セブンカフェ、好調, 不安定化は将来へのチャンス
日本フランチャイズ協会は20日、コンビニエンスストアの7月既存店売上を発表した。売上は前年同月比0.7減の8030億円、前年比マイナスは4ヶ月連続。大手5社で唯一セブンイレブンが既存店ベースで前年を上回った(2.1%増)。勝因は「セブンカフェ」とのことであるが、であればセブンカフェはマックカフェ、缶コーヒー、コーヒーチェーンなど業態を越えた既存顧客を奪取したと理解すべき。
タイ工業連盟は7月の自動車生産台数が前年同月比25%減となったことをリリースした。自動車生産台数の前年割は13ヶ月連続。とりわけ、国内向け生産台数は5割減、同連盟は政情不安と補助金打ち切りが原因であると分析する。新興国の自動車需要は中長期的に成長する。一方、未だ「政策」とは異なる意味での「政治」が重要な外部条件となっており、したがって、潜在需要と実需市場とのギャップは常に流動的で安定しない。しかしながら、一度芽生えた潜在需要はこうした制約下にあっても縮小することはない。企業にとっては現地のマーケットと長期的な信頼関係を築く絶好の機会であり、まさにマーケティング力が試される。
今週の”ひらめき”視点 8.17 – 8.21