【ミドリムシが世界を救うカモ】一時期とても話題になりましたのでご存知の方も多いと思いますが、株式会社ユーグレナという上場企業があります。
その資本提携先としてJX日鉱日石エネルギー、日立製作所、清水建設、ANAホールディングス、電通、東京センチュリーリース、伊藤忠商事、日本コルマーと日本を代表する、かつ非常に多彩な業種・業界にわたるパートナーが並んでいます。

このユーグレナという会社名、実はミドリムシの学名であり、同社はミドリムシ事業を推進している会社です。

このミドリムシ、実に無限の可能性を秘めているらしいのです。

まずその栄養素が非常に高いため、美容・健康に良い食品の原材料として活用されます。

また飛行機のジェットエンジンとして精油することが可能であり、クリーンかつ従来の農業とコンフリクトしないことから、将来性が期待されています。

この他にも、ユーグレナの会社のサイトを拝見すると、未来の社会として、ミドリムシバイオ燃料、ミドリムシバイオプラスチック、ミドリムシ由来の医薬品などの登場や、ミドリムシの肥料による野菜等の増産、あるいは自動車の燃料、宇宙での食材活用、等々が描かれています。

従来、食物連鎖の最下層にあり栄養価が高いことからすぐに捕食されて大量生産（培養）が難しかったそうですが、これをクリアする技術開発によって事業化が実現。

エネルギー関係はまだ時間がかかりそうですが、食品関係は既にユーグレナという名称が付いた商品がいくつか市場に流通しており、今後も増えていくことでしょう。

さらに栄養価が高いということで、今後人口増大かつ経済格差の縮小により世界的な食糧難が懸念される中、未来の食を担う主要な原材料の1つとしても大きく期待がかかるところです。
10年後、このミドリムシが世界の貧困に対する救世主となっていると良いですね。

将来、我々が口にする多くの食品類の原材料欄に、ユーグレナという表記を目にしている”カモ”知れませんね。

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