【カモつぶ】拡張現実コンテンツの価値を上げるASMR


【”音”収集ビジネスが生まれるカモ】皆さんは「ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)」というものをご存知でしょうか。
日本語に直訳すると”自律的な感覚の絶頂的反応”、”自律感覚経絡反応”などとなりますが、未だ適切な訳がないため、日本では”音フェチ”と称されていることも多いようです。

主として海外で話題となり、日本でも一時期話題になりましたが、現在は一部の動画愛好家を中心に浸透しつつあります。
その内容は?と言えば、五感の中の聴覚を刺激するようなものであり、音によって臨場感をより高く感じることとなります。

???と思われた方もおられるかも知れませんので、もう少し説明を加えましょう。
このASMRは、主として動画サイトで広がっており、その”音”の臨場感を高めることで自らが動画のシーンの中に居合わせているように感じるようなイメージです。
したがって、動画を視る時には周囲の雑音が入るのを防ぐためヘッドフォンを推奨するものが多くなっています。
(ただし、人によりその効果に差があります。)

ASMRに関する動画コンテンツについて、日本のニコニコ動画サイトでは「音フェチ」というタイトル付けが定着してきています。
ただし、「音フェチ」と称されるからと言って、決してマニアな内容に限定されるものではありません。
どちらかと言えば、雨の音や水の音といった自然の音などによる、リラクゼーション効果を期待するものが主流のようです。
音楽CDなどでよくあるリラクゼーションミュージックに映像を加えて、よりリアリティ、臨場感を増した感じをイメージすれば良いのではないでしょうか。

従来ビジネスの世界において”音”と言えば、できるだけ正確に伝えることが唯一重要、価値あることでしたが、それらが一定の実現を果たした昨今、正確さは当たり前、より臨場感あふれる”音”が当たり前に要求されるようになってきたのでしょう。
他の五感に直接刺激を与えるほどのリアルな”音”ですね。

こうなってくるとやはり映像とのセット、すなわち拡張現実との組み合わせにおいて考えるべき性質ではないか思われ、例えばHMD(Head Mount Display)にこのような専用ヘッドフォンが備わり、かつその情報コンテンツにおいては3D映像+ASMRでの制作ということが必須になっていく可能性があります。

YouTubeやニコニコ動画の次には、このようなAMSR動画専門のサービスサイトや、AMSR仕様のHDM商品など、そしてそのソフトコンテンツが登場、家に居ながら、いつでも、気軽に世界中を旅することや、あるいは時空を超えて旅することなどが簡単な時代になっていくのでしょう。
(既に大手旅行会社がスマートツーリズムと名付けて、江戸城天守閣と日本橋復元3Dツアーの販売を始めています。)

そして、世界中のあらゆるシーンにおけるリアルで高品質な”音”を収集するビジネスや、それを助けるコンシューマー向けアイテム商品が登場し、あるいは写真やイラストを提供するサービスサイトのように拡張現実向けの”音”を提供するようなサービスサイトが登場する”カモ”知れません。

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kamo4


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