【カモつぶ】電線がなくなれば断線による停電はなくなる


【断線被害がなくなるカモ】本日は全国的に冷え込みが激しく、とりわけ北海道は数年に一度の猛吹雪になると予報されていますね。先日の徳島県での大雪被害の記憶も新しい中、大きな被害がなければ良いのですが・・・

さて、先日の徳島県の大雪被害では、一部地域が孤立し、停電状態が長引いていました。
(12月11日に主たる箇所の停電状態は解消。)
停電を引き起こした大きな原因として電線類の断線等がありますが、この断線は電線類に雪が取り着くことなどによって、その重みに耐えきれず発生するものです。(一般的には着雪と呼ばれている現象です。)

これら問題は、過去から雪害対策のターゲットとなっており、既に様々なアイテム、工夫がなされるようになってきています。
基本的には、物理的に電線から雪を滑りやすくするタイプのアイテムで、その着雪・着氷のメカニズムにアプローチするものとなっています。

結果、過去と比べればかなり着雪による断線の被害は減少しているかと思いますが、やはりコスト負担や労力負荷などもあって、その対策が充分という状態には至っていないのではないでしょうか。

これら対策についてより効果を求めるのであれば、そもそも架空電線をなくすことが必要となる気がします。
架空電線をなくすと言えば、「無電柱化」をイメージしてしまいますが、これが大きく進んできているという印象はありません。
やはりコスト負荷が大きいことに加えて、「無電柱化」によっていくつかのデメリットが懸念されるからのようです。

デメリットは大きく2つあり、その1つは対策が必要な時の復旧作業が遅れる可能性があるというもので、主として視認性が奪われる、地震等により排水管破損が発生した場合は先にその復旧が必要、雪・土砂が積もる場合はその除去が先に必要という問題です。
また2つめには送配電という本来目的以外の機能について代替案が必要というもので、避雷針(通行人等への落雷の危険性アップ)、電灯・交通標識・防犯カメラ(交通安全性・防犯性の低下)、等々がその対象となります。
その他もいくつか課題があり、「無電柱化」が一気に普及していく状況にはないと想定されますので、現時点では、電線類の難着雪対策へのアプローチが最も有効なのでしょう。

ただ、その技術的実現性はともかく、架空電線をなくすアイデアは「無電柱化」以外にもありますよね。
非接触電力伝送、いわゆるワイヤレス給電の技術の応用で、実はこのアイデアそのものは100年くらい前には既にあったようです。

まだまだ大規模電力の送配電に耐え得る水準には至っておらず、発生する電磁波等の人体への影響は明らかになっていませんが、電力小売り化の進行とともに、未来の電力は電柱ではない何かの中継器からのワイヤレスで供給されるようになっているの”カモ”知れませんね。

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kamo4


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