製紙業界の脱プラ・紙化戦略(2019年6月調査)
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調査資料詳細データ
本調査レポートは、定期刊行物 ヤノ・レポート 2019年4月10日号、2019年5月10日号、 2019年6月10日号、2019年6月25日号 に掲載されたものです。
・2018年8月、紙化専門部署を発足、組織を横断して各部門の連携を促す
・マーケティング、研究開発、生産、販売が連携
・バリア性紙製包材「シールドプラス®」に 食品関係の顧客が強い関心
・無機複合化材料「ミネルパ®」実証生産設備稼働、難燃性など紙の可能性を高める
・第6次中期経営計画を推進、パッケージ事業の収益力拡大に期待
・2018年4月、紙化推進の専門組織を新設、グループ総合力を活かし顧客の脱プラ支援
・脱プラニーズの高まりを受け、既存製品の活性化も促す
A)既存製品(4種類)
①防湿包装紙「グリーンラップ」、②透明紙「グラシン、グラファン」、③超耐水段ボール「USPC」、④紙製クッション封筒「紙NET封筒」
・「SILBIO BARRIER」の他、紙コップの紙蓋、ストロー原紙、生プラと紙の複合材を開発
B)新規開発製品(4種類)
ⅰ)バリア性紙素材「SILBIO BARRIER」、ⅱ)紙コップの紙蓋(トラベラーリッド)、ⅲ)紙製ストロー原紙 ⅳ)生分解性プラスチックとパルプ複合材料
・コストと加工性の課題を克服し脱プラ促進、総合力と技術力を武器に世界市場を狙う
・2018年夏にプロジェクトグループ発足、組織を横断し顧客の脱プラニーズに応える
・セロファンへの関心度アップを追い風に、コンビニPB商品など包装用途を狙う
1)セロファンの活用、2)セルロース由来の粒子状素材の活用、3)代替素材の活用、4)プラスチック使用量の削減
・欧州ブランドオーナーと5年前から開発、2018年に欧州で食品メーカー1社が採用
・欧州では5グレードを展開、最新グレードを日本・アジアでも上市へ
・2019年9月から日本・アジアで販売開始、バリア性とヒートシール性を武器に開拓へ
・2019年6月、新商材開発グループを新設、商品開発部と両輪で脱プラ・紙化を推進
・新中期経営計画でも脱プラ事業育成を表明、国内ブランドオーナーとの関係構築がカギ
表.紙化ソリューション推進室 組織図
図.日本製紙 紙化ソリューションエコシステム(イメージ)
図.シールドプラス® 酸素バリア性
図.シールドプラス®
包材1㎡あたりのCO2排出量(比較品を100とし場合の相対比較)
図.シールドプラス® パッケージ別・機能性別に見た主要用途一覧
図.パッケージ推進センター 組織図
図.バリア性包装材料「SILBIO BARRIER」
図.「SILBIO BARRIER」内容物の匂い漏れ防止実験
図.「SILBIO BARRIER」酸素バリア性、水蒸気バリア性の比較
図.バイオエタノール製造技術を応用した糖液製造プロセス
図.セロファン 製造工程フロー
表.レンゴー セロファン製品規格
表.レンゴー 「ビスコバール®」代表的な物性値
表.バリコート 欧州市場で展開する4グレードの規格・バリア性一覧
図.三菱製紙 脱プラ・紙化推進体制
表.三菱製紙 新中期経営計画 脱プラスチック事業の育成概要
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