【カモつぶ】”ぼっち”向けビジネスが進むことで創出されるビジネス
【”ぼっち”向けビジネスが増えるカモ】今日はクリスマス・イブですね。
一昔前の日本のクリスマス・イブと言えば、独身ならば恋人同士で過ごすことが理想されていました。
でも今は”クリぼっち”というバズワードがあるように、どうやら恋人がいようがいまいが、独りでクリスマスを過ごす方も多くなっているようです。
最近、「12月24日(水)はカップルの入店をお断り させて頂きます」という張り紙を出した店が話題になっていましたね。
この時期になるとクリスマスの過ごし方に関する調査結果が各所から公表されていますが、その結果を見てもどうやら恋人と過ごす方は実際に少ない模様で、未婚女性などでは理想とするクリスマスの過ごし方であっても家族と過ごすがトップになっているという調査結果もあります。
これをビジネスの側面から見ると、クリスマスは消費意欲が高まる大きなイベントであり、小売業や外食産業、観光業などがイベント催事を色々と打ち出していますよ。
恋人や配偶者、あるいは子や孫に贈るクリスマスプレゼント、家族・恋人と過ごすクリスマスディナー、そしてバブル期のころであれば、半年前から予約しなければ宿泊が出来ないとも言われていたホテルの宿泊プランなど・・・
でも”クリぼっち”が定着しつつある昨今では、これらのイベント・催事の内容も大きく変わりつつあります。
ご存知の方も多いと思いますが、”ぼっち”客をターゲットとするようなイベント内容、プラン内容が多くなってきているのです。
”ぼっち”であっても違和感なく来店・来訪しやすい、あるいは”ぼっち”だけ対象としたイベント・プランや、クリスマスだからこそ”ぼっち”同士の出会いを演出するイベントなどです。
このような”ぼっち”は、確かにクリスマスの時期に非常に目立つものですが、実はクリスマスだけのことではないはずです。
また、若者だけのことではなく、高齢者においても長寿命化、核家族化、都市移住が進んだことなどから、独り高齢者の方もどんどん増える時代になっています。
さらに、例え独りではなくても、インターネットやスマートフォンなどのデバイス、SNSサービスが発達し、いつでもどこでも誰とでも四六時中”つながり”を強いられる世の中であるがこそ、本当の独りの時間が欲しいという欲求も高まりつつあるのではないでしょうか。
「Kakureya」という自宅の中で秘密基地のように独りでこもることができる家具が販売されていることもその象徴でしょう。
一人カラオケが流行っている理由も概ねこれに近い理由があるはずです。
当面、このような傾向が強まっていくのではないかと思われますので、従来家族や恋人、同僚、友達など誰かと使う、あるいは利用することが常識であった商品やサービス、イベントなどについて、”ぼっち”での使用や利用を提案することも検討すべきです。
その反面、”ぼっち”向け商品、サービスが当たり前、何をするのも独りが多いという世の中になると少しさびしい気もしますし、何より人と人とのコミュニケーションという人として最も大切なモノが失われていく気がします。
そして、もしそのような風潮が強まっていけば、揺れ戻しということで、従来お金を払うようなことではなかったことが新しいビジネスのネタになっていくのでしょう。
少しさびしいですが、リアルなコミュニケーション促進するようなサービス、例えば恋人やビジネスマッチング以外の、友達や先輩・後輩などの出会いを創出するような、あるいは家族間のコミュニケーションを促進、指南するような、そんなサービスなどが流行る時代が来るの”カモ”知れませんね。
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