【カモつぶ】勢力図が変わるか?音楽ストリーミング配信サービス


【競争の源泉がOSからシナジーへシフトするカモ】音楽のストリーミング配信サービスと言えば、AppleのiTuneがすぐ思い浮かぶかと思います。
言わずもがなですが、iPodやiPhoneなどの電子機器端末の成功も、このiTuneがあったからこそでしょう。
iTuneに追いつき、追い越せと様々な類似、近似サービスが登場していますが、日本ではiTuneとGoogle PlayというスマホOS(iOS、Android)に付随するサービスばかりが目立っている状況です。

しかし、世界を見渡すとこれらサービス以外でも大きく普及しているサービスは存在しています。
中でもスウェーデン発のSpotifyは、急成長中で、日本でもご存知の方も多いのではないかと思います。

さて、このような音楽ストリーミング配信サービスは、これまで音楽を再生する電子機器デバイスとセットで成長してきましたので、当然ながらデバイスを制御するOSを抑えているプレイヤーが力を持っていました。
故に、iTuneやGoogle Playが強みを持っていた訳ですが、最近のSpotifyの動向を見ると、この競争力の源泉がシフトしていきそうな気がします。

5月に入ってからWEBメディア上で話題となったSpotifyの動向は他社との提携に関するもので、1つはスターバックス、もう1つはNIKEなどとの連携に関するものでした。

スターバックスと言えば、独自に選曲したCDを店内販売していたほど(3月に販売中止)店内音楽に力を入れていますが、従業員がSpotifyを使って独自に店内BGMを作成、それを来店客がDLできるようになります。
反対にSpotifyのユーザーは、スターバックスで景品をもらえるポイントを付与する相互サービスです。

またNIKEやRunKeeperのフィットネスサポートアプリ(ランニング速度、テンポに応じた音楽再生など)との連携もスタートする予定とのことです。

従来、音楽ストリーミング配信サービスではコンテンツ提供窓口となるOSが競争力の源泉となっていましたが、このような動向を見ると、これからは利用シーンへの提案力が重要なキーとなりそうな予感がします。
単に音楽コンテンツを配信することが重要ではなく、よりその人の使い方、生活シーンに合った音楽の配信サービスを行うことができるか否かが重要となり、そのためには人々の生活に密着している他業界との融合が必要となるでしょう。

カフェ、フィットネス/ランニングなどの他に、音楽を楽しむ/利用するシーンはどこにあるでしょう?
例えばソニーもLED電球スピーカーを発売、これは自宅など居住空間で音楽を光とともに楽しむことができるデバイスとなり得えますね。
もしかするとベッド/枕と音楽配信サービスが融合したアイテム、サービスなどが登場する“カモ”知れませんね。

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kamo4


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