【若返りの薬ができるカモ】突然ですが、皆さんは若返ることができるなら、若返りたいと思いますか？
一般的には年齢が高くなればなるほどそう思う人が増えていくことでしょう。
でも若返りできるは、SFやアニメ、漫画の世界だけのこと・・・いえいえ、これを実現する薬が開発される可能性があるのです。

今年に入って関連する番組がNHKで放送されたため、最近、話題になっているのがMNM（ニコチンアミドモノヌクレオチド）という成分です。
この成分を使って行ったマウス実験では、老化防止どころか、細胞が若返る効果が見られたということです。

また効果や成果は定かではありませんが、昨年から、既に人に対する治験なども行われている模様です。
一説ではこのような薬が開発されると、人の寿命が劇的に伸びていく可能性があるそうです。

もし誰しもが若返り可能な時代になったなら、それはどんな社会が待っているのでしょうか？
少子高齢化で苦しんでいる地域にとっては、文字通り即効薬としての効果が期待されます。
また人生をリセットしてやり直したいという人も多く出てくるでしょう。

いずれによせ、しばらくは社会が混乱する可能性が非常に高いと思われます。
さらには人口の自然減が鈍化することで、それこそ人口爆発が発生しかねず、食や水、資源をめぐっての争いが加速していく可能性もあります。

そう考えていくと、個人レベルでは非常に魅力的な若返りの薬でも、社会全体にとっては簡単に受け入れられるものではなく、その使用は何らかのルールにより縛られる必要がありそうです。
そして、恐ろしいことに、物語や小説の世界のように、本当に“人減らし”のため、公式な処刑制度が整備されていく可能性すら出てきます。

人工授精の問題もそうですが、人の寿命・生命を制御する技術は、非常に魅力的である反面、タブーな領域に係る技術でもあることが改めて感じられます。
ハッピーを目指した技術を使って、アンハッピーになるようなことだけは絶対に避けたいものですが、人は好奇心があるが故に技術の進歩を止めることは難しそうですね。

東京オリンピックが開催される頃には本当に若返りに効果がある薬が開発されている の“カモ”知れませんね。

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