【バーチャルアイドルがアイドル業界を席巻するカモ】横浜でこの春にオープン予定の「(仮称)3DCGシアター」では、本当の人が一切出現しない、ＣＧ映像のみを活用した興行を想定しているとのことです。
舞台演劇、音楽コンサート、ゲーム、伝統芸能という一般的な興行や、企業イベントなど様々なものを想定している模様ですが、わかりやすいのは初音ミクのようなバーチャルキャラクターが登場し、歌に、踊りに観客を楽しませるものですね。

この試みがどれだけ成功するか、今後が楽しみではありますが、オープン前から話題になっていることなどを考慮すると割と成功しそうな予感がします。

もちろんこのような取組みでの重要なポイントは、シアターというハード整備よりも、ソフト面におけるコンテンツであることは言うまでもありません。
ただ「(仮称)3DCGシアター」というコンテンツ提供の新たな仕組み・仕掛けは、従来以上にコンテンツの創造活動が増大するきっかけとなりそうです。

このようなシアターが各地に誕生すると、そこで披露するコンテンツ創造活動が増大、活性化し、第二、第三の初音ミクが誕生していくことにつながるでしょう。

そしてそのような時代になると、ある競合ステージに変化が起こってきます。
そうです、従来のアイドルと初音ミクのようなバーチャルアイドルの競合です。
これにともなって、芸能界の世界へはキャラクターライセンスを有する企業の新規参入が相次ぐことになるでしょう。
中には、バーチャル専門の芸能事務所が誕生している可能性すらありますね。

もしかしたら、10年後の世界では、人が演じるアイドルよりも、バーチャルのアイドルが業界を席巻しているの“カモ”知れません。

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