ノーベル平和賞、決定


10日、ノーベル平和賞がマララ・ユスフザイさん(パキスタン)とカイラシュ・サトヤルティさん(インド)に決まった。
女性が教育を受ける権利、児童労働から子供を守るために活動してきた両氏の受賞に国際社会は政治的立場を超えて最大の賛辞を送った。
同時にマララさんの受賞は奴隷制をも容認する暴力集団イスラム国やボコ・ハラムによって名誉と良心を傷つけられた世界16億人の正しきイスラム教徒に対する応援メッセージでもある。

浜松ホトニクス、IEEEマイルストーンに認定

IEEEは世界160カ国、専門家43万人を擁する電気・電子・ICT分野における世界最大の学会(本部、米国)。
IEEEマイルストーンは、開発から25年以上経過し、社会や産業の発展に多大な貢献をしたとみなされる画期的な技術を同学会が認定する制度で、1983年の創設以来世界で147件が認定されている。
今回、認定されたのは浜松ホトニクスが開発した20インチ光電子増倍管。これは2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊教授の要請にもとづき同社が開発した大口径の光電子増倍管で、超新星爆発による素粒子ニュートリノの観測に成功した実験装置「カミオカンデ」で使用された。
今年のノーベル物理学賞は特許権の在り方について一石を投じたが、それはさておき浜松ホトニクスのIEEEマイルストーン認定は、天才たちの研究を支える日本のものづくり産業のレベルの高さを象徴するものであり、こうした技術が歴史的業績として国際的に認定されたことは嬉しい。

今週の”ひらめき”視点 10.12 – 10.16


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