■(図表)ガスメーターの販売量・金額推移と予測
■計量法、規制、透明なコストで従来タイプの膜式メーターでは儲からない
■(表)ガスメーターにおける方式別主要デバイスの役割と方法
■国内市場は長期的には縮小傾向、海外展開が鍵
■ガスメーターの部品としては表示部のデジタル化(液晶)にポテンシャルも
「液晶が消えてしまう」ことに不安感大
■(図)都市ガスメーターのサプライチェーン
■ガス業界では広義の「スマート化」は約20年前に実現
狭義の「スマート化」では電子式(超音波式)の注目高まる
■(図表)ガスメーターの方式別需要予測
■ガス分野における「スマート化」の展望
■(図表)都市ガスメーターメーカーの販売量・シェア推移
■(図表)LPガスメーターメーカーの販売量・シェア推移
■(表)参入企業動向
4.水道メーター市場の現状と展望
■スマート化は「引き続き技術的検証を進める」
メーター単体では旨みの無い事業、技術力を背景としたソリューションが鍵
国内向け水道メーターの需要は年度毎の大きな変動は無いが
東北復興とオピンピック需要、デジタル化による単価の向上が期待
■(図表)水道メーターの販売量・金額推移
■(図)水道メーターのサプライチェーン
■(図表)水道メーターメーカーの販売量・シェア推移(合計)
■(図表)水道メーターメーカーの販売量・シェア推移(新品)
■(図表)水道メーターメーカーの販売量・シェア推移(リサイクル品)
■(表)水道メーター参入企業動向
■完全入札でメーターメーカーは採算ギリギリ
愛知時計電機とアズビル金門、トップ2社の海外戦略分かれる
■日本国内での海外品の採用実績は無し、中長期的にはコスト面での脅威も
■電子化にはポテンシャルもスマート化の必要性には課題
■(表)水道メーターにおける方式別主要デバイスの役割と方法
■(図)東京都水道局の自動検針の取り組み
このレポートの関連情報やさらに詳しい情報についての調査を検討したい
矢野経済研究所では、
個別のクライアント様からの調査も承っております
マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。