機械翻訳の実状-2017- ~Googleを中心とした機械翻訳の評価~
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
矢野経済研究所では、2016年より大手企業等でご活躍されたシニアの方々を当社の「社外マイスター」としてお迎えし、現役時代に培った経験、知見、人脈などを矢野経済研究所の事業活動を通じて、社会に還元していただくための新たな組織を立ち上げました。エキスパートシリーズは、社外マイスターの方が執筆した、新たな切り口によるオリジナルレポートです。長年培った経験・知見による技術や開発、市場への目利き力で、従来の市場調査資料とは一味違った情報をご提供いたします。
本レポートは、日本IBMや日本IQPなどでコンピュータソフトの開発を手掛けてきた弊社社外マイスターである、早川鐵郎氏(客員研究員)がとりまとめました。
調査主旨:今、Google翻訳が人々の注目を集めている。その翻訳結果が「すばらしい」と言う人と、「イマイチだなあ」という人がおり、評価は分かれる。このレポートの主たる目的は、このGoogle翻訳の能力をできるだけ客観的に評価することである。
Google翻訳が「イマイチ」だという意見は、主として翻訳を職業としている人々から提起されているように思われる。また、多くの場合、日本語との関係において表明されていると思われる。これは、日本語という言語の持つ特殊性、あるいは日本における言語使用の実状と、その文化にあると考えられる。このレポートでは、主として日本語翻訳を中心に考察することにする。
また、日本における機械翻訳ソフトの老舗といえるロゴヴィスタという製品がある。このレポートでは、Google翻訳を評価するにあたり、このロゴヴィスタでの翻訳結果との対比を通じて、両者の特性についても検討する。
最後に、人工知能における代表的な分野としての機械翻訳について、特に日本語という特性を考慮した上で、その将来展望を示すことにしたい。
調査方法:研究員による直接面談・電話・メール・ウェブ・文献調査を併用。
調査期間:2017年7月~2017年9月
■掲載内容
1.翻訳の分野
2.機械翻訳の歴史
3.Google翻訳の機能
4.Google翻訳の仕組みと翻訳例
4.1 日英翻訳例
4.2 矢野経済研究所のWebサイト
4.3 哲学書
4.4 文学
(1)小説
(2)詩
4.5 古文
4.6 方言
5.日本語の特殊性
5.1 三上文法
5.2 Google翻訳の現状の問題点
6.ロゴヴィスタ機械翻訳ソフトの利点
7.まとめ/今後の展望
7.1 人による翻訳は不要か
7.2 Yahoo!翻訳サービス終了
7.3 翻訳バンク-NICT
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