【カモつぶ】光学機器性能アップに役立つベンタブラック
【お化け屋敷でリアルに生首が浮遊するカモ】ファッションなど身の回り品に限らず、”黒い”色は割と多くのシーンで使われる色ですよね。
でもこの”黒”、実はその多くがホントの”黒”色ではないって知っていましたか?
そもそも”色”というのは、物体から反射される光の波長により認識するものなのですが、”黒”というものはこの光の反射を認識できない状況です。
これはすなわち物体が光を一切反射しないということと同義となり、実際の物体ではあり得ない状態であるため、通常”黒”としている色は実は限りなく”黒”に近いということらしいのです。
と前置きが長くなりましたが、先般、英国企業が開発した「ベンタブラック」と呼ばれる世界で最も黒い物質が話題になりました。
カーボンナノチューブからできている物質でナノテクノロジーの成果の一つです。
となるとやはりビジネスとして気になるのはその用途です。
最も期待されている用途としては光学機器における光学測定能力の向上です。
光学測定では、測定機器そのものの光の反射が観測結果にノイズを与えるらしく、これをより抑制できるようになることが期待されています。
このような光学用途における光の吸収という視点以外、”黒ければ黒いほど良い”モノには何があるのでしょうか?
例えばファッション、(礼服などはその代表かも知れませんが、)実は良い黒色を出すのは難しいとされており、ここにも「ベンタブラック」の活用用途がありそうです。
ただ”黒”色を突き詰めると、実際はそこだけ穴が開いているように認識してしまうらしいので、あまり真っ黒過ぎてもダメですね。
そう考えると”黒ければ黒いほど良い”というよりも、”存在を認識できなければ認識できないほど良い(真っ暗な空間と認識される方が良い)”というモノやニーズを探す方が適する気がします。
とすればエンターテイメント、演出効果という視点がすぐに思いついてしまいますが、皆さんはいかがでしょうか?
未来のお化け屋敷では、リアルに生首が浮遊し恐怖が一段と増しているの”カモ”知れませんね。
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カウントが増えると、もっとハリきってつぶやくカモ!?