【カモつぶ】調理も経験から科学の時代に突入する
【調理も職人の世界から科学の時代になるカモ】TV番組で紹介されたことをきっかけに、“科学的ハンバーグ”がネット上で話題になっています。
これは科学的に理にかなった美味しい料理を作る方法を研究している日本人フレンチシェフが考案している料理法の1つで、このような料理法は、これまでの常識が非常識になりそうな内容となっているそうです。
この他、少し毛色は異なりますが、欧米を中心にモラキュラーなる科学的な調理レシピも普及しつつあります。
(モラキュラーレシピについては、こちらからもご確認頂けます。)
調理の世界と言えば、和食、中華、フレンチ、イタリアンに限らず、いずれも職人の世界であり、近年は調理の専門学校も存在しているとは言え、現代もやはり職人気質の世界であり続けています。
ところがこのような科学的な調理法が一般的に普及することになると、どんどん調理職人の世界が狭くなっていく可能性があります。
これは近代の産業革命後、どのような業種・業界でも次々と起こってきたことであり、ついに調理の世界でも本格的に科学の時代が始まってしまうのか?と少々複雑な心境になってしまいます。
これまでも、調理・外食の世界では“ファミレス”や“回転すし”、冷凍技術などの発達により、既に職人の世界は少しずつ小さくなってきました。
ただ、ファミレスや回転すしなどは、いずれも効率性&低価格化が基本にあり、元来高品質な職人の世界とは棲み分けることが可能でした。
ところがこのような科学的調理法は、真正面から品質で競争し得る新しい概念であり、これは従来のファミレスや回転すしのような競合の在り方とは抜本的に異なります。
職人の存在価値そのものを、否定しかねない脅威となり得ると考えられます。
もちろんこのような科学的調理法が確立されたからと言って、即、職人が不要となることはないでしょう。
しかしながら、科学的ということは汎用的、マニュアル化が可能ということになりますので、その普及は指数関数的に広がっていく可能性が高いと思います。
汎用的、マニュアル化が進めば、長年修行を積んだ職人でなくても、高品質な調理が可能となるためです。
本当にこのような展開に進んでいくと、何やらさびしい気がする反面、全自動調理機器が開発されることへの期待感も高まります。
もしかしたら、10~20年後には、調理は人が行うコトではなく、機械が行うコトという時代になっている“カモ”知れませんね。
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