【カモつぶ】現在の常識・一般認識とあえて正反対で攻める


【エルダー×アイドルがメジャーになるカモ】先日、オタク市場に関する調査結果について当社よりプレスリリースを行い、随分と反響を頂きました。
http://www.yano.co.jp/press/press.php/001334

中には「オタクをバカにするな!」という厳しいご批判も頂きましたが、決してバカにしようという意図は全くなく、純粋にビジネスの観点から調査した結果の一部を公表した内容であり、ビジネスを企画検討するための一つの材料としてご活用いただきたいという点が本旨となりますので、どうぞ誤解なきようお願いいたします。

さて、このオタク市場の調査結果では、一人あたりの年間平均消費金額がもっとも大きかったのが「アイドル」分野でした。
昨今のアイドルと言えば”AKB48”がすぐに思い浮かび、これはビジネスにおけるマーケティングの視点からも色々と勉強、参考になるものでした。

同じくビジネスのマーケティングの視点から最近注目されるアイドルユニットとして、”BABYMETAL”という15~16歳の女子グループがありますが、皆さんはこのアイドルグループの存在をご存知でしょうか?
ベビー(かわいらしさ)とヘビーメタルの掛け合わせによるユニット名称で、ヘビーメタル音楽のような激しさと、女子学生らしいかわいらしさの融合に特徴があるようです。

この”BABYMETAL”に注目すべき理由には色々ありますが、1つはこのような意外性の組合わせがあります。
ヘビーメタル風なパフォーマンスに反して、最後の決めポーズがキツネをモチーフとしていることもその意外性を象徴しています。

またそのプロモーションの方法も独特であり、ライブはともかくメディアなどにはほとんど露出せず、実は日本より海外で先に人気が沸騰した模様です。
露出を極力絞ることで、神秘性を高めるとともに、露出する際の効果を最大化する(最近、googleのAndloidのキャンペーンCMに登場)・・・

これらはAKB48における身近なアイドルの対極にあるスタンスであり、究極まで神秘性を高め、まったく異次元の世界、特別感を演出していますよね。

AKB48の登場でアイドルは身近な存在となりつつあり、近年、多くのアイドルグループ・ユニットがフォロワーとして追随しようとしていたのに対し、このような対極的な戦略をとることは、マーケティングとして見てもまさに王道の中の王道と言えるでしょう。
ずいぶん過去からもそうだったのかも知れませんが、音楽業界においても、ますますマーケティング力が必須の時代になってきた気がします。

アイドルと言えば、昔から若い女性や子供、犬・猫などのペットなどをイメージしがちですが、社会におけるこれら認識・定義が徐々に変わってきても何ら不思議ではありません。
今後、世界に先駆けて超高齢化社会に突入していく日本ですが、5年後、10年後のTVでは、60代、70代のエルダーアイドルが音楽番組を賑わせている”カモ”知れませんね。

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カウントが増えると、もっとハリきってつぶやくカモ!?

kamo4


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